対照的な2紙

2月21日(金)

昨年問題となった「はだしのゲン」の閲覧をめぐる問題。
都内の図書館で撤去の請願…けさ(2月21日)の東京新聞一面トップ記事です。

0221東京

「表現の自由、閲覧する自由、その中からそれぞれ感じ取る主体性を育てることの大切さ…どう思いますか?」というとっても重要なテーマ。憲法でも定められている基本的人権に直結し、次世代を育む教育理念、平和観にもかかわる重大なテーマだと私は思います。
皆さんはどう思いますか?


一方、私のあまり好きじゃない(←かなり控えめな言い方です)日経新聞の一面トップは…

0221日経


業績が伸びてる(来期は「上向く」と答えた企業が6割)?、消費税が上がっても影響は一時的なもの?、景気はよくなる方向にある??

はぁ、そうですか…


★注)

秘密保護法案が強行採決で決まった翌朝も、各紙がそのことをトップに掲げた中で日経だけはまったく別の記事をトップに掲げていましたね。

しかし私はここで「日経は特殊だ、けしからん」などと申し上げる気は毛頭ありません。
むしろ各放送局も各新聞社も、決して横一列同じである必要はなく、むしろそれぞれの主張、何を重視するか、という違いがあって当然だと思うのです。こういう差はむしろ歓迎すべきだと思います。
日経新聞は企業を中心とした「経済」の動きをもっとも重視している、ただそれだけのことです。

ただ、毎朝なかば習慣的に日経新聞だけを買って電車内で無表情に眺めていても、人として大切なこと・社会全体の動きをとらえたことには必ずしもならない、ということだけです。

そもそも「経済」って何なんでしょう?
→当ブログのカテゴリ「豊かさとは…?」内の過去の記事をご参照。

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まったくです!

去年から「はだしのゲン」の閲覧をできないように、と声を上げている人たちって、広島の原爆だけじゃなくその前から悲惨な場面がたくさん出てくるから、というのが理由のようですが、過去の事実から目を背けようということなんでしょうか?

従軍慰安婦のことなど、政府もきちんと向き合って名言しないのと同じように、現実から目を背けさせることが子供たちにいい教育になるとでも思っているのでしょうか?
都内の図書館では「アンネの日記」が破かれるという信じられない事件が起きているようですが、もしかすると何か関係あるんでしょうか…

久しぶりにお邪魔します。
新聞社もテレビ局もそれぞれに主張や特徴があっていい。はい、その通りだと思います。示しあわせたようにどこも同じである必要ありませんものね。
日経をはじめ「経済」という言葉そのものをあまり好まない第一楽章さまの価値観ごもっともです。すごくよく分かります。

一時期「日経よく読む」なんてコピーで知的な女性をモデルにしたCMがありましたが、真面目な社会人としてのステイタスなんでしょうか。
朝の通勤電車でエロ雑誌やエロ新聞を見てるよりはいいですが、私も正直あまり好きではなく、どうしてみながみな日経なんだろうと。
思うに、第一楽章様のようにご自身の世界や価値観をしっかりお持ちでなく、まあ記事量も多いし、会社の人たちに遅れを取らないようにという程度の感覚の方が多いのではないでしょうか。

Re:ありがとうございます

Gaoさん

はい、都内の何か所もの図書館で「アンネの日記」のページが引き裂かれているのが見つかったようですね。いったい誰が、なんの目的で?まさかナチスの生き残りが日本にいるのか?…などと思ってしまいます。

私が中学時代には「アンネの日記」のごく一部が国語の教科書にも出ていましたが、日記そのものはもっと長く、中には性的な描写も出てくるそうですね。
どういう部分をどう破かれていたのか詳しいことは分かりませんが、もし仮にそういう意味で破った者がいるとすれば、おっしゃる通り「はだしのゲン」の閲覧を制限しようという動きとも関連があるという見方もできますね。でも、少なくとも現状では図書館にある本を勝手に破るのは器物損壊罪です!許されることではありません。

さて、あまりにも生々しいものからは目を背けたくなる、というのも分からないでもありませんが、そこを覆い隠すことが子供たちへの教育にとって良いことなのかどうか…?
その時代には同じ年代の子供たちがそのような地獄のような光景を目の当たりにして体験した人がいるんですよね。もちろんそういう人たちはその後大きなトラウマに悩まされたかもしれません。同じトラウマを今の子供に与える必要はない、という見方もあるでしょう。
でも、直接体験でも生の写真でもなく、あくまで「記述」なんです。そこからどういう出来事があったのか、もし自分の目の前でそういうことがあったら…ということを想像し、恐れ、平和の大切さを考える、ということの方が重要ではないでしょうか?
私はそういう意味でも、表現そのものを隠すべきではない、という意見に賛成です。


さとみさん

お久しぶりです!お元気でしたか?
はい、「経済」という言葉への私の価値観をご存じなら、今回の記事もよくご理解いただけると思います。
決してけなすつもりはないんですよ。
ただ、先ほど帰宅して朝日新聞の朝刊1面を改めてみてみると…

憲法解釈の変更「閣議決定て」
~集団的自衛権 走る首相~
東日本大雪1週間
~孤立なお483世帯~
~農業被害255億円~
~受験 急きょ追試~

といった記事が目につきます。国民生活にとって重要なテーマはまだまだたくさんあるのです。そうした中で、なんでまた「業績が上向きと答えた企業が6割、景気はよくなっている」なんて記事がトップなんでしょう?
大企業優遇のアベモミクスの効果を称賛しているのでしょうか…?
世の中には賛否両論はあります。物事には必ず両面があります。私のような価値観に反発を覚える方もいらっしゃるでしょう。でも、私は私の価値観で、こうしたあまりにも「経済」という言葉ばかりが優先される考えはいかがなものか、という視点でこれからも書いていきますので、よろしく!
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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