5月にイスラエルと共同声明が…!

7月29日(火)

この事実、メディアではほとんど報道されていません。
私もつい昨日この情報をサイトで知り、怒りに震える手でこの記事をシェアしました。

今年の5月12日(=まだ集団的自衛権が閣議決定されるよりも2か月も前)に、安倍首相がイスラエルのネタニアフ首相と会談し、日本とイスラエルが準同盟国となることを共同声明で発表していたのです。

握手を交わすネタニヤフ首相(左)と安倍首相(右)---〔PHOTO〕
イスラエルと準同盟国へ

もしかすると、5月12日に安倍首相とネタニアフ首相との会談があったことは報じられたような気もしますが、少なくとも「集団的自衛権」の閣議決定~イスラエルのガザ地区砲撃を開始して今日に至るまでの間、この会談と共同声明の中身については一切報じられていません。
以下、佐藤優直伝「インテリジェンスの教室」より引用します。

◆日本の防衛政策に無視できない影響を与える「日本・イスラエル共同声明」

【はじめに】

マスメディアではほとんど報道されませんでしたが、5月12日の「日本・イスラエル共同声明」は、日本の防衛政策に無視できない影響を与えます。特にサイバー兵器、UAV(無人航空機)に関して、イスラエルは高度の技術を持っていることから、この分野での日本とイスラエルの協力が急速に進展すると私は見ています。

ウクライナ情勢は悪化の一途をたどっています。今後も詳細な情報収集と的確な分析に努めます。(以下略)

【事実関係】

5月12日、東京で安倍晋三首相とイスラエルのビンヤミン・ネタニヤフ首相が「共同声明」に署名した。

【コメント】
1.
ネタニヤフ首相の訪日は6年振りで、今回は5月11日から14日まで滞在した。安倍首相とは、12日に会談を行った。今回、両首相が署名した「共同声明」は、日本とイスラエルの関係を飛躍的に発展させる画期的な内容を含んでいる。

2.―(1)
「共同声明」では、<双方は 、日本の国家安全保障局とイスラエルの国家安全保障会議間の意見交換の開始を歓迎し、イスラエルで次回会合を実施することを確認した。>と述べている。

日本政府の諸機関とイスラエルのモサド(諜報特務庁)、アマン(軍事情報部)との間には長年の交流があるが、今回の「共同声明」により、インテリジェンス面での協力が一層強化されることになる。

2.―(2)
「共同声明」では、<双方は、サイバーセキュリティに関する協力の必要性を確認し、両国の関係機関間で対話を行うことへの期待を表明した。>と述べている。

サイバー技術に関して、イスラエルは防御と攻撃の両面において、世界最先端の能力を有している。今後、日本の政府機関にイスラエルのサイバー技術を導入する可能性が生まれた。

2.―(3)
「共同声明」では、<双方は、両国の防衛協力の重要性を確認し、閣僚級を含む両国の防衛当局間の交流拡大で一致した。双方は、自衛隊幹部のイスラエル訪問で一致した。>と述べている。

具体的には、サイバー兵器、UAVなどで進んでいるイスラエルのノウハウを日本が導入する可能性がある。

3.
東アジア情勢について、「共同声明」では、<双方は、厳しさを増す東アジアの安全保障環境について意見交換を行い、アジア・太平洋地域の平和と安定を維持する重要性を確認した。特に双方は、核開発、ミサイル開発、拉致問題を含む北朝鮮をめぐる諸懸案の早期解決への強い希望を表明した。>と述べている。・・・・・・(以下略)

佐藤優直伝「インテリジェンスの教室」vol036(2014年5月15日配信)より http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39267



もしここ半年ほどの安倍政権のやってきたことを全く知らないでこの記事だけを見れば、「国際的に色んな国と仲良くして協力関係を築くのはけっこうじゃないですか」かもしれません。

でも、この4月に安倍首相は日本からの武器輸出を解禁し、7月頭には集団的自衛権を閣議決定で強引に通しています。このイスラエルのネタニアフ首相との共同声明は、ちょうとその間の5月に行われているのです。
集団的自衛権でさかんに「我が国と密接な関係のある国」と言っていた中に、当然ながらイスラエルも含まれると考えてよいでしょう。

そして、ガザ地区に対する空爆(ネタニアフ首相は「戦争」でも「攻撃」でもなく、「作戦」と呼んでいる)によって、連日幼い子供を含む多くの命が奪われている事実。
これら点と点を結びつけてみると、いまガザ地区で起こっている悲劇は日本から遠く離れた場所でおきている出来事で、「日本(私たち)には関係ない」などと言っていられるでしょうか?

日本から直接イスラエルに砲弾などの武器が輸出されていなくても、いまのところまだ自衛隊をイスラエルに派兵していなくても、間接的にはアメリカを経由して日本もガザ地区砲撃に大いに加担していると見ることができます。

大量破壊兵器を自国だけで生産して連日発射することはまず不可能です。その背景にはアメリカの力があることは容易に想像できるでしょう。
アメリカは昔から、世界のあちこちで起こる紛争に首を突っ込み、戦争に加担することによって、その莫大な軍事産業によって国の経済を支えてきました。

そして、繰り広げられる殺し合いは、なんの「解決」にもならず、民族間の憎しみの連鎖を残し、新たなテロや紛争を生み出してきたとも言えるでしょう。


そのアメリカ経済もまたひっ迫しています。そこで大量の国債を発行して日本に買わせる。つまり日本経済もガザ地区への砲撃に加担していることになるのです。

この安倍首相とネタニアフ首相が笑顔で握手している画像が、私の頭の中ではガザ地区の惨状とコラボになって、怒りの震えが止まりません。

この怒りは、「国民の安全を守るため」と何度も繰り返して集団的自衛権を強引に通し、国民から取る税金は増やし、医療や福祉はむしろ切り捨て、大企業を優遇して数字上の景気をあおり、アメリカをはじめ海外にはいい顔を向けて二枚舌を使う…そんな安倍政権に対する怒りでももちろんあるのですが、もはやそのスケールを超えています。

愚かな過ちを繰り返す人類への怒り…?
いえ、人類全体に対する怒りではありません。砲撃によって失われている幼い命に罪はありません。紛争地域でも人間らしく頑張って生きている人もいますし、日本にだって人間愛に満ちた活動をしている人は大勢います。

また私は個人的に(国民として)イスラエルと仲良くしてはいけない、なんて思っていません。わが家の隣人にもイスラエル人の奥様がいて、とても優しくていい方で、うちとも10年来家族ぐるみのお付き合いをしています。イスラエル=許せない国では決してないのです。

歴史の過ちを繰り返す愚かな指導者たちへの怒りであり、さらに言えば彼らの目を狂わせている「経済(=金儲け)の原理」に対してです。
経済(=金儲け)こそが平和の敵、人類の敵であると、あらためて確信するのです。


空から見てる

もう七夕も過ぎてしまいましたが、空から私たちの住む地球を見たらどんな風に見えるのか、ふとそんなことを思いながら夜空を眺めたこと、最近ありますか?
たとえばこんな風に…

宇宙から見たガザ空爆

これ、どこだと思いますか?
地表から320キロの上空の軌道を回る国際宇宙ステーションから見たガザ地区の空爆です。
現地時間7月23日に、宇宙飛行士のアレクサンダー・ゲルスト氏が「これまでに自分が撮った中で最も悲しい写真」としてTwitterに投稿したものです。ゲルスト氏は、欧州宇宙機関(ESA)に所属する38歳のドイツ人です。

私たちにせめてできることを考えてみましょう!

https://secure.avaaz.org/jp/israel_palestine_this_is_how_it_ends_loc/?sTSSBhb

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→ 「イスラエルより愛をこめて」




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例えばコンビニエンスストアのローソンを利用すると、グループ企業が武器の部品を製造販売していること、日本の原発プラントの工事の殆どを請け負っていたことを、緩やかに支持することになります。ショッピングモールなどでエスカレーターを使えば、足下に日立のエンブレムを見つけるかもしれません。エスカレーターを利用してここで買い物をすれば、やはり日立の武器の製造販売を緩やかに支持することになります。知らなければ気をつけようがありませんが、国内の名だたる企業が何を生業としているかを知らないというのは、イノセントと片付ける訳にはいきません。
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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