ベートーヴェン交響曲7番

11月19日(火)

今日は20時半ごろ帰宅できたので、24日(日)の本番に向けてベートーヴェン交響曲7番の再チェック。

ベト7

おととい(日)のリハーサルで初めてティンパニを鳴らして参加し、今回やるテンポはおよそ把握できました。3・4楽章にたくさんある繰り返し箇所の有無を重点的にチェック!



ベートーヴェンって、古典的なソナタ形式をなんとか打ち破ろうと奮闘したんじゃないかな?、と思うことが多々あります。

古典的なソナタ形式は、全体が3楽章でできていて、楽章内も主題・展開・再現の「A・B・A」形式でできています。でもモーツァルトの後期の交響曲では、ゆったりした2楽章のあとにワルツの3楽章が入ってからフィナーレの最終楽章へ、全体が4楽章で書かれた曲が多くなっていきます。

ベートーヴェンの交響曲は、1番~5番「運命」まで、そしてこの7番~9番「第九」まで、すべて4楽章形式で書かれています。6番「田園」だけは5楽章まであります。速い3拍子の3楽章につづいて4楽章で「嵐」となり、嵐が去ってカッコウが鳴く最終楽章は5楽章。全体が詩集のような印象を受けます。



今回の7番は、「のだめ」でもすっかり有名になりましたね。過去には「不滅の恋」や「25年目の弦楽四重奏」といった映画でも用いられています。

1楽章は音階練習のような序奏部分からあけると、騎馬民族のリズムが終わりまでずっと続きます。頭どっしりの農耕民族の音楽にならないように!拍の頭を手の甲の側で上に向かって感じるようにするといいようです。

つづく2楽章は物悲しく重々しく、でもあまりもたれ過ぎないように。

3楽章は明るく速い3拍子のスケルッツォ。トリオと呼ばれる中間部を真ん中に挟んで「A・B・A」のサンドイッチ形式になるのが一般的ですが、ベートーヴェンは「A・B・A・B・A」とダブルサンドに、さらに最後にもう一回「B」のテーマが顔を出し「いつまでやるつもりだよ!?」と思わせておいて「チャンチャンチャンチャンチャン!」で終わる。「第九」の2楽章もそうですね。

そういう意味では、5番「運命」の3楽章はうまいことやってますね。A・B・Aでも完全に頭と同じAには戻らずに静まっていき、長いトンネルを抜けてそのまま4楽章フィナーレに突入します。そして4楽章が展開したところで再び3楽章のテーマを登場させる、という循環形式をとっています。面白いですね。
 
最終楽章の4楽章は軽快そのもの。同じような繰り返しが多いので、全体の構成をきちんととらえて、初めからあまり勃発しすぎないように!
 
3・4楽章は快適なテンポで楽しく、ティンパニもほとんど叩きっぱなしの「太鼓の達人」状態(笑)?
でも、こっちが乗っかってついていくんじゃなくて、各所・各楽器の動きをよく把握して「決め」なくてはいけません!
細かい繰り返しも多く、一瞬「あれ?いいんだっけ?」と思った瞬間に乱れが忍び寄ります。またベートーヴェンによくあるのが「頭」と「裏」の逆転現象。7番はそれほどのトリックはありませんが、4小節単位で来るかと思うと1小節あってドン、みたいなフェイントもあったりして油断大敵です!

さて、土曜日のGPまで「フィンランディア」「未完成」「ベト7」のイメトレに専念しましょう!

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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

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