とっても昭和な電気機関車(3) ~ライトオン完結編~

ポカポカと日差しが柔らかく風もない“塗装日和”の日曜日のおかげて、思ったよりも早く塗装までこぎつけた「とっても昭和な電気機関車」。

最後に「ライトオン」…いかにも昭和らしい電球色がよく似合います!

ライトオン5


ところで、鉄道模型では進行方向にだけヘッドライトが点灯します。1方向10円でできる簡単な仕掛けをご紹介しましょう。
まず、ごくごく簡単な電気の予備知識から…

ダイオードってご存知でしょうか? 
発光ダイオードと違って光りませんが、電気の一方通行を作るためのものです。

ライトオン1 

画像をクリックしていただくと大きくなりますが、黒い筒の右側に銀色のラインが見えますでしょうか?
このラインのある側からは電気は流れません」という意味です。
つまり、画面の左側が「+」・右側が「-」の状態の時だけ電気が流れ、反対方向からは電気は流れません。

進行方向のヘッドライトだけを点灯させたい場合、セレンなどの整流器を使ってもできますが、小さな車両の限られたスペースに仕掛けを作るのにダイオードはお手軽! 
親切な電気屋さんでも無愛想な電気屋さんでも、たいてい1個10円~20円で手に入ります(鉄道模型で使用する電圧は最大12ボルトです)。


ボディ(上まわり)側

4ミリ幅の真鍮板を2枚、厚紙などの絶縁の板に平行に貼り付けます。ハンダ付の熱に耐えられ、耐用年数も考えてエポキシ系接着剤でしっかり貼ります。 

一方にダイオードを介して米粒球を配線します。 せっかく塗装まで終えた車体の狭いところで細かいハンダづけ作業はいやです。このようにオープンな「基盤」状態だと作業も楽です。

ライトオン2 

いま赤いクリップが「+」で、ダイオードを介して電気が出ていく画面右上のライトだけが点灯しています。電極を逆にしてやると、今度は左下のライトだけが点灯します。

鉄道模型は左右2本のレールが「+」「-」になり、「右が+の状態で前進」が世界共通のルールになっています。
(天井裏に貼りつけるため、この画像は裏返しに見ていることになります。)


下回り(集電)側

ウエイトの上に厚紙を介して(絶縁状態)、弾力に富んだリン青銅の薄い板を2枚貼り付けます。
天井面まで届く高さに折り曲げ、板バネ状態にしておき、レールの両サイドからの極性(この場合トラクションモーターの端子から)をリード線で引っ張りハンダ付けします。

ライトオン3

この仕掛けにより、上回り(ボディ)と下回りを分解した時に配線がぞろぞろとつながる煩わしさから解放され、「コードレス」となります。


アクリルレンズへの照射

製作記事の途中にも書きましたが、この旧型電気機関車のように大型のライトが屋根上に飛び出しているタイプの場合、配線がむき出しで見えるのも球切れ交換もいやですね。

アクリルの塊でできたライトをホワイトメタルの前面に1ミリの穴を45度にあけて差し込んで接着し、内側に飛び出したアクリル棒から光を入れてやります。ただし、室内に光が漏れないように…

ライトオン4a ライトオン4

ケント紙を折り曲げ、内側にアルミテープを張って簡単なライトケースを作ります。エポキシ系接着剤でしっかりと隙間を埋め、塗装しておけば光漏れはなくなります。
塗装前に、ライトの背面にアルミテープを瞬間接着剤で貼り、前面以外を銀色に塗っておきます。

ライトオン4b ライトオン4c

さていよいよ先ほど作った「基盤」を、接点部分が車体中央に来るように天井裏に貼り付けます。金属部分がボディに触らないように気を付けながら…

試運転のレールにて

ライトオン5


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No title

いやいや、素晴らしい作り込みです。お疲れさまでした〜。
電気が点灯するのは、Nゲージファンにとって、くすぐる所がありますよね。
電球色の灯りが、時代をタイムスリップさせてくれます。
そういえば、元N響の今村さんは、『Zゲージ』を持っています。動かしている所を見せてくれました。

ありがとうございます!

藤田様
深夜にありがとうございます!
「昭和なムード」を多少なりともお届けできたら嬉しいです。
今村さんもZゲージとはマニアックですね!車両は手作りされるんでしょうか?完成品・キットなど少ないのでは…

こちらは藤田さんに刺激され、次は打楽器のミニチュアに挑戦してみようかな…
またのご訪問をお待ち申し上げております。

器用です!

高木さん器用です!!素敵ですね~!こういうものって私にはとても作れません…。目の前にあったらいつまでも見しまいそうです。
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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