管弦楽曲「緊急地震速報」

 3月22日 <追記>あり


フェイスブックからシェアさせていただきました。

「もしも緊急地震速報がオーケストラだったら」

緊急放送に含まれている音「G-C-E-A#-D#」「G#-C#-F-B-E」をモチーフに編曲されたものです。編成としてはかなり大きく…

フルート3、オーボエ3、クラリネット3、ファゴット2、ホルン6、トランペット4、トロンボーン4、チューバ2、
第一ヴァイオリン18、第二ヴァイオリン11、ヴィオラ10、チェロ10、コントラバス9、
ティンパニ、トライアングル、シンバル、シロフォン、グロッケンシュピール、小太鼓、大太鼓、ハープ

スコアとパート譜が欲しい!
オーケストラのレパートリーにしておいて、コンサートの最中に緊急地震速報が出た場合はさっとこの曲に切りかえて演奏できるように…



★ You-Tubeがうまく開けない機種の方はこちらから…

http://www.youtube.com/watch?v=VcJakYRHRnY&feature=player_detailpage


<追記>

NHKの緊急地震速報で流れる冒頭のジングル。この音を作られたのは、北海道大学の教授で音響学・電子工学・医療工学などにまたがる分野がご専門の伊福部達(いふくべ とおる)氏
映画「ゴジラ」の音楽を手掛けた伊福部昭(いふくべ あきら)氏の甥にあたる方です。

フェイスブックにコメントを入れて下さった方からの情報でそのことを知りましたが、別の方はこの音楽を聴いて「ゴジラのテーマを思い起こさせる」とコメントを残されていました。素晴らしい感性ですね!

伊福部昭氏の代表作のひとつ「シンフォニア・タプカーラ」という曲の中で使われている和音を使ったとのこと。
もともと伊福部氏の作品はCDジャケットに黒い岩が描かれていたりして、どことなく「ゴジラ」を想像させる音楽だな、と思ってました。その音を使って編曲すれば、たしかに「ゴジラ」の雰囲気に近くなるのもうなづけますね。


♪ 音の構成を見てみると…

IMG_20120322013234.jpg

最初の音を見ていただくと、You-Tubeの解説では「G-C-E-A#-D#」となってますが、♯で表記された同じ音を♭で表すと「G-C-E-B♭-E♭」となります。上の楽譜ではそう表記しました。

一番下のG(ソ)はドミソの「ソ」を1オクターブ下に展開してきただけですから、響きとしては「ドミソ」。その上にB♭が乗ったら「C7」の響きですね。ここまでなら落ち着いて聴ける響きなんです。

問題は一番上の「E♭」

「ドミソ」の真ん中の「ミ」はナチュラルですね。下のド~ミは長い3度、その上のミ~ソは短い3度。こういう重なりだと全体に明るい響きの長3和音です。でも、もし真ん中が「ミ♭」へ半音下がると、全体が暗い短3和音になります。

このジングルの響きは、下に明るい「ドミソ」の響きがあるにもかかわらず、暗い響きのもととなる「ミ♭」を一番上に重ねているのです。明るいとも暗いともいえない、なんとも不安定な響きに聴こえるはずです。
2番目の音も、これらの音をすべて半音上に平行移動しただけですから、響きの構成は同じです。

人間の耳は不思議なもので、安定した和音の上にまったく異質の音を重ねられると、下の安定した部分の音は認識できなくなり、全体として不安定な響きに聴こえるんですね。

2012.3.22 Akira T.


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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

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