「とっても昭和な電気機関車」(1) ~構想から着工~

2012年3月19日

土日に合わせるように冷たい雨。
かみさんと下の娘は楽しい昼食会にお出かけ。上の娘は家で勉強。こちらは当面コンサートの予定もなく…こんな時は久々に鉄道模型工作の虫がムズムズとしますね(笑)。

以前このカテゴリーでもご紹介しましたが、最近はフリーランス(=実際にはない架空)の機関車をあれこれ考えて作るのが好きで、とくに小さな車両をこれまでご紹介してきました。

「とっても昭和な電気機関車」といえば、やはりデッキ付の機関車は外せない魅力的な存在です。
国鉄にもEF15をはじめとするデッキ付の機関車が色々とありましたが、私鉄にはそれを短くしたようなED(E…電気、D…動輪が4軸)の可愛らしい風貌のスタイルの機関車が貨物を牽いて走ってました。有名なところでは東武鉄道、今でも活躍している秩父鉄道、さらに譲渡された各地で…

国鉄風電機 私鉄電機風 作図 
 ★ クリックすると大きな画像でご覧いただけます。 以下同じ


2  エッジング板

自分で真鍮板にイメージを描いてみたり、エッヂング板のジャンク(糸鋸で窓などを切り抜いて折り曲げれば車体ができる)をあれこれ眺めたり…いろいろ思案しつつ月日が流れていましたが、少し前にアルモデルというところから出ているお手軽なエッヂングキットで「戦後・私鉄風電機」というのを見つけました。
これをベースに手を加えてみようかな…と。


●下回りの工作

先々週久々に二子玉川の模型屋さんを訪ね、軸間31ミリ・車輪径12.5ミリのトラクションモーターに、DT17型台車(=過渡期の試験的な台車のため、特定の車両をイメージしにくくちょうどいい!)を被せてみたら、ちょうどこの機関車のイメージにぴったり!

キットのエッヂングの床板は使わず、0.8ミリの真鍮板から切り出してがっちりした下回りに仕上げたい!
台車の中心位置を決め、手元にあったボルスターを適当にまげて、ボディの下端から4ミリ上に床板上面が来るように高さを調整してみました。
3 台車とエアタンク
台車と台車の中間、ちょうどハンダ付けしたボルスターの中心に穴をあけ、大きめのエアタンクをネジで固定。いちおうエアタンクの両サイドには0.5真鍮線を差してL字に曲げ、圧縮空気の配管風に…

4
レール両方の極性から電気を取れるよう、回転部分に扇型の穴をあけ、狭くなった床板両サイドの補強にL字のアングル材をハンダ付けしておきます。

そして連結器の高さ調整。レール上面から12.5ミリの位置に連結器の中心が来るように統一しなくてはなりません。
前に木片で手づくりした愛用の高さ測定用器を使って、床板下面から3.5ミリ下に連結器を取り付ければよいことを測定。0.5ミリ真鍮帯をコの字に曲げて3.5ミリ高の台座を作ってハンダ付けし、ネジ穴を切って連結器を取り付けます。

連結器の台座  5
                    結果はこの通りバッチリ!


●ボディとデッキまわり

デッキ部分は下回りに取り付けようか、車両を少し長めに足そうか…あれこれ思いめぐらせている時間も楽しいものですが、下回りが決まると決断が早くなって工作意欲が高まります。せっかくのキット素材は極力生かして組むことにしました。

しかし、エッヂングの切り出しによるデッキの手すりはどうもいただけなかったので切断し、エンドビームを2重にした後、0.6ミリ洋白線で手すりを新たに自作。

6 7

例によって方眼厚紙に形を整えた洋白線をセロテープでしっかり固定し、真鍮板と同一平面になるように固定しておいてハンダを流して固定します。小さな部品は全体が熱くなってハンダが「液状化」してしまうので、この方法で素早く作業しないと余計な骨を折ることになります。

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手すりを内側につけた分、踏板に切り込みを入れ、ハンダでがっちりと固定。手すりの足元に隙間があくのはみっともないですから…。どうでしょう、雰囲気は出せたかな…?


●ボディ前面とヘッドライト

ホワイトメタルの前頭部に斜めに1ミリ穴をあけ、アクリル製の大型ヘッドライトを埋め込んで固定。
ヘッドライト
このように屋根上に飛び出したタイプのヘッドライトを点灯させるには、進行方向に点滅するようにした米粒球を室内におさめ、筒状のケースで室内に明かりが漏れないようにし、必要あればグラスファイバーで光を引っ張るなどして、アクリル部材の中へ光を送り込んでやります。外に電球とコードが飛び出しているのはみっともないですし、球切れ交換も面倒ですから…。この工作は後日じっくりと!

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屋根にパンタグラフ台、モニター(中央)、踏板(両サイド)などの基本的なものを取り付けたところ。グローブ型のベンチレーターをモニター前後に取り付けてみたら、ぐっと昭和らしい雰囲気が…

今後、運転席付近の屋根にはホイッスル(汽笛)、信号炎管、デッキにはテールランプ、連結器の解放てこ、エアホースなど、キットにはない細かい部品を取り付けていく予定ですが、この週末の工作はとりあえずここまで。

★いつ完成までこぎつけるかは不明ですが、完成したらまたお目にかけま~す。

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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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