「縁の下のタイコもち」

幇間(ほうかん)は、またの名を「太鼓持ち(たいこもち)」、「男芸者」、敬意を持って「太夫衆」とも呼ばれる。宴会の席などで相手を持ち上げ、ご機嫌取りをする者のことだ。

しかし、なぜ「たいこもち」なのか?


曽呂利新左衛門(そろり しんざえもん)

豊臣秀吉に御伽衆として仕えたといわれる人物。落語家の始祖とも言われ、ユーモラスな頓知で人を笑わせる数々の逸話を残した。
元々は、堺で刀の鞘(さや)を作っていて、その鞘には刀がそろりと合うのでこの名がついたという(『堺鑑』)。

架空の人物だとする説や、実在はしたが逸話は後世の創作だという説がある。
また、茶人で落語家の祖とされる安楽庵策伝と同一人物ではないか、という説もある。

秀吉の機嫌が悪そうな時は、「太閤、いかがで、太閤、いかがで」と、太閤を持ち上げて機嫌取りをしていたため、機嫌取りが上手な人を「太閤持ち」→「太鼓持ち」と言うようになったと言われている。



さて時は下って、オーケストラの打楽器奏者。

指揮者にひとこと「そこの音、でか過ぎる」と言われると「はいはい、そうでございますね」と引っ込んで小さく縮こまってかすれるように叩く。

逆に「もっと明るい音で派手にできないか?」と言われると「あ、そうでございますね。やらせてもらっちゃってもよろしいんでしょうか?」と、ここぞとばかり派手なパフォーマンスを見せる。
場合によっては手づくり楽器まで考案して作ってしまう。

リハーサルや本番では楽器運搬トラックの手配師にも早変わりし、終演後にみんなが盛り上がってる時も太鼓類を担いでバックステージを右往左往していることが多い。

一歩遅れで打ち上げ会場に行くと拍手で迎えられ、何かひとことジョークで笑わせる。
まさにオーケストラの打楽器奏者は「縁の下のタイコ持ち」なのである。

Akire T.♪

  
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タイコに間違いはなし

一番のベースだと思うので、尊敬する位置キャラ仕事だと思います。機嫌をとるのも一苦労。ましてやKYと言う言葉が流行るこの世の中上手にタイコもちできる人も少ないんだろうし音楽にとってもなくてはならない存在。貴重な存在です。
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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