8月14日は「金星食」

毎年ペルセウス流星群が見られるのが8月12日前後ですが、今年は8月14日(火)未明にめずらしい「金星食」が見られます!

昨年12月に皆既月食、5月には金冠食、6月には金星が太陽の前を横断…、このところ天体ショーが多いですね。

「金星食」とは、金星の前を月が横切るためしばし隠れる現象です。

金星食814

今年の春頃には、西の空で木星・金星そして月が並びましたね。このブログでも「月・木・金」(←燃えるゴミの回収日じゃないですよ!)という記事を書きましたが、覚えてらっしゃいますか?

その中で 、
金星は地球よりも内側を回る惑星(=内惑星)であること。見え方としては「宵の明星」として日没後の西の空に輝くか、「明けの明星」として夜明け前の東の空に輝くかのいずれかであること。金星が太陽の周りを一周(公転)する周期は地球の公転(1年)よりも早く、季節によって金星の見え方は変わること、
などを書きました。

あの記事を書いた春ごろには「宵の明星」として日没後に西の空高く輝いていた金星は、その後少しずつ地上から見える高度を下げ(=太陽の方角に近づき)、今年の6月6日には太陽の前を通過しましたね。 その後、金星は「明けの明星」となって東の空にだんだん高く上ってきています。

「明けの明星」を精度の高い望遠鏡で見ると、これから登ってくる太陽に面した側が照らされた逆さ半月のような形に見えているはずです。

そしてこの8月14日(火)の未明、その金星の前をちょうど月が横切るのです。
 月齢25.6、あと4日ほどで新月を迎える「逆さ三日月」の形をした月の左下から金星は隠れ、約1時間後に月の右上からふたたび顔を出します。ちょうどパキスタンの国旗のような形になるでしょう。

パキスタン国旗a

「金星が動いて月の向こう側を通過する」のではなく、「月が西から東へ動いて金星の前を横切る」のです。月は地球の周りを30日かけて1周しますから、毎日およそ12度ずつ西から東へ動いていきます。日食や月食と同様、今回の金星食もこの月の動きによって起こるのです。

札幌など緯度の高いところほど月の中心付近にかかるため隠れている時間は長く、九州・沖縄など南の方ほど浅く短くなります。
東京では明け方の3時半に再び金星が月の右側に姿を現わすようですね。

金星食の見え方

私も今回は写真に収められる自信はありませんが、
13日(月)深夜からずっと起きているか、早々に寝て14日(火)未明に早起きするか…

なお、ヨーロッパの現地時刻では夜の7時半~8時ごろ。残念ながら空に「明けの明星」はありません! 
またアメリカは西海岸・東海岸いずれも昼間の時間帯になります。アメリカ西海岸およびハワイからだと月と金星も西の空にあることはあるでしょうが、太陽がそれよりも東の空高くにあるため肉眼では観測しづらいでしょう。
今回の金星食を「明けの明星」の状態で見られるのは、アジアおよびオセアニア地域限定ということになりますね。

★参考画像は、天文シミュレーションソフト「ステラナビゲーター」より
 
  
 

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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

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