「日中問題 80年前に教訓」

11月15日

おととい13日(火)の朝日新聞の夕刊「文芸評論」で目にとまった記事です。

「日本人の中国に対するイメージが80年前に回帰している。そんな論考を歴史研究科の劉傑(リュウジェ)早稲田大学教授(近代日中関係史)が発表した。日本が戦争に突入していった「1930年代」を足がかりに、日中間の歴史問題に光を当て直す試みだ」と紹介されています。

日中80年(朝日2012.11.13夕刊) ★クリックすると大きな画面でご覧になれます


私もこの「アジアの中の日本」というカテゴリで書いてきましたが、最近の日韓関係においては竹島=独島問題が、日中関係においては尖閣諸島問題が連日話題となっています。

一部の政治家が心ない言動をとったり、感情論で相手国をののしったり嫌ったり、暴動も広がっています。それに対してお互いの国民が感情に流されて「相手国憎し!」となっていく傾向は、まさに戦争へと突入していった80年前の姿に似ていると懸念されるのです。

私の知る限り韓国や中国の方たちも、音楽・芸術を通じて、あるいは企業活動を通じて、日本と仲良くしてくださったり、とても親切な方たちは大勢います。良識ある人たちはみな、国対国の関係がおかしな感情論に流されて険悪になることを心配しています。

「自分は正しい」と思い、相手を「ルールを守らない国」と見なす風潮に対して劉氏は、「間違っているのは相手で自分は正しいとの考えが強まると、寛容さの働く余地が減る。優越感や相手への侮蔑意識も入り込みやすくなる。1930年代の歴史が教えるのは、そうした構図のもとでは衝突が起こりやすいということです」と述べられています。

私はさらにもうひとつ、日本は過去の歴史をしっかり直視していない、きちんと反省して謝っていない、ということを加える必要があると思います。それについてはこの記事を含む「★アジアの中の日本」のカテゴリ内の記事をさかのぼってご参照ください。


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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

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