消費税を上げるための新内閣?

13日(金)に発表された野田改造内閣、どう受け止めたらよいのでしょうか?

法相、文部科学相、防衛相、国家公安委員長・拉致問題相などに新入閣があった程度で、全体には“あまり変わり映えしない”ですが、副総裁・一体改革・行政改革相に岡田克也氏を起用したことが大きな目玉でしょう。

消費税値上げを通すために「一体改革」という言葉をかかげ、“防風林”として岡田氏を起用した?… 私にはそんな風にしか見えません。



こういう話題・テーマでブログ記事を書いても、あまり反応をいただけないのは分かっています(笑)。
私も決して政治やイデオロギーに関する激論をここで交わそうとは思っていません。
演奏会の予定があれば間違いなくそちらが優先しますし、美味しい話・面白い話を書いてた方が楽しいに決まっています。

でも、1国民として、1納税者として、筋の通らないことに対してはひとこと申し上げたいのです。その時だけの表面的な情報ではなく、ものごとの本質をちゃんと見つめましょう。 一人一人がまともな意見を持つことが「世論」となっていくのです。

さて、消費税の値上げをテーブルに載せるのなら、本質的な問題はどこにあるのでしょう?
今になってようやく言われ始めたことも含め、私なりにまとめてみると…

  
◆「消費税」の矛盾点・しくみの見直しを!

かつて自民党の竹下内閣が強引な強行採決で無理やり通し1989年4月から施行させた消費税の「矛盾点」(=弱者にやさしくないしくみ)を見直さないまま、税率を上げる議論ばかりが出てくることに怒りを感じます。
自民党政権のもとでは、民主党もそこを厳しく追及していたはずです。そこをちっとも議論することなく、どうして「値上げ」の議論ばかりが先に出てくるのか!?

弱いものにやさしくない消費税の仕組み、本当の無駄はどこにあるか…ひいては新しい税の仕組みについて…これついては、以前「★豊かさとは…?」のカテゴリでもしっかりと書いています。
→ http://resolutely.blog6.fc2.com/blog-entry-131.html (2010年10月14日)


「一体改革」? 順序が逆では!?

もうひとつは、消費税を「いつまでに何パーセントに上げる」ということが先にありきで、それを国民に理解してもらうための「一体改革」であり、「行政改革も平行してやりますから…」という論理ですね。話として順序が逆でしょ!?…と。


切るべき無駄、巨大な無駄がまだまだあるでしょう!?

小泉政権でも口先では「改革」という素晴らしいことを言ってました。それがなぜ「郵政」だったのかは私には疑問ですが、実体のない公益法人の見直し、天下りの廃止など、切れるところはまだまだあるはず。

科学技術や文化芸術は、本当の豊かさを守るために大切なことです。ただでさえ西洋に比べて日本は文化にかけるお金が貧しい国。そこを真っ先に切り捨てるような数字だけの「仕分け」ではなく、政治や行政の巨悪・無駄を斬ることがまず先にありきです。

国の総人口から考えてアメリカと比べても多すぎる国会議員の定数をまず見直すべきでしょう。

公共事業などに一度つけた予算は何がなんでも使い切るというバカげた無駄を生んでいる「特別会計」を即刻廃止して一般会計にすべきです。これだけで無駄は大いに減り、本当に必要なところへは速やかに回せるようになり、復興支援にも有効になるはずです。

また、独立行政法人が運営している本来の大切な業務(=本業)は削ることなく存続させ、それに付随する無駄なお役所仕事の方をカットする(必要な現場の公務員はむしろ充足させてもよい)など…

それらを徹底的に議論し試算・検証した上で、「それでもどうしても国家予算がこれだけ足りないので、いついつまでに消費税をこれだけ上げざるを得ません」というのがまともな議論のはず。 なぜ「何年までに何パーセントまで上げる」という話だけが先行して出てくるのか…!?


本質的な議論を!

社会保障制度など将来の日本の財政を考えたら消費税をどうしても上げざるを得ない、というなら、それ自体はしかたのないことだと私は思っています。先進諸国を見ても、消費税率が20パーセントを超えている国もありますし、消費税がGDPに占める割合だって今の日本よりも高い国はありますから。

しかしうやむやになった年金はいったいどうなったんでしょうか!?まさに国による詐欺行為のようなものでしょ?
そこを徹底検証しないで、社会保障制度のために消費税を上げなくてはならない、という論理はあり得ないはずです!

国も、国民にきちんと理解を求め、政治にも関心をもってもらうための筋を通すべきです。
国民(=納税者)の一人一人も、政治家が何か悪いことをしたり国民を裏切っても「そういう政治家を選んだのはわれわれだから…」などと大人しくしていてはいけません。怒りをちゃんと表現してこそ本当の民主主義ではないでしょうか?

それについては、こちらを…
http://resolutely.blog6.fc2.com/blog-entry-343.html (2011年9月7日)


むずかしい国会対策や議院運営法は分からなくても、「民主主義の原則」が守られなくてはいけないことだけは確かです。いま報じられていることだけでなく、少し前のことと結びつけてみると矛盾したこともたくさんあるはずです。

納得できないことに腹を立ててアドレナリンを分泌させているより、面白いこと・美味しいこと・自分に直接関係あることだけに目を向けてた方がそりゃ楽しいでしょう。
でも、「どうせ私が何を言ったって世の中変わらない」と何もしない、何も考えない、無関心でいると、ますます政治家は国民不在でやりたい放題になっていくでしょうし、われわれ一人一人も本質的なことが見えない人になってしまいます。

政治だけに限らず、理科でも社会でも国語でも、とにかく中学生レベルの知識があれば充分立派に社会で生きていけます。
ただ、覚えた(覚えさせられた)だけの知識は使わなければすぐ忘れますし、時代・状況が変われば変わっていく内容もあります。分からないこと、忘れたことは調べればいいのです。

むしろ素朴な疑問で「あれ、どうして?」と感じること。面倒くさがらないで自分なりに「考えてみる」こと。そしてブログなどせっかく個人が自由に表現できる場で、少し真面目なことも発信したり交流していくこと。

一人一人が物事の本質をちゃんと見きわめて感性を磨き、良識ある発言・行動を重ねていく。それが「世論」につながっていくと思うのですが…

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Re: 同感です

鍵コメさん

もちろんブログは個人的な表現ですから、音楽関係の仲間にも公務員さんも何人もいらっしゃいますが、きちんとした自分の意見として書かれていればまったく問題ないですよ。

このペンネームを拝見するとどこの県か分かってしまいますね(笑)。でも、たとえそれが分かったとしてもこの内容なら問題ありません。私が本文で言わんとしている「本質的なこと」「一人一人がしっかりした意見をもつこと」ですから、よかったらオープンでコメントを入れていただけたら嬉しいです。

おそらくそちらの職場で注意されているのも、特定の政治家を誹謗中傷するような内容、あるいは逆に称賛するような内容をうかつに発信することは公平な職務に携わる者としては気を付けるように、ということでしょう。


私も放送局勤務ですので、最近はコンプライアンスが色々と言われます。ツイッターやミクシイなどでほんの気軽につぶやいたつもりでも、たとえば若い人が憧れるような芸能人を局内で見かけて「〇〇に会っちゃった、キャー」などとつぶやいたり、アルバイトさんが初めて入館証を手にした嬉しさに思わずIDカードを携帯からアップロード。そうしたら「とんでもない!」と思った人からの書き込みバッシングやら、本人の名前・所属が知れるところとなり局に抗議の電話が来たり…

本人としては全く悪気もなく、そこまで問題になるとは思わなかったことでしょう。職場を管理する立場の人からは「そういうこともあるからネット社会には気を付けるように」「うっかり書いた一言で人生を棒に振ることもある」などと注意をせざるを得なくなるわけです。

でも私は「だから気を付けてやめましょうね」じゃないと思うんですね。表現のしかたの問題だと思うのです。「放送局に働く者の特権だ」「うらやましい」「公私混同だ」…などとあらぬ誤解を生むような幼稚な表現で書くから問題なのであって、きちんと自分の立場も明かしたうえで、自分なりの意見として書くことは「表現の自由」として守られるはずです。



私はブログをはじめてまもなく2年ですが、ブログには仕事のことは一切書かないことにしています。これだけ色んなテーマで書いていますが、これまで仕事に絡んで触れた箇所はわずか2回。
以前かかわっていた“まちづくり”コンサルタント時代に感じたテーマ、もうひとつはある企業が音楽ホールを作るにあたってコンサルタントとして関わった中で、企業が文化にお金を出すとはどういうことか、というテーマ。どちらも自分なりに社会に対して思う意見の一部として出しました。

私がブログを書くにあたって気を付けていることは次の点です。

1.仕事を通じて知りえたこと、ほかの人がうらやましい・特権のように感じることには触れない
2.政治家にしても民間人にしても、特定の人を個人的な好き嫌いだけで誹謗中傷しない
  (筋の通らないこと、間違った考え方だと思う点については、自分の意見として書きますが)
3.個人のブログ記事や他の人のブログへのコメントを、勤務時間中には絶対書かない
  (子供が熱を出して看護休暇をとっていた平日に記事を書く際には、今日は休暇をとったことをはじめに書いてから記事を書きました。業務中にブログを書いてるんじゃないか、などとあらぬ誤解を受けないために)

以上の点に気を付けて、どんな踏み込んだ内容についても、決して相手を誹謗中傷することなくきちんとした自分なりの考え・意見として書いているつもりなので、ありがたいことに今のところ妙な誤解やバッシングは受けていません。

世の中には色んな立場・考えの人がいるんだということを前提に、人を意味もなく誹謗中傷するのではなく、きちんとした自分なりの「意見」として、プライベートな時間に書いていれば問題ないと思います。

これからもどうかよろしくお願いいたします。



プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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