「ちび電」 ~小っちゃいもの倶楽部~

こんな小さな電気機関車はいかがでしょう?
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以前、「小っちゃいもの倶楽部の下まわり」という記事で、タテ型モーターをインサイドギアにつないで2軸として走れるものの作り方をご紹介しました。
http://resolutely.blog6.fc2.com/blog-entry-273.html

足回り1 足回り2

前は小さなラッセル車をご紹介しましたが、今度は同じく長さ70ミリ・幅34ミリの床板の上にこんなチビ電を描いてみました。
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★画像はすべて クリックすると大きな画像でご覧になれます。


昔の鉄道模型入門機のような架空の電気機関車。あるいは札幌市電で毎年雪が積もる頃にニュースでも紹介される「ささら電車」みたいな雰囲気?

モデルとなったのはこちら。1911年に国鉄で最初のアプト式の電気機関車として横川~軽井沢の碓氷峠で活躍した「EC40」という機関車(ドイツのエスリンゲン社製)です。
国鉄初のアプト式電機EC40(ドイツ・エスリンゲン社) アプト式GNUフリー文書利用許諾書 (GNU Free Documentation License)

「アプト式」というのは、2本のレールの中間と車軸の中心にとりつけられたピニオン&ラックを噛み合わせて、ガチャコン、ガチャコンと急な坂を上る方式のことです。

「峠の釜めし」で有名な信越線・横川駅近くの「鉄道文化村」に1両が保存されていて、園内を走る緑色の機関車(1000型)もこれを模したスタイルをしています。

「EC40」…「E」はエレクトリック(電気)、「C」は動輪が3軸を表し、ロッドで連接された独特のスタイル。上回り・前面の顔などはいかにもドイツ・スイス・オーストリアあたりのアルプスの風景にもよく似合いそうですね。

これをさらにショート化して、2軸の「小っちゃいもの倶楽部」の仲間に…


◆窓抜き

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例によって各窓やドアのコーナー部分に1.6ミリのドリルで穴をあけ、糸鋸を差し込んで一辺ずつ丁寧に抜いていきます。最初にあけておいた穴は、糸鋸の刃を90°方向転換するための「刃休め」のスペースでもあります。


◆折り曲げ

窓を抜くとどうしても車体の強度が変わってきれいな折り曲げは難しくなります。ペーパー車体ならいったん折り目を付けた後で平面にしてカッターで窓抜きできますが、真鍮ボディをコの字に折り曲げてから窓を抜くのは糸鋸が入らないので至難の業!

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平面で窓を抜いてから、側面・天井との境目の内側にしっかり罫書(けがき)針で筋をつけ、2枚の鉄板で挟んで蝶番ネジでしっかり固定します。そしてさらに万力にはさみ、前後・左右に均等に力がかかるようにイメージしながら、「うんにゅ~!」と曲げます。

屋根のカーブは、側面との折り曲げ部付近がきつく屋根の中央部は緩やかな自然なカーブになっているので、前後左右に均等に力を加えることに気持ちを集中し、少しずつ念じるようにやっていけば案外簡単に“いい形”になってくれます。

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妻板のカーブと同じ円定規に当てながら、屋根センター部のRを調整していきます。


◆妻板、ボンネットなどの組み立て

まず運転席前面の妻板を垂直にハンダ付して屋根のカーブを完全に決めます。

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続いて電機室のボンネット部分、床板との位置決めに下端から1ミリ上にL字金具をハンダ付け。イメージに近い原型がまずは出来上がり。内寸は床板の長さ・幅とぴったりです!

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電機室の点検蓋、手すり、ワイパー、屋根上のランボード(踏板)、パンタグラフ台…etc.
基本的なものをつけ、だんだんと機関車らしく…
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また追ってご紹介しますが、どんな塗装が似合いそうか、皆さんからのアイディアも募集します!


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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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