「そのニュース、核心はどこだ!?」

◆ 「そのニュース、核心はどこだ!」

某局のニュース番組の番宣(番組宣伝)のキャッチフレーズである。

だが、ここ最近のニュース報道番組を見ていて、何を信じていいのか分からなくなる時がある。
消費税増税の問題にしても、それに反対するものを「造反者」と呼ぶことにしても、大飯原発再稼働の問題にしても、東京電力・関西電力への国からの手厚い保護と国民への犠牲の問題にしても… 「本質はそこですか?」と問いたくなることがあるのだ。

どうしてもっと国民の目にたって、常識で考えて明らかにおかしな現実に対して本質に迫った部分にメスを入れて切り込まないのか?


◆ なぜかニュースに流れない原発再稼働反対デモ…その核心は!

大飯原発の再稼働反対を唱えて6月29日(金)にはじつに多くの人たちが首相官邸前に詰めかけた。

声をきけ1
 
声をきけ2

声をきけ3


これまでさんざん国会の茶番にバカにされながらも、政治的には無関心な人が多いのか…ブログやフェイスブックにちょっと真面目な記事を書いてもスルーされてしまうしらけた国民性なのか?…とこれまで思うことが多かった。

しかしそんなわが日本でも、ついにこれだけの人たちが怒りを胸に行動に打って出たのである!
とくに政治運動に熱心な人ばかりではなく、ごくふつうのサラリーマン、主婦、若者たちがフェイスブックやツイッター情報を共有して集まったのだ。

主催者側の発表によれば15万人、一方警視庁の発表によれば1万7千人。…この差はなんだろう?

警視庁(国側)がことをあまり大げさにしないように過小評価しているのか?
あるいは主催者側の誇張によるのか、参加の意思を表明した人数から推計しているため実際に集まった人数より多くなっているのか…??
そのあたりは不明だが、写真で見る限り夕方から集まり始めた人たちは夜20時をまわってさらに膨れ上がっているように見える。いずれにせよ何万人規模の人たちが集まったことだけは間違いない。



翌朝の新聞各紙はこれを1面記事で取り上げた。
しかし某局のニュースでは取り上げられたのかどうか?(29日の21時のニュースは外出先だったので観られなかったが、少なくとも翌日・翌々日にかけてオンラインで検索しても1件もヒットがなかった!) 。他局ではどうだったのだろうか?

一方週末のニュースでは、この夏に向けた大阪での節電対策と、頑張ってそれを乗り切ろうとする市民への街頭インタビューが流れた。そして大飯原発が再稼働を前に臨界点に達したことも報じられた。
まさに野田総理自らが「私の責任で」安全を宣言し、なにがなんでも再稼働させようとするキャンペーンの一環なのかな、とさえ受け取れてしまった。

大阪もたしかに節電は大きなテーマだろうが、首都圏はもっと多くの人口を抱えている。それでも原発には頼らない形で電力供給を模索しつつ、節電で乗り切ろうとしていて、原発に反対する人たちがこれだけ首相官邸前に詰めかけていたというのに…。その核心はどこ???


◆野田総理の「自らの責任で」…その核心は?

野田総理は、「私自らの責任において、大飯原発は安全であると宣言する」とおっしゃる。
しかし「私の責任において」とは、具体的に何をしてくれるというのか?

大飯原発でもし新たな予期せぬ事故が起きたら、福島と同じように「想定を超える事象だった」とでも言い訳するつもりなのだろうか?
そして「自らの責任において」何を保障してくれるというのだろうか?
1年4か月も前に起きた福島事故に関しても、いまだに帰れる見通しの立たない避難生活者への生活保障も支援も何一つ具体的にできていないというのに。 まったく無責任にもほどがある。


◆ 国を挙げて東電・関電を保護救済?…その核心は!

国民の大多数の声は「原発反対」「脱原発」のはずである。日本が戦後60年あまり、アメリカべったりの政策の一環として原発推進の道をたどってきたことは「鉄腕アトム」に象徴される。今東電だけを悪者にして責めるだけでは済まされない大きな問題が背景にある。それは私のブログにも昨年来つづってきたとおりである。

そこには、東京電力や関西電力など、全国をいくつかのブロックごとに電力供給を独占してきた大企業と政府との切っても切れない関係がある。さらにその背景には、原子力の平和利用を先導しようとするアメリカに対し、敗戦国である日本が従わざるを得なかったという問題も見え隠れする。

しかし福島原発事故をきっかけに、多くの国民がこの事実を認識するようになった。
にもかかわらず、この場に及んでもなお国(=政府)は、被災地や国民の味方ではなく電力会社の味方なのである!

東電の値上げ申請は、もともと国が主導したようなものである。ふつう鉄道・バスなどの会社が公共料金を値上げしようとしたら、企業から値上げ申請をしてから動いて国がそれを認可するまでに膨大な時間がかかるのが常である。しかし東電の値上げ申請に関しては、事前に政府(=経済産業省)が根回しをして東電に値上げを容認する動きを取ったのである。

東電は新しい会長も社長も、外部から起用したトップを据え企業としての信頼回復のために全力を尽くすなどと言いながら、巨額の国費を投じで事実上「国営」となる。
そうした流れの中で、東電も関電も、つい先ごろの株主総会では民間人・国民の常識にたった株主たちからの提案・要求をことごとく否決したのである。



原発問題のみならず、被災地のがれき除去の問題、生活基盤・経済基盤の整備とバックアップ、関東など液状化被害のあった個所の復旧…etc,
民間レベルの復旧活動、技術支援には本当に目を見張るものがあるが、国や地方の行政の「やるべきこと」は遅々として進んでいない。決めるべきことも決められていないのが現状である。

震災が発生してから早くも1年と4か月たつというのに、政権争いと消費税増税にばかり時間とエネルギーを費やし、国民のための議論がほとんどなされてきていないのが日本の政治の現状。まったくバカも休み休みやってほしい!

マニュフェスト破りの消費税増税法案の本質、国民の視点で「反対」した議員を「造反者」と呼ぶ表現の不可解さについては この一つ前の記事 をご参照!


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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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