夕暮れのコウモリ

9月17日

敬老の日(本来は9月15日)を含む3連休、皆さんいかがお過ごしでしたか?
9月に入って、急に日没が早くなったように感じますね。学生時代も、夏休みが明けて9月になると急に日が短くなったように感じたものです。

でも考えてみたら夏至は6月21日ごろ。太平洋側ではまだ梅雨の真っ最中ですが、その時が1年で一番日の長いとき。梅雨が明けて夏休みに入る頃は夏至から1か月、日はすでに短くなりつつあるんですね。
そして8月7日は「立秋」、暦の上ではもう「秋」。ツクツクボウシがせわしなく鳴きしきる8月後半になると、夏至から2ヶ月も経っているわけですね。

夏休みの8月いっぱいは「夏」、9月の声を聞くと急に「秋」と思いがちですが、残暑は厳しい中でも一歩ずつ秋は近づいているんですね。



◆夕暮れとコウモリ

世田谷の自宅近くの農園で、夕暮れにたくさんのコウモリが乱舞していました。本州で広く見られるアブラコウモリだろうと思われます。

コウモリ1(○印)

デジタルで補正して明るく写ってますが、実際にはもっと暗いです。
この画面の中だけでも、○印をつけた3箇所にいます。全体では10頭以上が乱舞していました。

ちょうどクロアゲハぐらいの大きさで、蝶のように羽ばたいて飛んでいますが、超音波を発しながら虫を捕まえているのでしょう。突然クキっと急角度で向きを変えたり、失速したように落ちたり…コウモリ独特の動きです。

コウモリ2 コウモリ3 コウモリ4
★クリックすると大きな画像でご覧になれます

夕闇せまる18時すぎの深く青い空をバックに、シャッタースピード40分の1秒が限界。
フォーカスは無限大に固定してマニュアルでシャッターを切りますが、コウモリの動きをアップで狙うのは容易ではありません。

蚊に刺されながら粘ること15分ほど。出てこられた農園のご主人と雑談しながらシャッターを切り、かろうじてコウモリだと分かる姿を捉えたカットです。
ちなみにこの農園は、以前「ひょうたん」の記事「ししとう」の話題で登場した農園です。



アブラコウモリについて検索したら、コウモリのことを詳しく観察されている方の素晴らしいサイトを発見! 
「二人の世界オオコウモリ旅行」の中から画像を拝借しました。 ありがとうございます。

アブラコウモリ

これは昼間休んでいるアブラコウモリですが、歩道橋の裏側、コンクリートの隙間だそうです。真下から上を狙って撮影しているので、カメラの位置(画面を見ている位置)が真下、隙間に挟まって落下しないように身を支えているんだそうです。
どうもアブラコウモリは、逆さまにぶら下がる典型的なスタイルではないことも多いそうですね。

この画像は2007年8月にアップされた記事ですが、今でもよく観察会なども開催されていらっしゃるそうなので、ご興味のある方はこちらの「二人の世界オオコウモリ旅行」をご覧ください。



◆コウモリにまつわる楽曲

ところでコウモリにまつわる曲といえば…
ヨハン・シュトラウス(2世) 歌劇「こうもり」

「♪ジャンジャンジャ~ン」と上昇系で元気よく始まる「序曲」はとても有名で、コンサートでもよく演奏されますが、劇全体のストーリーや音楽としてはいかがでしょうか? 

べつに物語の中に吸血コウモリ・キクガシラコウモリ・オオコオモリ・アブラコウモリなどがたくさん出てくるわけでなく、序曲の雰囲気からもなんとなくお察しのとおり、機知に富んだ「喜歌劇」なんですね。

ファルケ博士と銀行家アイゼンシュタインが「こうもり」と「蝶」に扮して出かけた3年前の仮面舞踏会の時のこと。さんざん飲ませられて森に置き去りにされたファルケ博士は、日が高くなってからこうもりの格好のまま目覚めます。お陰で子どもたちにはやされ、惨めな姿で帰宅してさんざん恥をかいたのでした。それ以来、彼は「こうもり博士」とあだ名されます。その恨みを晴らすべく、ファルケ博士がある舞踏会で仕組んだ企てとは…?

公爵、銀行家、弁護士、小間使い、そして美しいご夫人たち…やたらと登場人物が多いですが、男女が惹き・惹かれ合い、浮気心が起きたり誤解が生じたり嫉妬したり…とまあ、どの国でもいつの時代でも変わりない人間の営みが展開する訳です(第一幕・第二幕)。そしてファルケ博士の企ての成果(第三幕)やいかに…? 
というわけで、題名にもなっている割に直接「コウモリ」は出てこないのです(笑)。



これ以外に、コウモリにまつわる曲って何かありましたっけ?
グリーグの「ペールギュント」の中の「山の魔王の宮殿にて」や、ウェーバーの「魔弾の射手」で悪魔に魂を売って魔弾を作るシーンなどで、薄暗い洞窟の中をコウモリが乱舞していそうな雰囲気の楽曲はありますが、コウモリが超音波を出しながら飛行する様子を直接描写したような音楽って、とくに思いつかないですね~。

マリンバの曲で「熊蜂の飛行」という名曲がありますが、「コウモリの超絶飛行」なんていう曲、ないですね~。

交響組曲「アブラコウモリの生涯」なんてあってもいいかも…?


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アブラコウモリ

リンクしていただきありがとうございます。
洞窟の天井からぶら下がるコウモリというみんなのイメージにあったコウモリは、そんなに多くはありません。アブラコウモリは、建物の隙間が好きで、お腹を壁か何かににくっつけて、足の爪と時には翼の途中にある前足の親指の爪を引っかけて体を支えています。
アブラコウモリの超絶飛行なんて曲があったら、楽しいですね。

Re: アブラコウモリ

おおさわ様

本当に貴重な画像の数々を拝見できて光栄です。素晴らしい観察会を行われてるんですね。本文にリンクで貼らせていただきました。

私も小・中学校時代に父の転勤で関西~名古屋~広島と転々として過ごしましたが、名古屋や広島で住んだのは川の近くだったこともあってアブラコウモリをたくさん見てきました。
いちどでいいから手にとってもみたいという思いがかなったのは、学校の観察園の水辺に弱って落ちていたコウモリを拾って帰った一晩だけでしした。

先日お伺いして知りましたが、今は捕獲するには環境省の許可が必要で、しかも観察目的にかぎるなど、野鳥並に保護されているんですね。

富貴の象徴

蝙蝠って縁起のいい生き物なのよね~
歌舞伎でも「成田屋」さんがよく取り入れておられたと記憶しておりますわぁ
「三筋に蝙蝠は、のがれぬ仲だ」 だったかしら・・・

そういえばダーリンの住まう社宅の部屋の中に蝙蝠が飛び込んできたらしいわぁ
あわててたから写真撮るの忘れて後悔していたらしいの
追い出したから、きっと金運も逃げちゃったわね(笑)

Re: 富貴の象徴

ひめ様

さっそくのコメントありがとうございます!
そうですね、日本ではなぜかコウモリやクモを縁起のいい生き物とするようですね。
共通することといえば「虫を食べてくれる生き物」ということでしょうか…?

そろそろ街ではハロウィンに向けての飾りつけが増えてきました。ハロウィンといえばコウモリですね(笑)。
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

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