シューマン ヴァイオリンソナタ第一番 イ短調

9月23日(祝・月)

人間だれしも疲れる時、落ち込む時、忙しさに心が乱れる時はありますよね。
そんな時にいきなり運動会でよくかかるような“闘士をみなぎらせる音楽”はいけません(笑)

疲れている自分、心の中に波が起きている自分自身をまずは受け入れる。
そんな時に、もしかしたらこんな曲はいかがでしょうか?

音楽療法のリラクゼーションという授業でたまたま話題に出た曲から…


♪シューマン ヴァイオリンソナタ第一番イ短調(作品105)

1850年にシューマンはデュッセルドルフ市の音楽監督に就任し、同じ時期にチェロ協奏曲や交響曲第3番などが次々と作曲され、翌1851年には交響曲第4番を改訂するなど常に多忙をきわめていました。
そんな時期に作曲されたこのヴァイオリンソナタ1番(イ短調)。

さすがピアノのシューマン、ピアノが単なる伴奏というよりも時に主役のようにさえ感じます。


http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=RmkMz7PK1b4

ただ、この時期のシューマンは、多忙を極めていただけではなく、幻聴によって「常にA(ラ)の音が聴こえる」と悩んでいて精神的にもかなり不安定だったといいます。

幻聴で聴こえる「ラ」の音をベースとしたイ短調でこの曲は書かれたのです。どことなくブラームスのようなむせび泣く旋律、何かにぶつけたくなるような内なる波が次々にこみ上げて絡みつくように聴こえませんか?

この曲を聴いたあとで、同じシューマンのピアノ曲『子供の情景』、その中でもとくに有名な「トロイメライ」なんかを聴きながら静かに眠りに就くのもいいかもしれませんね。


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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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