日本のすすむべき道

12月12日(金)

東日本大震災からきのうで3年と9か月がたちました。

10846373_751825091573525_7186845432351066521_n.jpg ★クリックすると大きな画面になります


いまだに復興の手を待ちわびている人たちが大勢いらっしゃいます。
福島の原発事故から、いまだに自宅に戻れず遠く離れて避難生活をしている方たちが大勢いらっしゃいます。津波で跡形もなくなった街がどれほど元の姿を取り戻したでしょう?

この3年の間に、政権は民主から自民へと変わりました。

その間、国会ではいったいどれほど被災地の復興支援策に関する審議がなされ(=被災地のことを考え)、日本の政治はどれだけのことをやってくれたでしょうか?

政治ってなんでしょうか?



世の中のある層が勝手に決めたステイタスに当てはめて成功した・しないで「勝ち組」「負け組」を決め、みなが勝ち組になろうと必死になり、他人を蹴落とし、勝てばやりたい放題、自分のことしか考えず、弱者は切り捨てる。トランプゲームの大貧民(大富豪)みたいに、弱い者はペナルティを与えられてますます格差が拡がる。今の日本の姿ではないでしょうか?

戦後アメリカから入ってきた自由主義・資本主義を受け入れ、経済成長の道をまっしぐらに進んできた日本。アメリカのゴールドラッシュのような一攫千金、秀吉の出世劇のようなサクセスストーリーを描いて、夢に向かって頑張るのは悪いことではありません。誰でも成功者にのし上がれるチャンスはあります。
しかしこればかりを追求すると、下手すると「自分さえよければいい」「成功(カネ)がすべて」「カネを出してるんだから偉いんだ」「何をやってもいいだろう」…という成金主義的な歪んだ金拝主義がすすみ、人への思いやりをなくし、競争が激化し、ストレスの貯まる社会になっていきます。

経済(=金儲けがすべて)、勝てないのはお前が悪い、弱い者は切り捨てる…これは資本主義の歪んだ姿です。まさに今の日本の政治もそんな流れはないでしょうか?



そうした歪んだ社会をさらに助長し、自分のメンツや金儲けのためならなんでもありで、「人の命よりも地球よりも企業の利益は重い」とする方向へ暴走を続けるのでしょうか?

それとも、「人」の心をとりもどし、弱い立場の人へ思いやりの目を向け、共に生きていける社会を取り戻す方向へと切り替えるのでしょうか…?

先月終わりに北陸を中心とする日本海側で最大震度6の地震がありましたが、白馬村では地割れや家屋の倒壊もありましたが、住民同士の自助的なしくみが功を奏して死者が一人も出ませんでした。ひとつのヒントとして、こんな記事を書いています。
→ 
白馬に学ぼう ~自助・共助・公助~

また前後して沖縄では、日米関係や日本政府とのしがらみを断ち切って、新しい道を切り開こうという方向へ民意がはっきりと示されました。

ノーベル平和賞を受賞した17歳の少女マララさんも「誰かが言ってくれるのを待っているだけではだめ」とおっしゃっています。人として当たり前の権利を守るために、自らの命をかけて。

いまは少数派でも、正しいと思うところに一票を投じ、数の原理で間違った道を進もうとする勢力に対して「NO」と言える勇気を持ちましょう。

14日の投票で、どんな政党に一票を投じるか、民意にかかっていると思います。



<追記>

安倍政権の暴走は止めなければいけない!
「でも、じゃあどの野党に一票を入れたらいいんだろう…?
民主党にも前に裏切られたしな~、公明?、維新?、生活…?」
そういう方のために、あくまで私なりの意見を「追記」に書きました。

ご興味のある方は、この下(表示によっては「続きを読む」をクリック)をご覧ください。
   ↓

<個人的な参考>

ここに書くことは、決して押し付けではありません。
私個人の見解ですから偏りもあります。あくまでご参考までに…


◆民主党
いまの野党の中でもっとも力があるのは民主でしょう。でも、前の民主党政権に失意して、今はなんだかんだ自民が優勢かな、という見方をされる方も多いのではないでしょうか?

たしかに民主党も、鳩山政権で沖縄の問題をあまりにも無責任に投げ出しました。八ッ場ダムの問題も具体的に調査もしないままマニュフェストに書いたのは愚かでした。国民の期待を受けての政権交代だっただけに、数々の失策に「裏切られた」感は拭えません。

でも、ちょっと考えてみてください。2010年3月に東日本大震災が起きました。突然のこと未曾有うのことで何も対応策がなく慌てました。でも、あの時もし自民党政権だったらどうだったでしょう?すべてうまくいってたでしょうか?
原発政策を戦後ずっと推し進めてきたのは自民党政権です。

自民党は、あの震災後に、政権を取り戻すべく必至で民主をたたきました。でもその間も、福島から避難して生活している人や、東北各地で寒空の下で復興支援を待っていた人がいたのです。国会での政権争い、そして政権を取り戻してからのこの2年間、自民党はどれだけ福島のことや東北のことを審議し、動いてくれたでしょう?

民主党政権で最後の総裁となった野田総理は、いまの安倍政権に比べたら国民寄りの視点で動こうとしていたようには思いませんか?
いまの民主党に政権交代できるだけの力があるかどうか、いま再び民主党に政権を取ってもらいたいとは私も正直思いません。今は政権を取りたくて自民の批判をしていますが、体質としては自民も民主もあまり変わらないかもしれません。

でも、いま自民(=安倍政権)の暴走を止めるための現実論として、票を分散させるとしたら、最大野党の民主に一票という考えもあるかとは思います(各選挙区での候補者をよく見る必要はありますが)。


◆生活の党
小沢氏が代表から退いて今は森代表(女性)です。国民の視点、弱いものの視点を強調しています。
小沢氏はもとはといえば自民党の人。政治の表舞台というより裏街道を知り尽くした人物で、いまだに力は持っているようです。
ただ、大震災・福島原発事故が起きてそうそうに自分だけ放射能から「避難」して、奥様に愛想をつかされたんですね。さらに「政治とカネ」問題の代表取締役のような人物で、事務所の土地をめぐる問題も「グレー」のままです。あまり私は信用したいとは思いません。

◆維新の党
東京の石原前都知事、大阪の橋下知事、個性的な人物ですね。今回の選挙公示に際して、国会議員の定数を3割削減、国会議員の給与を30%カット、を打ち出してきました。
定数を半分、議員報酬は労働者(公務員)の平均賃金(国会が開催されている日数で日割り計算)という私の持論にはまだまだ遠いですが、国会議員の定数と報酬を減らす方向を具体的に出してきたという点は記憶にとどめておきたいと思います。

◆公明党
選挙というとどこからともなく現れる「お友達」。みなさんも経験がおありでは?
でも、創価学会は創価学会、政党は政党です。選挙はお友達の応援ではありません。しっかり政策論をみましょう。

公明党はいつも与党と一心同体です。
集団的自衛権(人の命に係わること)ですら安倍政権に同意して「賛成」に回りました。「より厳しい基準を守るように提案した」「われわれが頑張ったです」とおっしゃいます。でも本当に人の命を大切にする政党なら、なぜ自民党と決裂してでも反対を貫かなかったのでしょうか?

消費税の軽減税率だって、公約のふたを開けてみれば食料品や生活必需品は8%に抑えるって、けっきょく今のままじゃないですか!食料品や生活必需品、一回の外食代でひとり1000円以下は非課税にする、せめて3%とか5%にする、ぐらいでなければ軽減税率とは言えないでしょう!
「朝食の食卓にのるものは非課税にする」っていう案はどこに飛んだんでしょうか?
韓国の事例も視察して、案としては面白いと思ったんですが。
けっきょく与党にくっついて、末節部分で提案し「われわれが食い止めた」「頑張った」と恩着せがましく言うのはやめていただきたい。

これは政党支持・不支持を訴えるものでもイデオロギーの押し付けでもなく、あくまで政策論としてです。そしてもう一つ、民主主義における「数の原理」について言うならば、いまの状態で公明党に投じる一票は、結果として与党に入れたのと同じことになります。


◆共産党
ずばり書いてしまいますが、いまの安倍政権の暴走を止めるのに、もっともブレていないブレーキとなるのは共産党だと私は思っています。
ほかの野党はこれまでの経緯を見ても分かるように、数年のうちに解体・合体・分裂する可能性もなきにしもあらずですが、共産党だけはまずないでしょう。

「共産党」と聞いて思わず「引いてしまう」という方も多いです。それはどこから来るんでしょうね?中国の共産党でしょうか?
それとも「赤だ、危険だ」などと言われるからでしょうか?

戦前・戦中において、人の命を大切に戦争反対を訴える共産党の考え方は、当時の軍事政権にとって国民に広まると「危険」で「都合が悪い」思想だったのです。だから「赤」で「危険」とされ、憲兵が取り締まったのです。それをいまだに「共産=赤・危険」と言う人がいるんですね。


今の日本の世の中を見てみると…

誰が決めたとも知らないステイタスを基準に「成功した・しない」で「勝ち組」「負け組」が決まります。みな「勝ち組」になろうと必死で、他人を蹴落とし、勝てばやりたい放題、自分のことしか考えず、弱者は切り捨てる。
弱者にはさらなるペナルティが課せられ、富める者はさらに与えられ、あたかもトランプゲームの大貧民(大富豪)のようにますます格差が拡がっていく。これは資本主義の歪んだ姿であり、まさに今の日本の姿ではないでしょうか?
アベノミクスはまさにこれを加速させてきたとも言えます。

戦後アメリカから入ってきた自由主義・資本主義を受け入れ、経済成長の道をまっしぐらに進んできた日本。アメリカのゴールドラッシュのような一攫千金、秀吉の出世劇のようなサクセスストーリーを描いて、夢に向かって頑張るのは悪いことではありません。誰でも成功者にのし上がれるチャンスはあるのですから。
しかしあまりにもこれを熱く追及していくと、競争が激化し、下手をすると「自分さえよければいい」「成功(カネ)がすべて」「カネを出してるんだから偉いんだ」「何をやってもいいだろう」という成金主義的な歪んだ金拝主義へ、人への思いやりをなくし、ストレスの貯まる社会になっていきます。

一方、「まちづくり」や「ボランティア」の精神をつきつめていくと、弱いものを助け、お互いに協力し合って、ともに生きる…という発想になります。
私はべつに共産党員でもなければ熱烈な支持者でもありません。ただ、「人」として当然のことをきちんと主張してきたのは日本共産党なのです。

自衛隊の海外派兵、憲法9条の改正には当初から反対を唱え、原発再稼働にも一貫して反対を唱えてきました。また消費税増税や派遣法の改悪など、働く者・弱い立場を切り捨てることには一貫して反対を唱えてきました。会社の役員側ではなく労働組合の味方です。3年前の年末にできた「年越し派遣村」をご記憶の方もいらっしゃるでしょう。
また国会での審議・決議もボイコット(欠席)することなくちゃんと出席して反対票を投じてきた、もっともブレていない野党といえるでしょう。

ただ、いつも政権与党の出してくることに「反対」を唱えるだけでは政策論にはなりませんね。また与党に対抗する上で時には野党としてまとまった方が力になる場面もありますが、日本共産党だけは唯我独尊、ぜったいに交じりませんね。
「人」としてはとても正しいけど、「政治力」として弱い…それが今の日本共産党の弱いところでしょう。
でも、今のような時こそ、自民の暴走を止める上で、反対勢力に一票を投じるならば、共産党に一票という考え方はありだと思います。ある程度議席を伸ばすことで、国会での質疑時間も長く与えられます。民主主義を取り戻すことにつながります。力をつけて政策論も大いに議論していただきたい。

沖縄の選挙結果もあります。その時も私はちらっと書いたんですが、今回、共産党がどれぐらい票を伸ばすかが、民意を知るひとつの目安になるんじゃないかとさえ思っています。


コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
このすぐ下の「カテゴリ」から興味のあるテーマごとにクリックして覗いてみてください。
一部パスワードをご存じのメンバーの方のみ閲覧できるページを含みます。

カテゴリ
カウント開始 2011.1.14~
リンク
最新記事
最新コメント
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
検索フォーム
QRコード
QR