夏休みを前に…

7月18日(木)


「音楽療法」について学ぼうと、この春から夜間に通いはじめた学校も、間もなく夏休みに入ります。

今月終わりの27日(土)には、ミュージックセラピーのオーケストラで鎌倉の病院へ訪問演奏がありますが、その話はまた追って…

わずか2~3ヶ月でどれほどのことが身に付いたかは不明ですが、少なくとも平日の仕事帰りに学校に寄ることが生活リズムの一部となったこと、かつて20代の「学生生活」とは違った意味で「学びたい」という自分のはっきりした意思がもてたことは大いに収穫だと思います。

どの先生も素晴らしい世界をお持ちで、一緒に学ぶ人たちもそれぞれ素晴らしく、ここからまた新たな出会いの輪も広がっていったらいいなと思っています。

ただ…
(ここでちょっとマイナーコードの響きになりますが…笑)

ここ数カ月の授業を受けてきて時々感じるのは、学ぶにも人と接するにも最低限のマナーはあるだろう、ということです。
様々な年齢層の方たちが学ぼうと集まってくる学校生活の中にも、「最近の日本」の縮図のようなものが垣間見られるのです。


質問する時のマナー

たとえば、授業中にちょっと分からないことがあったとします。本来ならその不明な箇所をメモっておいて、授業の後に個別に質問に行くのが原則ですね。

ただ、今私の通っている学校ではコマとコマの間に休憩時間がありません。前の授業が少しおしたり、次の授業の配布資料の用意に時間を取られたりするので、実質的には本来の枠よりも時間は短くなってしまいます。

またけっこう専門的な内容も多い中で、今ここで不明な点を確認しなかったら、その先の説明も意味不明のまま時間が過ぎてしまう、今教室にいる他の人たちもおそらく分かっていないんじゃないか、という空気を感じた時には、私は勇気をもって授業中でも「すみません」と一声発して質問をさせていただいてます。

ただし、先生の話が一区切りつくのを待って、なるべく手短かに不明な点を尋ねるように心がけているつもりです。

ところが、ある授業にいつも一緒に参加している方の中で、とくに「質問」でもないようなことを、「~~って~~なんですよね、私も前に~~してたんですけど…」みたいな世間話的な雑談をはじめてしまい、けっこう長々と喋る人がいます。これは単なる不規則発言ではないでしょうか?

私も個人的にはその種の話も決して嫌いではなく、一方的に講義を聴くだけでなく、参加型で話題や疑問点をぶつけたり時にジョークを飛ばしながら学んでいくのは好きです。

例えばあるテーマについて色んな人が意見を述べ合うような授業では、出された意見に対してお互いが感想を述べ合い、ディスカッションしながら次のテーマを出していくことがあっても良いと思うのです。 必ずしも100%講師の用意したシナリオ通りでなく、いまそこに参加している学生メンバーによる生の授業として。

でも、資料を配布され、今日やるべき内容が明確に見えていて残り時間も迫っている…そんな時に不規則発言をだらだらとされると非常に迷惑です。その辺りは「常識」で状況を見極めなくてはいけませんね。私も気をつけなくては。


立ち話にもマナーはある

こちらも後の予定もある中で、次週まで会えない先生にちょっとひとこと相談・質問したいことがあります。ほかにもそういう人がいらして、重なった時にどうするか?
こちらより一足先に先生と話し始めた人がいたら当然待ちます。途中から割り込んだりしません。

ところが若い人の中には、こちらが先生と話している最中(←「もなか」じゃありませんよ…笑!)なのに、「先生、この前の~~ですけど…」と割り込んでくる人がいます。
今どきの先生も優しいから、「いまはTさんと話してるんだから順番を待ちなさい」などと叱ることもなく、割り込んできた人と話しはじめてしまったり…(泣)

逆に、こちらもそろそろ次の予定で動きたいけど、前の人の話が終わるのを待っていて、かれこれ10分以上近くに立っている(=「終わったら私もお願いします」という意思表示をしているつもりで)のに、わりと世間話的な内容を延々としている配慮のない方も…



あと、学生同士にも授業ごとの出会い、友達つながりの輪は広がりますね。  
グループで一緒に何かをやる授業だったら、もともとの友達も、そこで初めて一緒になった人も同じ「仲間」ですよね。

内々の友達同士ではず~っとお喋りしているのに、もう何ヶ月も一緒の授業を受けている人と顔を合わせてもろくに挨拶もしない。休憩時間に教室の外で会っても、エレベーターや扉を開けててもらっても黙って通り抜けていく。 おそらく彼らより長く人生をやっていると思われるこちらから先に「おはよう」「こんばんは」などと挨拶して、ようやく返事が返ってくるかどうか…?
人見知りする、気恥ずかしい…いろんな理由はあるでしょうが、視野が狭いように感じます。  
 
でも(…ここで明るく転調!)、
そういう視野の狭い人の割合は世間一般から見たらかなり少ないような気がします。やはり「音楽の力」でつながっている素晴らしい人たちが多いですね!

私よりもむしろ娘の年代に近いような若い学生さんが、とても明るく私に話しかけてきてくれたり、グループ内で対等にディスカッションできたり…「まともな人」が多いので嬉しいです(笑)


◆「今」を大切にするコミュニケーションを

これは大人の社会においてもよくありがちなことなので、今の若い学生に限ったことではありませんが、気心の知れた人同士だけで話が盛り上がってしまい、せっかく一緒にその場にいる人にとっては全然見えない会話、知らない人の話題、会話に入り込めない時間が延々と続いてしまう光景をよく見かけます。

たとえば、子どもも含めて何家族かが○○家に集い、一緒に食事をしようとしている食卓で、乾杯するかしないかのうちに奥さん同士でPTAの話題で盛り上がってしまったらどうでしょう?
.
たしかに子ども同士の共通の話題には学校行事もからみ、家族同士のつながりには奥さん同士のパイプが大きいことは確かです。
でも、旦那や子ども交えて、せっかく久々にみんなでおいしく食事をいただこうとういう時に、奥さん同士だけにしか通じないPTAの話題、それも内々の役員さんなど特定の人の話題(愚痴)でいきなり盛り上がってしまったら、一緒に食卓についている他の人たちはどうしたらいいんでしょう?

そういう話は奥さん同士で個別に(子どもの聞いてない場所で)大いにやっていただくか、せめて食事が終わって皆がそれぞれ散ってからゆっくり食後のコーヒーでも飲みながらでもいいのではないでしょうか?

私もついうっかり内々で盛り上がってしまうこともありますが、ちょっと周りに目を向ければ分かることですね。「KY」は親しい友達同士の輪の中だけではなく、そこにいる全体も含めてなんです。

学内には、次の授業を待つ廊下にも、まだよく知らない「仲間」がたくさんいます。せっかく今そこに一緒にいる人のお名前は?、何を勉強しにどこから来られているのか?、共通の友達は?、どこで誰とつながっているのか?…etc.
場合によったら自分と親しい人を相手に紹介したり、これまで一緒に受けてきた授業についての感想を交わしたり、お互いの夢を語ったり…今そこにいる人みんなで「共有できる話題・一緒に過ごすひと時」をもちたいですよね。


よく日本人はパーティに参加しても、社交的に色んな人と会話したり人を紹介するのが下手で、内輪だけで固まってしまうことが多いと言われます。その傾向は、パーティの席に限ったことではなく、こうした日常の会話のスタイルにもすでに表れているのです。

せめて音楽を愛するなら、そこは改めた方がいいと思います。

あと、よくありがちなのは、「~~は~~で、~~するとどうなって、~~は~~だから…」といった、情報や条件ばかりを並べた会話が延々と続くこと。
私がなぜその手の会話を虚しく感じるかは、5月ごろこんな記事を書いていますのでご参照いただけたら。→ 「豊かさの足元とは?」

自分にとって都合のよい条件や知識としての情報を並べただけの抜け殻のような会話ではなく、自分はどうしてここにいるのか、どうしたいのか、といった夢を語り合いたいですね。



このブログ内の「★コミュニケーション」というカテゴリには前からときどき書いてきたことですが、「コミュニケーション=単にお喋りをすること」ではないと私は常々思っています。

とくに音楽療法をめざすなら、必ずしも健常者ばかりではない相手とも、一期一会のお付き合いが求められる世界ではないでしょうか?
まだ今は勉強して吸収する身であっても、自分のことだけにいっぱいいっぱいでは困ります。周りの人に配慮したり、自分の問題意識を磨いたり、せっかく交換して得た情報はちょっとした時間を見つけて少しでも早く共有できるように見ておく…etc. 

相手にも自分にも、「今」は今しかないのです。

専門的なことを学んで単位・資格取得を気にする以前に、そういう「人」として基本的なことを再チェックしておくとしたら… 「今でしょ!」(笑)


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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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