コバケンとその仲間たちオーケストラ in 調布
5月31日(日)
「コバケンとその仲間たちオーケストラ in 調布」
*31日まで、この記事をトップにおかせていただきます。

★チケットはお早めに、チラシ右下に書かれている事務局=電03(6804)7981、または調布グリーンホールに直接お問い合わせください。
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2005年3月、白馬で開催されていたスペシャルオリンピックスの閉会式で演奏しようと結成されてから今年でちょうど10年になります。
障がいのある人たちとも「ともに生きる」をテーマとして活動し、2010年のNHK「こころコンサート」からは、ハンディのある演奏家もメンバーに加わり、東日本大震災以降は東北各地を訪れて演奏活動をしてきました。
このオーケストラは日常的に集まって練習しているわけではありません。演奏会のときだけ全国・世界から演奏家が集まります。地方での公演が多く、東京での公演は久しぶりです。
この活動を追ったドキュメント映画「天心の譜(しらべ)」もあわせてよろしくお願いします。

障がいのある撮影クルーたちがスペシャルオリンピックスのアスリートたちを追いかけた映画「ビリーブ」の小栗監督が、われわれオーケストラについても2006年の熊本公演から追い続けてきたドキュメント映画です。細川元首相の奥様、細川佳代子さんがナレーションを入れてくださっています。
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<フェイスブックに残した私のコメントより>
私はまだお会いしたことがありませんが、記事を読んで「やはり!」と思ったことがあります。
重い病いと闘いながら練習を重ねているから「すごい!」というだけの感想じゃありません。
幼少のころからヴァイオリンを習い始めけれど決して練習は好きではなかったそうですね。でもある時、フィリピンで貧困に苦しむ人たちへの支援活動を知って、「チャリティで演奏したい」という思いを抱き、それから一生懸命ヴァイオリンと向き合うようになった…というところです。
幼いころから楽器をやってきて、人より上手に弾けるかどうか、ということよりも、「なんのために音楽をやるのか」という動機・モチベーションがあってこそ、困難を乗り越えて人に感動を与える力になる、ということです!
「障がい者」と「健常者」という表現がこの記事でも用いられていますが、世の中にこういう活動を知っていただく上では必要かもしれませんが、そのような区別よりも「どんな思いで演奏に参加しているか」の方が重要だと思います。
この10年間、繰り返し演奏されてきた曲目も多く、ある曲は全員「暗譜で」という課題が出ています。光のない世界にいて指揮を見ることもできないメンバーも参加しているのだから、オケメンバーも…という趣旨です。譜面を見ないことで見えてくる世界、より敏感に感じ合える世界があるのです。
前回は「フィンランディア」でしたが、今回は終曲チャイコフスキーの「荘厳序曲1812年」を全員暗譜で臨みます!
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私も、このオーケストラとの出逢いから、「音楽の力」「なんのために演奏するのか?」「せめて自分にできることを」…そんなテーマをいただき、50代半ばにしてあらためて音楽療法を学ぼうと思うきっかけとなりました。
僭越ながら私のブログに、コバケン先生との出逢いとなった長崎・熊本でのコンサート(2005年・2006年)についてつづった記事があります。
→ コバケン先生との出逢い
初心忘るべからず! これからもよろしくお願いいたします。