自分探しの旅の途中に…

11月8日(金) <予約投稿>

ごく最近、facebookを通して大学時代の友人とコンタクトが取れた。実名を出して自分を表現して発信するメディアのお陰だ。

その友人も人生いろいろ、私も人生いろいろ…
学生時代とは明らかに変わった自分もいれば、本質は変わっていない自分もいる。漠然と思っていたことがますます確信を得て強くなった価値観もある。

私はfacebookをはじめて2年弱だが、いま600人以上つながらせていただいている「友達」で仕事関係は皆無であることに、この上ない幸せと感謝を覚えている。



またある別の友人が最近「仕事」について学生に問いかけられたことを記事にされていた。
お金(=生活費)をいただくため、自分の夢・自己を実現させるため、社会に参加するため…etc.いろんなとらえ方があると思う。

だが、最近の日本を見ていると、戦後アメリカから入ってきた自由主義・資本主義があまりにも定着し、自由な競争によって経済的に豊かになること、競争に勝って自分が「勝ち組」になることに走りすぎてきたのではないかと思う。

どこか企業に所属すること=「就職(仕事)」なんだろうか?
資格を取るのはいい、だがそれで社会に対して何をしたいのか?
世の中に必要とされているボランティア。ボランティア=無償が当たり前でいいのか?
世の中に必要なこと・自分にできることを提供している人が最低限の報酬を得られるようなしくみは作れないのか?

いまの日本、人の命よりも企業の利益が優先され、企業が伸びること=個人が豊かになることとは必ずしも結びつかない。つぎつぎに生み出される技術やモノに支配され、人の顔がなかなか見えない。自分のことにいっぱいいっぱいで隣人への感謝・思いやり・想像力が衰退し、ストレスのたまる社会へ。

「★豊かさとは…?」というカテゴリの中で私は折に触れて自分なりの価値観をつづってきた。 

私の人生にとってもうひとつ大切な柱が「音楽」である。

幼いころから音楽にはちょっとしたご縁もあり、大学時代からは学生オーケストラ・市民オーケストラに参加してアマチュアながら演奏活動を続けてきた。 しかし2人の子供ができて、毎週日曜日にアマチュアオーケストラに出かけていたら家庭が崩壊するんじゃないかと、いったん活動を休止。

1年ちょっとだったがそのブランクがあったお陰で、自分があらためて音楽が好きであることを自覚でき、ある素晴らしい指揮者からのお誘いにより、障がいを持った人たちとも「ともに生きる社会」を目指して不定期に活動するボランティアのオーケストラと出会うことができた。そして東日本大震災からは被災地を巡って演奏する機会も与えられた。

単に「好きだから演奏したい」だけじゃなく、「音楽の力」を信じて「せめて自分にできることを」…私の中で眠っていたことが目覚めてキイワードとなった。

被災地でのコンサート、ご招待した仮設住宅にお住まいの方たちからお菓子の差し入れをいただき、演奏後は満席の観客が全員立ち上がっての拍手。
ふつう「ブラボー」という声が飛んでくるところで、「ありがとう」という言葉が飛んできた。
ステージにいながらにして目頭が熱くなった。ボランティアは「してあげる」ことじゃなく、こちらがエネルギーをいただいて発信する循環なのだ。 


そんな経験から、私は「音楽の力」をあらためて実感し、「せめて自分にできることを」と思って始めたのが、音楽療法の勉強。

50代にして学生となり、音楽心理や小児医学など今まで未知の分野だった理論、そして「楽譜がないと弾けません」から脱却し知っている簡単な曲にもちょっとオシャレなコードを付けてどの高さでも即興で伴奏できるよう、ジャズピアノの世界へ。理論系と実技とを半々のバランスで履修し、勤め帰りに毎日学校へ通う日々。
今さらながらあらためて気づく音楽の面白さ・奥深さ。どんなに仕事で疲れていても学校へ行くとリフレッシュして元気になってしまう。



一方、これまで仕事を通じて得たこともももちろんある。大学を出て数年かかわった「まちづくり」の仕事では、社会に対する価値観、人として大切なことを学んだ。
その後大きな組織に移り、さまざまな部署を回らされたが、基本は「確認」「伝達」、「段取り」「準備」…基本はどれも人としてのコミュニケーションの大切さ。 

どんな大きなことでも、小さなことの確実な積み重ね。一人の人間に特別のスーパー能力が求められるのではなく、しかるべきタイミングできちんと伝える、確認する、といったごく基本的なことの大切さ。番組・イベントでも、家を建てることでも、遊びの計画でも、個人でもグループでも、その基本はすべてに通じるように思う。

大きな組織の名前にいつまでもしがみつくつもりはない。私という人間、これまで生きてきた証し、今の自分にできることは…?

まだまだ自分探しの旅の途中にある。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
このすぐ下の「カテゴリ」から興味のあるテーマごとにクリックして覗いてみてください。
一部パスワードをご存じのメンバーの方のみ閲覧できるページを含みます。

カテゴリ
カウント開始 2011.1.14~
リンク
最新記事
最新コメント
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
検索フォーム
QRコード
QR