「この道しかない」は幸せから遠ざかる道

12月22日(月)



きょうは一年のうちで一番昼間の時間が短い「冬至」。とくに今年は旧暦の11月1日と重なる「朔旦冬至」という19年に一度の特別の年なんですね。

勤め帰りに通っている学校も、今週で年内の授業が終わります。

きょうは、私の尊敬している先生の「コード・即興」の最後の授業でした。前半の1時間は今年の総括、後半は受講生たちの実技発表という構成でした。

前半の1時間、今の日本に対する先生の想いをお聞きしていて、私の想いとも見事に重なってしまいました。

総選挙が終わって1週間。これが今の日本の姿なんだと半ばあきらめ、堂々巡りから頭を切り替えようと、季節を感じたり音楽に意識を向けようとしてきましたが、やはり本質から目をそむけていられない想いがふつふつと…

そもそも何のために「音楽の力」を信じてきたんだろう…?
自ら命を絶つ人が一人でも減るように、皆が楽しく笑えて健康に暮らせるように…
この世の中に一粒でも幸せの種を蒔けるように…

でも、日本の社会全体が進もうとしている方向はことごとくそこから遠ざかっているような気がしてなりません。

私もこれまでさんざんブログでもFBでも発してきたことと、今日の先生の想いとがあまりにもリンクしてしまい、3日3晩夜を徹して語り合っても語りつくせない想いがこみあげてきます。

音楽をやる人間は、ただ単に美しい音、自分が上手になる小手先のことだけに目を向けるのではなく、今のような世の中で、自分は何のために音楽を磨くのか?

自分のテーマに向き合うことと、社会に目を向けることは、ともに「本質」を考えることに通じる両輪なのではないか…と。



12の音の中には、必ずしも明るい純粋な音ばかりではありません。もの悲しい響きもあれば、すこし汚れたまじりっけのある音や、そこでは落ち着かないで次の響きを引き出すような役割の音もあります。それらをどうバランスよく使いこなしていけるか?

決して純粋な理想論ばかりではなく、現実の汚れを知ることもまた大切なこと。そこから目を背けていては真実は見えてきません。

目先の利益追求、きわめて低次元での娯楽に走って、「自分には関係ない」と思ってしまえばこの世の中のことはすべて「他人(ひと)ごと」になっていきます。弱い立場の人のことを思いやる想像力も優しさもどんどん失われていくでしょう。

知識や情報も大切ですが、本当に大切なのは、そこから見える「真実とは何か?」を自分なりに考えていくこと。

これ以上具体的に書くと愚痴っぽくなるので、今日のところは行間から読み取っていただけたら幸いです。

個々のテーマに関しては、また日を改めてシラフの時に一つずつ出すことにしましょう。

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個人が幸せ、だけじゃダメですね

高木さんみたいな音楽家(たとえプロじゃなくても)が
日本にいる、と思うと、希望が持てます。ホントに!
行間から立ち上る、どころじゃなくて燃えあがってますね。
シラフだったら、もっと凄いことになるでしょう。

来年もダメノミクスが横行するのでしょうか...

Re: 個人が幸せ、だけじゃダメですね

サイコさん

行間を感じていただいてありがとうございます。

人に笑いを提供するには、まず自分が楽しく笑える人でなくてはいけません。人に感動を与えるにはまず自分が感動出来る人でなくてはいけません。でも、自分が感動しておしまいでは人に感動を伝えることはできませんね。人の幸せを考えるのにも、まず本人が幸せでなくてはいけません。幸せだと思えること=無限にむさぼる幸せではなく、満たされていると実感できる幸せです。

東大を出てるとか、記憶力が素晴らしいとか、TVゲームのような瞬発的な神経が発達してるかどうか…そういう頭の良し悪しの問題ではなく、ものごとの本質、人として大切なことを分かるかどうかが重要なんです。

「アベノミクス」は、経済(=カネ儲け)の大好きな日本の大衆から支持を得るための枕詞です。本命は、集団的自衛権であり、原発推進であり、消費増税であり、福祉など弱い立場の人たちの切り捨てであり…
国民の愚かさを見抜いて、したたかに、確かに頭のいい人たちだとは思います。が、人としての道を誤っています。

なぜ多くの有権者はそこを分からないのでしょうか?

もともと自民党を信じて支持してきた人、地元の優秀な候補者を推す人がいてもいい。
でも問題は、とくに支持政党もない、しがらみのない無党派層の多くが「他にいい政党が見当たらないから、とりあえず自民」になったり「民主にも裏切られたからやっぱり自民」になったりするんでしょう? いまの安倍政権の暴走を止めるにはどうしたらよいかを考えないのでしょうか?

かつての民主党がそうであったように、与党になった瞬間に、財界や閣僚の思うように操られ、どこが政権を取っても今の自民党と似たり寄ったりになる…それはもう以前から分かっていることですよね。
総選挙で意思表示できることには限界もありますが、その中でもせめてわれわれはどういう判断・選択をしなくてはいけないのか?

「どっちが優勢か」の勝ち馬レースじゃないんです、選挙は。
ほかに今政権を取れそうなところが見当たらないから、とりあえず自民…じゃないんです!

与党になったとたんに財界や官僚のしがらみができるのであるならなおさら、「どこに政権を取ってもらえるか」じゃなく、政権の座にはない野党にももっと頑張ってもらわなくては、という発想にならないでしょうか?

野党が野党であるが故にできることがあるはずです。
今回の総選挙で野党の力不足が露呈しましたが、「だからやっぱり自民しかない」んじゃなく、こういう時こそ野党にもっと真剣に力をつけてもらわないといけない。

そしてそうした野党を育て民主主義を取り戻す原動力は「民意」です。
なんだかんだ今の政権の強引な決め方には納得していないのに、「しょうがない」とあきらめ、すぐに忘れ、自分の半径数メートルの話題に終始し、くだらない娯楽にだけ目を向け、政治の話はスルーするような愚民ではいけないのです!

小中学校の頃にたち返って、もし一部の人間が誤った道にみんなを巻き込んで進もうとしていたら、気づいている人たちはどういう行動に出たらいいのか…あらためて民主主義とは何かを考えてほしいですね。

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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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