1分でわかる 太陽・地球・月

この前の月食(12月10日)の画像をアップした記事の中で、

「皆さんお気づきでしょうが、夏は太陽が空の高いところを通りますが、月は低いコースをたどります。冬は逆に、太陽が低いコースをたどり、月は頭のほぼ真上を通ります。ゆうべの月食を見ていた方、首がお疲れになったのでは…?」
という一文を書いたところ、何人かの方から「どうして?」と聞かれました。

こういう素朴な疑問、いいですね~。私は大好きです。
公式や数値など“難しい知識”を覚えるのでなく、ごく簡単に中学生程度の理科の常識から「どうして?」を考えてみましょう。

地球が自転する地軸は傾いていますね。何度傾いていたかはご自分で調べてください。とにかく少し傾いているんです。
そもそもどうして「夏」「冬」が起こるのか? 北半球と南半球では夏・冬が逆なのはなぜ…?


<北半球の夏>

北半球が太陽の方に傾いている状態だと、北半球では昼間が長く夜が短く、太陽は頭の上近くを通ります。だからじりじりと太陽が照りつけ暑いのです。
北極では太陽が沈まず、南極ではずっと夜が続きます。これが北半球での「夏」ですね。

その時の満月は…

地球・月イラスト夏
太陽は空の高いコースをたどるのに対して、月は地面から低いコースをたどります。


<北半球の冬>

反対に、南半球が太陽の方に傾いているとき、北半球では昼が短く、夜が長くなり、太陽は地面から低いコースをたどります。南極では太陽が沈ます、北極では24時間夜の状態が続きます。これが北半球での「冬」ですね。

その時の満月は…
地球・月イラスト冬
夏とは反対に、太陽は地面から低いコースをたどりますが、月は空の高いコースをたどります。

この前の月食を観察していて、首が痛くなった理由がお分かりいただけたでしょうか?
上の2つの図はいずれも簡単なイメージを表したに過ぎず、地球が太陽の周りを公転するコースと、月が地球の周りを公転するコースは、完全には一致していません。
もしそれが完全に一致していたら、どういうことが起こるでしょうか?
  ↓

<答え>

満月のたびに「月食」が、新月のたびに「日食」が起こります。いいですね~!



あと、この前の皆既月食は、日本時間でちょうど夜9:45ごろから起こりました。
月が地球の影に入って出てくるまでのショーを、日本ではまさに“特等席”で見ることができたわけです。首が少々痛くなったぐらい我慢しましょう!

ヨーロッパなど日本より8~9時間遅い地域では、月食が起きたのはお昼過ぎ。満月は残念ながらまだ地面の中。夕方、東の空から満月が昇ってきたころには、ショータイムはもう終わってしまっていました。

一方アメリカの西海岸~ハワイあたりでは、明けがた近くに月食が始まって「さあ、これから」というころで、月は西の地平線の彼方へ… 「Oh!NO」という状態だったはずですね。


★この記事は、少し時間がたったら12月10日の月食の記事http://resolutely.blog6.fc2.com/blog-entry-390.html  の後ろに移動します。

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なるほど!わかりやすい この辺りの授業、長々と何日もかけて学校で習ったのですが、いまいちわかりにくく苦手でした。
でもこの説明だと本当に1分で頭に入りました。
こんな先生いたらなぁ~
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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