都知事選の投票率に思う

2月11日(火)


きのうは出勤時に一度フェイスブックにアップしたきり何も書く気持ちになりませんでした。今回の都知事選について私が書くのも、おそらくこれが最後になるでしょう。

今回の都知事選では「原発推進(再稼働)」か「脱原発か」が最大争点となり、「東京都政と原発は直接関係ないから」という冷めた声も耳にしました。まずその点について。

地域の問題でも学校の問題でも「私とどういう関係があるんですか?」とおっしゃる方がよくいます。どんなことでも自分たちに「関係ある」と思えば大いにあり、「関係ない」と思えばまったく関係ないんです。
ただ、史上最悪の事故を引き起こしてまもなく3年になるのに未だ収束していない福島原発は「東京電力」のものなんですね。東京はずっとあそこで発電していた電気を使ってきたんです。それでも「関係ない」のでしょうか?



選挙戦を振り返ると、原発にずっと反対を唱えていた宇都宮氏は共産党。それに対して後から出馬表明した細川陣営は政策論争を煮詰めるだけの時間があまりにも不足していました。

せめて宇都宮氏と細川氏が一本化していたらどうなっていたか?、政治の世界からずっと引退して陶芸に打ち込んでこられた細川氏ではなく、なんだかんだ人気のある小泉元首相みずからが立候補していたらどうなっていたか…?
そういう「~たら、~れば」の議論はやめましょう。少なくとも私が立候補した当事者でもないんですから、今後に向けてどうしたらよかったか「反省」することもできませんし。

ただ、東京に住む有権者で、仕事の都合や病気でどうしても投票に行けなかった人を除いて、「とくに魅力ある候補者がいなかったから」「結果は(事前のマスコミ報道などで)もう明らかに見えていたから」という理由で棄権した人たちへ。

あなたたちは民主主義のありがたさも基本的人権も何もわかってらっしゃらないですね!
そして電車の中で無表情にお決まりの経済新聞を眺め、常識人のつもりになっている方たちへ。あなたたちは何が楽しくて何のために生きているんですか?

自民党・安倍政権のかかげる、大企業や経済界にべったりの、数字だけで景気を良くして、庶民からは税金を巻き上げ、「ゾンビ予算」ともいわれるように補正予算で湯水のごとく財政をつかうアベノミクスを良しとするんですか?
民主党政権に期待したけど、裏切られたからやっぱり自民なんですか?
国民ひとりあたり(赤ちゃんも含めて総人口で単純に割って)800万円とも言われるほど国の借金は膨れ上がり…そうした自民党政権にべったりの東京でいいんですか?



「老いぼれがいくら結束しても何もできないことが明白になった」などと揶揄している若手の自民党議員がいるそうですね。“勝利宣言”のつもりですか?議員としての資質以前に「人」として最低の発言ですね!

高齢であっても任期を全うした立派な政治家も過去にたくさんいました。
また芸能人であっても音楽家であっても、つまり政治や行政のプロでは必ずしもなくても、国民(住民)の代表として議員あるいは行政の長に立候補することは基本的人権で認められています。

たとえ政治や行政のプロでなくても、トップに立つ上でもっとも大切なことは「人としての理念」だと私は思います。政治や行政の手続き的なことは、側近にその道のプロがいてしっかりフォローすればいいのです。問題は「人」としてどれほど立派な理念をもち、政策に「理想」を燃やせるかではないでしょうか?

今回「原発反対」を掲げ、人の命の大切さを訴えていた候補者たちは、少なくとも国民の命よりも企業の利益を優先させ、国民に対しては増税し、大企業・経済界に都合のいい景気対策を最優先してきた自民党・安倍政権の路線に対して「NO」という態度をはっきりと表明したのです。
「自民党政権にべったり追従ではない東京を築こう」ということを掲げていたのだと思います。

残念ながら民意がそこをちゃんと理解し、数字の上で結果を出すまでには至りませんでしたが、事前の街頭演説ではかなりの人たちがその思いを共有したはずです。
自民党政権の中にも、そうした「NO」の波を恐れた人たちも少なからずいらしたのではないでしょうか?
そうした反対の声は今回の都知事選ですべて消えた訳ではありません。そうした声もあることをきちんと受け止め、今後国会の場でも国民の視点に立った審議をしていただきたいものです。



投票率が50%に達しなかった選挙は無効、と言いたいところですが、今の制度では今回の都知事選挙結果は有効です。すでに決まった都知事に対して、私はもうこれ以上なにも申し上げることはありません。

せめて当選した以上は、おかしなスキャンダルや政治上の不正が暴かれてまたしても任期途中で辞任、再選挙にだけはしないでいただきたいです。
 
そして、上(国)ばかりを仰ぎ見ないで、少しは都民、弱い立場の庶民に目を向けた政策を打ち出して実行してくださることを心からお願い申し上げます。

以上!!!

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
このすぐ下の「カテゴリ」から興味のあるテーマごとにクリックして覗いてみてください。
一部パスワードをご存じのメンバーの方のみ閲覧できるページを含みます。

カテゴリ
カウント開始 2011.1.14~
リンク
最新記事
最新コメント
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
検索フォーム
QRコード
QR