「玉ねぎ」から「クラリネット」へ

7月2日(火)

なんとも意味不明なタイトルでしょ?(笑)

はい、まずはこの曲をお聴きください。
♪フランスのナポレオン軍によって歌われていた軍歌


携帯・スマホ、あるいは上の貼込YouTubeがうまく開けない場合はこちらから…
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=oW9ODrHboCo

この曲の後半で繰り返される
「オー パッキャマラド パッキャマラド パオパオパ…」
を聞いて、みなさんすぐに「あれ?、この歌!」とピンとくるでしょう。

そう、日本語では「クラリネットをこわしちゃった」
前半の歌いだしメロディは全く違いますが、途中からこの歌がそっくりそのまま使われてたんです!
「オー パッキャマラド」は「友よ、進もう(進め)」という意味だそうです。


<全体の歌詞>

1.
J'aime l'oignon frît à l'huile,
J'aime l'oignon quand il est bon,
J'aime l'oignon frît à l'huile,
J'aime l'oignon, j'aime l'oignon.

俺は油で揚げた玉葱が好き。
うまけりゃ俺は玉葱が好き。
俺は油で揚げた玉葱が好き。
玉葱が好き、玉葱が好き。

★Au pas camarade, au pas camarade,
Au pas, au pas, au pas.
★進もう戦友、行進の足取りで。
進もう、進もう、行進の足取りで

2.
Un seul oignon frît à l'huile,
Un seul oignon nous change en lion,
Un seul oignon frît à l'huile
Un seul oignon nous change en lion. 

油で揚げた玉葱一玉だけでも、
俺たちゃ獅子に変わるよ。
油で揚げた玉葱一玉だけでも、
俺たちゃ獅子に変わるよ。

★繰り返し

3.
Mais pas d'oignons aux Autrichiens,
Non pas d'oignons à tous ces chiens,
Mais pas d'oignons aux Autrichiens,
Non pas d'oignons, non pas d'oignons.

だけどオーストリア人にやる玉葱はない。
その走狗どもにやる玉葱はないのだ。
だけどオーストリア人にやる玉葱はない。
奴らにやる玉葱はないのだ。

★繰り返し

4.
Aimons l'oignon frît à l'huile,
Aimons l'oignon car il est bon,
Aimons l'oignon frît à l'huile,
Aimons l'oignon, aimons l'oignon

油で揚げた玉葱を好きになろう。
玉葱を好きになろう、うまいんだから。
油で揚げた玉葱を好きになろう。
玉葱を、玉葱を好きになろう。

★繰り返し


勇ましく行進するのに、そもそもなんで「玉葱(タマネギ)」なんでしょうね(笑)?
原語での単なる“ゴロあそび”、わらべ歌みたいなもんでしょうか…?
しかし「オーストリア人にやる玉ねぎはない」って笑えますね。

でもなぜこの歌のサビの部分が「クラリネットをこわしちゃった」につながったんでしょう?


♪ 「クラリネットをこわしちゃった」

「ボクの大切なクラリネット
パパからもらったクラリネット
とっても大事にしてたのに
壊れて出ない音がある
どうしよう!どうしよう!…
★Au pas camarade, au pas camarade,
Au pas, au pas, au pas.」

最初はドとレとミの音が出ないんですよね。
B管のドとレとミ、つまりシ♭とドとレが出ないんでしょうか。それとも実音のドとレとミが出ないんでしょうか?ま、それはともかく…(笑)

さらに出ない音が多くなっていって…
「ドとレとミとファとソとラとシの音が出ない」(←結局すべての音が出ないんじゃないか!楽器本体の問題じゃなくてマウスピースかリードの問題だったりして…?)

「パパも大事にしてたのに 見つけられたら怒られる、どうしよう…」
でも、なんでそれが「友よ、一緒に行進しよう」につながるんでしょうね~???


◆YouTubeでは、クラリネットならぬラッパ(トランペット)が高らかに鳴り響いてますね。
「クラリネット」の語源でもある「クラリーノ」とは、もとは「ラッパ」の意味です。天使の像が手にもっている豆腐屋のラッパみたいなやつが、クラリネットのルーツなのかも…
でも、そのことと「クラリネットをこわしちゃった」につながったこととの関係はまったく不明です。どなたかご存知だったらお知らせください。

◆あと、こんな替え歌はいかが…?

「ボクの大切なクラリネット、沖縄生まれのクラリネット、とっても大事にしてるけど、もともと出ない音がある、どうしよう、とうしよう…(中略) ドとミとファとソとシとドの音しか出ない」…なるほど~、沖縄音階でできたクラリネットだったんですね!


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パオパオパ

> Au pas camarade, au pas camarade,
> Au pas, au pas, au pas.

なんですか (@_@) [腟究��絖�:v-12]

パオパオパ、と思っていましたが、その前の au は、前の camarade と溶けていたんですね!

勉強になりました!

勉強になりました!
 「クラリネットこわしちゃった」、小学校で習った当初は後半の歌詞を聞いて「つまり全部出ないんじゃないかwwアホかww」と思ってましたが、高校で吹奏楽部に入部してクラリネットを吹くようになり、ある時楽器の調整をしていて誤って管の上の方のキーのバランスを崩してしまって全部の音が出なくなったときに「こ、これか!」と、悟りました(笑)
…ちなみに、原因がハッキリしていたのですぐに直す事が出来ましたが。 クラリネットは高音域の「クラリーノ」と低音域「シャリュモー」の合体した楽器なんだそうですね。シャリュモーと世界各地の民族楽器のショーム、チャルメラ、シャナイ、唢呐(さない) 、スオナ…語源が同じと知ったときは目から鱗でした♪

Re:ありがとうございます

北西風さま、久保太郎さま

コメントありがとうございます。
管楽器はすべての穴が確実に開閉し、閉じた時に穴が完全に塞がってないと音が出ませんからね。

私は小学生のころNHK「みんなのうた」でこの歌を聴き、冒頭に情けなく裏がえったクラリネットの音が入っていたので、繰り返される「オパッキャマラド…」もリードミスで裏がえったクラリネットの情けない音をパロディ化したゴロ合わせなんだろうと勝手に思いながら聴いてました。

しかしフランスの軍歌だったとは驚きですね。

日本で軍歌というと、今は右翼の街宣車がよく大音量で流してますが、国のために命を捨てて戦いに…という重々しい短調の曲が多いですが、ナポレオン時代のこの曲はやけに明るいですね。
軍歌とはいっても、兵隊さんが娯楽で歌ってた言葉遊びの歌みたいでもあります。

ここからは私の推測ですが…
日本で「クラリネット」の曲を作った人も、前半オリジナルで作ったものの後半で行き詰まり、たまたまこの軍歌の後半をパクって無理やりくっ付けた、のではないような気がしてきました。

「笛吹けど踊らず」という日本の諺がありますね。音頭をとっても誰もノッてこないことを言います。
では「笛吹けど鳴らず」は?
まず吹いても音が出ないんじゃそれ以前の問題、話にならないですね。

そんなパロディを私と同様に思いつき、ナポレオンのちょっとおかしな軍歌をパロディ化して、音の出ないラッパ(→クラリネット)という設定で歌の骨格ができたんじゃないかと。

どうでしょうね?
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

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