コードで見る ♪ ラフマニノフ ピアノ協奏曲2番

6月21日(土)

昨年のショパンに続いて、ラフマニノフピアノ協奏曲2番です。
盲目のピアニスト辻井伸行さんが弾かれたり、フィギュアスケートでもよく用いられたりしてすっかり有名になりましたね。

第1楽章、静かなピアノの連打からはじまり、オーケストラとともに激しく展開していってひと区切りついたところで現れる美しいテーマがこちら。


★1楽章1(1フレーズ) 


お断りしておきますが、ラフマニノフはとくに音符の数が多く、とてもじゃないけど私は全曲なんて弾けません!
せめて有名なゆったりしたテーマの部分だけでも…と思っても、とにかく音の数が多くて音域も広いんです。指使いまで完璧に覚えてないとさっとは弾けません。

でも、ひとつひとつの音をじっくり見てみると、小節の途中で見事な色変わりを演じてくれていたり、分散和音の中にさりげなく入っているある音が、全体の響きを進行させていく上で欠かせない音だったりします。憎いですね~

そんな曲をちょっと「さわり」程度にでも弾いて響きを味わうには、やはりコード進行でとらえてみるのが有効でしょう。
先ほどの美しいテーマ、何回か繰り返されますが、途中から微妙に変化していきますので、もう少し先まで見てみると…

<第1楽章より>

★1楽章1(違い) ★1楽章2 ★1楽章3
★クリックすると大きな画像になります


そしてもうひとつ…

<第3楽章より>


第3楽章が軽快にはじまり、ひとしきり展開していったあと、美しいテーマが現れます。
このテーマははじめオーケストラに現れ、ソロピアノに引き継がれます。楽譜はソロピアノに引き継がれたところから…


★3楽章1 ★3楽章2(修正)  ★少々修正しました。

はじめは通奏低音のようにB♭音が続く上に、コードとしてのB♭→A♭dim→B♭、A♭dim→G♭dim→B♭と響きが重なるあたり、ラフマニノフらしいところですね。
その後にも、さかんにdimやsus4が用いられ、鳥肌のたつような美しい色変わりを見せてくれます。

このあとオーケストラにはシンバルが入ってくるんですが、静かに静かに均等に鳴らすのはかなり大変なところ。

そして再び激しく展開したあと、もう一度同じテーマが出てきますが、今度は高さが違ってます。
前半部分(同じページ内に入りきるまで)を示します。

★3楽章3

なおこのテーマは、最後はハ長調となって壮大な終結へと向かいます。
このコード進行をハ長調(C)にずらしても弾けますか?
 
最後の18小節に指定されてい「risoluto」、じつは私が携帯のアドレスの一部にも使っている言葉で、意味は「ゆるぎなく」。

オーケストラやピアノのクラシックの名曲をこうしてコードで見ていく楽しさ、ちょっと癖になりそうです。
また時間を見つけてやっていこうと思います。

 

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OH、これは!

大好きな曲ですがピアノは弾けません。
でも3楽章の楽譜(最初の2枚)をプリントアウトしてギターで弾いてみました。
赤で書かれたコードをおさえメロディをなぞっみただけですが、OH、まさしくラフマニノフですね!
ありがとうございます!

Re: OH、これは!

HISAOさん

ありがとうございます。そうですか、ギターでもできるんですね!
クラシックの名曲をこんな風にコードで見てみる…また時間を見つけてやってみますね。
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

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