「仕事だからしょうがない」が多すぎませんか?日本って

6月10日(月)


最近、あるブロともさんの記事に、ついつい熱くコメントを入れてしまいました。

その方(女性)は近々入院されることが決まったそうですが、ご主人が「100%帰る」という日に手料理をされて待っていらしたにもかかわらず、当日になって電話一本で「飲み会が入った」ですって!
それでも「電話があったから許してあげる」んですって!
なんとお優しい、よくできた奥様なんでしょう…



そもそも日本の男性には「仕事だからしょうがない」というセリフが多すぎます!
それも、緊急の事故や災害で人命救助や報道に飛んで行かなくてはいけない立場ではなく、上記の場合ただの「飲み会」でしょ?

大切な恩人が人事異動で海外赴任が決まり、送別会にどうしても出なくては…という類の「飲み会」だったら、当日の夕方急に決まるとは考えづらいですよね? 

よくある「なりゆき君」でしょう。いったいどんな大事な相手から、どんな流れで急に誘われたのか知りませんが、「いや、今日は、近々入院するかみさんと食事する約束があるんで、ぜひまた改めて…」ぐらいなぜ言えないんでしょうか?

残業、飲み会、ゴルフ、接待… 本当にどこまでが「仕事」なのか知りませんが、職場関連の人がちょっとでも絡むとすべて「仕事」のカテゴリーに入れてしまい、「仕事だからしょうがない」というセリフで片付けられることが本当に多いですね、日本の社会って。
 
あと、男同士の付き合いとなると、家に電話一本入れることすらしないですっぽかし…という殿方も世の中には多いようです。冒頭ご紹介した方はそんな経験もおありなのか「電話があったから許してあげる」なんでしょうが…

家庭電話がまだ普及していなくて、社宅の中のあるお宅にしか電話がなく、早く帰る予定の日に急に遅くなるようなとき、わざわざ電話で伝えるのがはばかられる…という時代はあったかもしれません。今は家庭電話どころか、個人の携帯電話もメールもある時代。奥様・家族と約束をした日に予定外にどうしても付き合わなくてはいけない予定が入ったのなら、なんで電話1本、メール1本できないんでしょうか? 家(プライベート)にわざわざ断りの電話なんて、恥ずかしくてできないのでしょうか…?(それって「すっぽかし」ですよね!私には理解不能です!)


私の嫌いなカラオケソング

私はカラオケで定番のデュエット曲をあまり好まないのですが、その理由のひとつに、男のセリフの中にしばしば「仕事のせい」という類いの言葉が出てくることがあります。

♪「もしかして(×2)、私の他にも誰か、いい人がいるのなら 帰っていいのよかまわずに…」一緒にいる女性に不信感を与えるような電話をしておいて、「もしかして(×2)、お前がすねてるわけが、さっきの電話のせいならば、バカだな仕事の相手だよ」…って、あり得ますか? 
だいたいこの歌(=「もしかして」)がヒットした頃は、まだ携帯は普及してませんから、おそらくお店の公衆電話から何度もかけて誰かとひそひそ話してたんじゃないでしょうか?
本当に「仕事」の電話だったら「あ、お疲れ様です、遅い時間にすみません、明日の~~ですが…」とか、少なくとも一緒にいる女性が勘ぐるような怪しい電話にはならないはず。

♪「お久しぶりね、あなたが来るなんて 噂をしてたの 女の勘ね」などと噂されるほどご無沙汰していた相手に、「仕事のせいさ、いつでも思うのはお前のことだけさ」って、本当~!?
たとえ夜の11時過ぎまでかかるような仕事が連日続いたとして、そのまま帰ってもかえって目だけ冴えてしまって疲れが癒されないことってあります。そんな時、帰りにちょっとだけ立ち寄って顔を見せ、楽しく語りながら軽く飲んで帰るぐらいできなかったんでしょうか?本当に全て「仕事のせい」なんでしょうか…?

なんでもかんでも「仕事のせい」にして、そう言われれば納得して許してしまう女性たち…
カラオケの歌詞が、というより、日本社会(男社会)に深く浸透してきたその感覚がモデルとなって歌詞にも反映している、と言った方がよいかもしれません。


青天井の残業を見直そう!

「残業」も、 私もかつて労働組合の執行部を経験していますが、いくら会社(経営)側に「残業時間を減らしましょう」と要請しても一向に減りません。むしろ会社(経営)側も経費節減の意味でも残業は減らしたい、とタテマエ上は言うのです。でも一向に減らないんです。なぜでしょう?

まあ皆さん勤勉で仕事熱心な人が多いんでしょうね。私も長らくサラリーマンをやってきてますし、企画などの仕事は時間が来たら「はい、仕事終わり」とはいきません。クライアントのことを考えたり、何かをひらめいたり、緊急事態・急な変更で明日のプレゼンまでにどうしても対応しなくてはならないこともあります。ある程度は仕事に対する使命感も大切です。常に アフターを優先して仕事は5時きっかりで終わり、という人生もつまらないでしょう。
 
でも、慢性的にいつもいつも「何時に終わるかわからない」ばかりでは困ります。仕事には効率も大切ですし、仕事以外の世界も大切!
追加・変更があるなら、どうしてもっと早い時間に言ってこないのか?単に要領が悪いだけじゃないのか?
 
その他、「何かあるといけないから…」とか「〇〇さんが残ってると帰りづらい…」といったレベルの残業もけっこうあるんじゃないんでしょうか?



放送の現場では、もともと収録終わり予定が22時、23時ということはよくあります。
その番組の担当者は終わって片づければ帰れますが、翌日そのスタジオを使う番組の大道具担当者は、前番組の撤収が終わって深夜からが飾り込みです。 
終電だって誰かが乗務しているから走るように、もともとその時間に対応するために交代制でシフトを組まなくてはいけないはずです。

朝から勤務して本来の定時は18時までなのに、年中深夜まで居残っているのが当たり前、というのとは根本的に違う話です。

夜も20時、21時になってから電話が鳴ったら出て、急な追加や変更にも対応しなきゃいけない。「ほらね、だからやっぱり残ってなきゃいなきゃいけないんだ」じゃないのです!
そんな時間までいるのが当たり前で、電話すればなんとか対応してくれる、という間違った常識を作ってしまっているとも言えます。

それでも残業すればそれなりに手当もつくし、「仕事だから」といえば家族も納得する。誰からも文句は言われない。 むしろ、家に居場所がない、あるいは家事から逃げ出す口実として…?
会社側としては仕事熱心な社員が対応してくれるから他に人を増やさなくて済む、働く側も「仕事だからしょうがない」といえば残業もつくし、遊びに行ってお金を使わなくて済むし、家にも帰らずに済む…といった甘えの構造が絡み合っているから、いくら言っても残業はなくならないのではないでしょうか?

役所なんかご覧なさい。夕方5時ぴったりでおしまいですよ(笑)。
勤めをしている人が役所に何か手続きをしなくてはならない時は本当に不便ですね。それこそ住民対応の部署はシフト制にして、せめて平日の夜8時ごろまで、土曜日も午後1時か2時まで対応してくれたらいいのに…と長年思ってきました。ただしそれも無制限のダラダラ残業を要求するものではなく、そういう部署ではそれなりの勤務シフトを組めばいいことです。

あとこれは組合員としては口にできないことですが、それこそ無制限に残業手当を出すんじゃなく、月ごとの上限を設け、それ以上残業しても手当はつけない、ぐらいのことをやってみてはいかがでしょうか?
それでもどうしてもやらなければいけない仕事があるというのなら、反乱でも起こせばいいんです(笑)。いやそんな過激な話じゃなく、実際に必要な作業量に対して適切な人員配置になっていないということですから、会社としては人を増やすなどちゃんとした対応をすべきなんです。


仕事とプライベート、「どっちを優先」ではなく「両立」を!

「仕事を優先するのか、プライベートを優先するのか」という、これまた日本に多い二者択一の発想ではなく、これからの時代は「両立」が課題です。
カイシャだけにどっぷり浸かって万年主のようにいることが美徳とされた時代もあったかもしれませんが、今は少なくとも違うはず。ひとりの「人」としての生活・プライベート・社会活動があってこそいい「仕事」もできるはず。

仕事の付き合いの相手も、自分だけの家族も、相手は生身の人間。
いったん約束したら、食べ物の心づもりをしたり、他の予定を入れないで時間をあけておいたり…、お互いが約束を守ろうとしなかったら成立しません。

急な予定変更には早めに連絡をする、先に交わした約束をキャンセルするならちゃんと謝る…人としての誠実さが基本中の基本であることは言うまでもありません。

あとひとつ、これは私からのかねてよりの提案。

「仕事以外にもうひとつ、何か自分の世界を持ちましょう!」
家を出たら居場所は職場しかない、というのがいけないのです。だらだら残業をやめて効率よく仕事を進めるためにも、「今日は何時までに仕事を終える」という目標を立てることが大切です!
 

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こんにちは。
只今我が職場では、アジア圏からの研修生を受け入れ一緒に働いています。
その人達が驚くことを口にしました。
「日本人は時間にルーズだ!」

最初、え?!なんで?遅刻しないし納期守るし電車やバスもそうそう遅延しないよー!と思いましたが、仕事を理由に残業することが信じられないと。
定時が決まっているのになんで帰らないの?と聞かれ、みんなつい「 終わるまで働くよ。 だって仕事だもん。仕方ないじゃん。」
終わるまで帰れない、急な仕事がボスの気まぐれで入ると予定を変更せざるを得ない、仕方ないじゃん仕事だもん!がまかり通るのは日本くらいなのね~と思いました。

うちも家事分担制で仕事を理由に逃げられます。日本人の勤勉さを象徴するフレーズで、そこを否定することは大人気ない。周りに迷惑はかけられない!
分かっちゃいるけど、外で信頼が厚くなる分家庭内では信頼が薄れていきますね(^-^)だって私は長距離通勤のフルタイム+当直勤務ですから( ´ ▽ ` )愛はあるけどいつまで持つのかな?

愚痴もありすみませんでした。

Re: タイトルなし

Saoriさん

ふたたびfacebookからようこそ!
やはり外国の方から見ればそう見えるんですね。当然です!私ってもしかすると日本のサラリーマン社会には向いてないのかも…(笑)

たしか先週ぐらいに、「ノー残業デイ」に関する調査結果をまとめた記事をFacebookにシェアしてアップしましたよね。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130528-00036532-diamond-nb&fb_action_ids=455991771161033&fb_action_types=og.recommends&fb_source=aggregation&fb_aggregation_id=288381481237582&p=1
意識を高める上での「ノー残業デイ」の存在自体は一定の意味があるかもしれません。でも一斉に「きょうはノー残業ですよ」なんてカイシャでルール化されなきゃいけないものなのか?
その日にたまたま重要な仕事が入ってきたらどうするのか?
せっかくのノー残業デイに会社の飲み会をセットしてどうする!
いちいちルール化されて命令されなきゃできないのか!

…私は冷ややかに反対論派の立場です、はい。各自それぐらい自己管理しろ!です(笑)

まったくもって・・・

わたくしの言いたいこと、すべて書いてくださってありがとーなのぉ♪
自分が働いていた頃、「仕事だから、しゃーないやんっ!!」って
よーく言っていたんだけれど(笑)

家に入って、対峙する相手がダーリンだけになるとね~
いきなり「はい、今日は飲みになっちゃいました」で済まされると
かなしーいモンです・・・はい。

しかーもっ!!

わたくしが昨夜、高熱(38度7分)出しているときに日帰り出張を
お泊り出張にされたのよ~っ!!
ま・・・風邪をダーリンにうつすより、いいかなって思わなくもないけれど
なかなかツラいもんです・・・はい。

総理大臣やアメリカ大統領からのお誘いとは思えないので(笑)
若干、怒りを覚えましたわ・・・はい。
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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