「枯葉」の季節に…
10月27日(日)
朝から真っ青な青空!
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下の娘と近所の公園へ。うちのショコラはこういう日のお散歩が大好き!
とくに風に舞う枯葉に興味津々。
夜のお散歩でも、風に舞う枯葉を必ず追いかけます。
今年1月に生まれたショコラにとって、枯葉は初めての経験なんですね。
♪
この季節に歌いたくなる歌のひとつに、イヴ・モンタンの「枯葉」があります。
日本語では越路吹雪さんが「風の落葉」という歌詞で歌われたほか、英語版をはじめ編曲もいろいろあります。
出だしのささやくような部分(=シャンソンでいう「クープレ」。場合によってはメロディなしで詩の朗読になる場合もある)を過ぎて、メロディテーマが出るところ(=シャンソンでは「シャンテ」または「ルフラン」という)からスイングが始まるジャズ・バージョンもよく聞きますが、ゆったりとしたシャンソンのオリジナルもなかなかいいものです。
こちらは1968年、イヴ・モンタン自身の声によるライブ録音から…
携帯やスマホでうまくYouTubeが見られない時はこちらを…
http://www.youtube.com/watch?v=gBXXQjkBl9E&feature=player_detailpage
♪「セチューヌシャンソン~」ではじまる有名な「ルフラン」のサビの部分だけ、私もコードを追いかけてみましょう。上のイヴ・モンタンのキイは「D」ですが、分かりやすい「A」で…
A→D→G→C→F→B→E→A というコード進行が2回くり返されています。
メジャー・マイナー、色使いは適宜変えてもいいと思いますが、ベース音はすべて5度下へ、5度下へと移っていき8番目でもとの音に戻ってきます。
前にも何度も書きましたが「5度進行」、あるいは「7」が入ることで、ベースの音が5度下へと誘導されいくことから「7度進行」とも言われます。
美しいメロディラインに沿って、安定したかと思うと「7」が混じって5度下へ降りたくなる…よくあるコード進行です。
このコード進行を使って…
「白い恋人たち」、「別れの朝」、「駅」(竹内まりあ)、「グッバイデイ」(来生たかお)、「最初から今まで」(Ryu.『冬のソナタ』のテーマ)…etc.
いろんな曲のメロディとぴったり合います。カラオケで歌っている脇で全然違う歌を重ねてコラボというか邪魔もできますよ(笑)。
この5度進行は映画音楽や歌謡曲ばかりでなく、古くはヘンデルやベートーヴェンも用いています。
最近の例では、サッカーの三浦和良さんがヨーロッパの列車の中でコーヒーを飲むCMがあります。あのバックにうすく流れているのは、ラフマニノフの交響曲2番の3楽章の頭の部分ですが、あの旋律もまさにこの5度進行に乗っかって出来ているんです。
♪
ラフマニノフの交響曲2番の中でも、とくに3楽章の出だしの部分がゆったりとロマンティックな旋律で有名です。
携帯やスマホでうまくYouTubeが見られない時はこちらを…
http://www.youtube.com/watch?v=JVcAqmyMyfU&feature=player_detailpage
私の個人的な感想ですが、人生をまっとうして静かに眠りにつくような、こんな風に人生を閉じられたらいいな…なんて勝手なイメージをわかせています。
じつはこの交響曲2番は、後の人の手によってピアノ協奏曲にも編曲もされ、「ラフマニノフのピアノ協奏曲5番」ともなっています。
ただ、もとの交響曲2番は全体が4楽章で書かれていますが、ピアノ協奏曲では速くて激しい2楽章を飛ばして(後の楽章の中間部にモチーフは用いている)、全体は3楽章となっています。したがって、コーヒーのCMに用いられている有名なゆったりした旋律は、ピアノ協奏曲5番の中では第2楽章となっています。
朝から真っ青な青空!
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下の娘と近所の公園へ。うちのショコラはこういう日のお散歩が大好き!
とくに風に舞う枯葉に興味津々。
夜のお散歩でも、風に舞う枯葉を必ず追いかけます。
今年1月に生まれたショコラにとって、枯葉は初めての経験なんですね。
♪
この季節に歌いたくなる歌のひとつに、イヴ・モンタンの「枯葉」があります。
日本語では越路吹雪さんが「風の落葉」という歌詞で歌われたほか、英語版をはじめ編曲もいろいろあります。
出だしのささやくような部分(=シャンソンでいう「クープレ」。場合によってはメロディなしで詩の朗読になる場合もある)を過ぎて、メロディテーマが出るところ(=シャンソンでは「シャンテ」または「ルフラン」という)からスイングが始まるジャズ・バージョンもよく聞きますが、ゆったりとしたシャンソンのオリジナルもなかなかいいものです。
こちらは1968年、イヴ・モンタン自身の声によるライブ録音から…
携帯やスマホでうまくYouTubeが見られない時はこちらを…
http://www.youtube.com/watch?v=gBXXQjkBl9E&feature=player_detailpage
♪「セチューヌシャンソン~」ではじまる有名な「ルフラン」のサビの部分だけ、私もコードを追いかけてみましょう。上のイヴ・モンタンのキイは「D」ですが、分かりやすい「A」で…
A→D→G→C→F→B→E→A というコード進行が2回くり返されています。
メジャー・マイナー、色使いは適宜変えてもいいと思いますが、ベース音はすべて5度下へ、5度下へと移っていき8番目でもとの音に戻ってきます。
前にも何度も書きましたが「5度進行」、あるいは「7」が入ることで、ベースの音が5度下へと誘導されいくことから「7度進行」とも言われます。
美しいメロディラインに沿って、安定したかと思うと「7」が混じって5度下へ降りたくなる…よくあるコード進行です。
このコード進行を使って…
「白い恋人たち」、「別れの朝」、「駅」(竹内まりあ)、「グッバイデイ」(来生たかお)、「最初から今まで」(Ryu.『冬のソナタ』のテーマ)…etc.
いろんな曲のメロディとぴったり合います。カラオケで歌っている脇で全然違う歌を重ねてコラボというか邪魔もできますよ(笑)。
この5度進行は映画音楽や歌謡曲ばかりでなく、古くはヘンデルやベートーヴェンも用いています。
最近の例では、サッカーの三浦和良さんがヨーロッパの列車の中でコーヒーを飲むCMがあります。あのバックにうすく流れているのは、ラフマニノフの交響曲2番の3楽章の頭の部分ですが、あの旋律もまさにこの5度進行に乗っかって出来ているんです。
♪
ラフマニノフの交響曲2番の中でも、とくに3楽章の出だしの部分がゆったりとロマンティックな旋律で有名です。
携帯やスマホでうまくYouTubeが見られない時はこちらを…
http://www.youtube.com/watch?v=JVcAqmyMyfU&feature=player_detailpage
私の個人的な感想ですが、人生をまっとうして静かに眠りにつくような、こんな風に人生を閉じられたらいいな…なんて勝手なイメージをわかせています。
じつはこの交響曲2番は、後の人の手によってピアノ協奏曲にも編曲もされ、「ラフマニノフのピアノ協奏曲5番」ともなっています。
ただ、もとの交響曲2番は全体が4楽章で書かれていますが、ピアノ協奏曲では速くて激しい2楽章を飛ばして(後の楽章の中間部にモチーフは用いている)、全体は3楽章となっています。したがって、コーヒーのCMに用いられている有名なゆったりした旋律は、ピアノ協奏曲5番の中では第2楽章となっています。