ドイツを見習え!

5月19日(月)

きょうも21時まで授業を受けて帰り、遅い食事をとりながら報道ステーションをずっと観ていました。

0519報道ステーション

公明党が自民党との政権合意にはもともとなかった「集団的自衛権」に関して、安倍政権とは一線を引いてる印象を受けますね。それを自民党の石破氏は「公明党は主体性がなくなった」なんてコメントしてますが、真逆でしょ!?

0519報道ステーション2

古舘さんはいまヨーロッパなんですね。
ドイツの首都ベルリンの街の至る所に刻まれている大戦への反省・謝罪の数々を紹介していました。
街の石畳の中に埋め込まれた真鍮板に刻まれたユダヤ人ひとりひとりの名前。森の駅に残る今は列車が通ることのない「17番線」ホーム。かつてこのホームから大量のユダヤ人がアウシュビッツへと送られて行ったのですね。そして反ナチスとみなされた書物をことごとく焼き払われた図書館に残る「書物のない書棚」…etc.

70年前の大戦中に、実際に「その場所」で起きた出来事、国家の過ちをきちんと形に遺して語り継ぐ姿勢。これこそが平和への誓いでしょう。

はたして第二次世界大戦で同じ同盟国だった日本はどうでしょうか?
日本の軍人だけを神様として祀ってある靖国神社を堂々と参拝し、過去の戦争におけるわが国の過ちに関する記述を教科書から削除させたり、ひどい人は過去の過ちがなかったのようなことを口にしたり、アジア諸国を逆なでするような失言をするような政治家が仕切る国って、いったい何なんでしょう?

安倍首相も、アメリカへのお付き合いで自衛隊をどんどん海外に派遣することを大前提に「集団的自衛権」の公使の必要性を訴える前に、「積極的平和主義」っていったい何なのか、口先だけのマジックではなく、きちんと国民にも分かるように説明する必要があると思います。


<追記>

先ほど書いた「首相の靖国神社の参拝」に関して。
街ゆく若者だけでなく、日本の政治の担い手たちも、靖国神社とはそもそもどういう場所なのかをしっかり分かっていない方が多いことに驚きます。

「国のために犠牲になった英霊を祀ってある」という言い方がそもそも問題。
あそこに祀られているのは日本の軍人たちです。軍人たちもたしかに「戦争の犠牲者」と言えますが、空襲や原爆で犠牲となった非戦闘員(一般国民)、また朝鮮半島(当時は南北に分断されていない)から強制的に日本に連れてこられて日本の戦争の犠牲になられた方たちも大勢いらっしゃいます。そういう方たちの魂は靖国神社には祀られていないのです。

軍事的な資料とともに、お国のために立派に戦って散って行った軍人たちだけを英霊(=神様)として祀っている場所で、戦争を賛美しないまでも、「あの戦争は仕方なかったんだ」と正当化しているとも他国には受け取られる場所です。
家族が軍人として祀られている人が個人として参拝したり、一般市民が桜を見に訪れるのは問題ありませんが、一国の首相が「公式」か「私的」かにかかわらず、またいくら「不戦の誓いを立てた」とおっしゃってみたところで、もともと平和を誓うための場所を参拝することが問題となるのです。そのあたりを分かっていない閣僚が多いのです。

千鳥ヶ淵にある無名戦没者の慰霊碑や、広島にも韓国から日本に連れて来られて被爆した人たちの慰霊碑、沖縄戦で犠牲になった方たち…あちこちに一般人の犠牲者の慰霊碑があります。そういう場所を首相が訪れて花を手向けて手を合わせ、「二度と過ちは繰り返しません」と言うのが本来の平和への誓い・不戦の誓いであって、それならばアジア諸国も反発するはずがないのです。

その辺りについては、昨年・一昨年の終戦記念日の前後にも「★アジアの中の日本の過去」というカテゴリに私なりに綴った記事があります。こちらは昨年4月に閣僚らの靖国参拝を受けてつづった記事です。
→ 
「閣僚が靖国参拝 またしても日韓・日中に亀裂!」

その辺りの本質を見ずして、日本を批判する中国や韓国に対して感情論で反発するようでは、日本は本当に戦争を反省して平和国家をめざす国とは言えません。
 

<追記2>

あともう一点、靖国神社に関してある程度の認識をお持ちの方は、「A級戦犯もいっしょに祀られていることが問題だ」とおっしゃいます。たしかに問題の所在のひとつしては正しいと思います。
ただ、もう一歩踏み込んで言わせていただくなら「ではそのA級戦犯ってそもそも何?」という問いかけをしたいです。

戦後GHQによって、日本を戦争に導いた指導者としてとくに重い責任があるとされたA級戦犯のうち、処刑されたのは7名です。果たしてその人たちだけが本当に戦争をはじめた責任者だったんでしょうか…?

日清・日露戦争以降西洋諸国との関係において戦争への道を突き進み、帝国主義による植民地政策を推し進め、あまりにもアジアで大きな力を持ちすぎた日本に対して経済制裁を突きつけた大国アメリカに対して「戦え戦え」と煽った軍人たちはもちろん、国民全体がいけいけムードだったのではないでしょうか?

戦後の東京裁判では、裁く立場にあった連合国(アメリカ)側から、戦勝国が敗戦国の指導者を裁くことそのものへの動議が出されたという事実をご存知でしょうか?
しかしその動議は却下されて東京裁判は進められ、わずか7名の「戦犯」の処刑と言う形ですべて幕を引いたのです。日本人みずからが「あの戦争は何だったのか?」を問いかけることもないままに…
 「あの戦争は何だったのか?(1)A級戦犯とは」
→ 「あの戦争は何だったのか?(2)誰も責任を取らない」



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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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