デザイン

7月22日(水)


だいぶ前にこの本を読んで感動しました。

こだまを走らせた男たち

私が子どもの頃、まだ東海道新幹線が開業する前まで、東京~神戸を6時間半で結んでいた特急「こだま」「はと」「つばめ」…。

初代ブルートレインの「あさかぜ」とほぼ同期で昭和33年に登場し、東海道新幹線が開業する昭和39年10月のダイヤ改正まで「ビジネス特急」の愛称で活躍しました。

「汽車」から「電車特急」へ。近代の国鉄の特急列車の草分けともいえる花形車両で、その後の特急列車のベースとなりました。
私の模型ギャラリーの中でも外せない車両のひとつです。

私の模型ギャラリー

そこには、日本の最先端といえる技術が集結されました。
車両のデザインを手がけたのは星晃(ほし あきら)さん(2012年没)。国鉄デザインの神様のような方です。

航空機と同じように木型を作って風洞実験も行い、空気抵抗をいかに少なくするか?
「流線型」という言葉が当時の国鉄で合言葉になりました。


こだまデザイン こだまデザインa


重量配分、安全性、快適性…それらの条件をいかに満たして「形」にするか。
そこに生まれるのが「機能美」であり、これこそまさに「デザイン」という仕事だと思います。


◆使えないデザイン

一方こちらは、パロディとしての「使えないもの」「機能しないデザイン」の数々。
こんなグッズを集めた展示もあり、見に行ったことがありました。


1 2_2015072215154152a.jpg 3png.jpg

ひとつぐらい「作品」として購入して、玄関などに飾ってもいいかもしれませんね。
遊び心をくすぐる、憎めない「形」たち、私もけっこう好きです。


では、こちらは…?

新国立競技場


ようやく白紙撤回されましたが、ザハ・ハディドに支払われる14億7000万円も含め、ここまでのデザイン・設計契約料などにつぎ込んだお金は、すでに59億円!そのほとんどは戻らないとか!

東京タワーを横に倒したよりも長い370mものキールアーチが2本。それだけの重量を支える構造は?
その真下には、都営大江戸線が走っています。

技術面や予算を無視した「斬新さ」?…こんなものが「デザイン」といえるんでしょうか…!?
ゴッホやセザンヌなどの名画が1点いくらぐらいか知りませんが、15億円も出してこの「絵」を買いたいと思いますか? 

<きょうのSo-netニュースより>

新国立競技場のこれまでの建設計画をめぐって、すでにデザインや設計などで、およそ59億円の支払いが確定し、そのほとんどが、戻らない見込みであることがわかった。JSC(日本スポーツ振興センター)が、民主党の会合に提出した資料によると、デザインを手がけたザハ・ハディド氏の事務所や、国内の設計業者などと結んだ契約金が、総額およそ59億円にのぼり、その大部分の支払いが、すでに完了しているか、確定していることがわかった。
このうち、ハディド氏側に対する支払いは、およそ14億7,000万円で、それとは別に、損害賠償が請求される可能性があるという。



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
このすぐ下の「カテゴリ」から興味のあるテーマごとにクリックして覗いてみてください。
一部パスワードをご存じのメンバーの方のみ閲覧できるページを含みます。

カテゴリ
カウント開始 2011.1.14~
リンク
最新記事
最新コメント
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
検索フォーム
QRコード
QR