雨の音を表現す楽器

「世界中に打楽器は何種類ぐらいあるんですか?」と質問されて、きちんと数字で答えられる打楽器奏者は案外少ないのではないでしょうか?
 
打楽器の中には、胴に皮を張ったいわゆる“太鼓”の仲間のほか、金属の円盤、棒、板などを叩いて鳴らすもの(シンバルやトライアングル、鐘などの仲間)、金属の小片などをシャラシャラと鳴らすもの仲間(鈴などの仲間)、木の板などの表面をこすって音を出す楽器(ギロのようなもの)…etc.

弦楽器や管楽器に属さない、あらゆる“音を出すもの”はすべて“打楽器”とされてしまいますから、本当に雑多な世界。

国・地域・民族(俗)・時代によってそれぞれ独特のものも数多くあり、どこまでを「同じもの」とみなすかにもよるでしょうが、地球上にはおよそ1500~2000種類ぐらいの打楽器の仲間たちがあるのではないかと言われています。



その中でひとつ、“雨の音を表現する楽器”というのをご存じでしょうか?

巨大な長芋というか、細身の丸太というか、素朴な形をしていて形も長さも1本ごとにさまざま。
サボテンの仲間を乾燥させたものらしく、中は空洞になっていて、無数のトゲを中に向かって突き刺してあります。その中に小石の粒が入っていて、筒を上下さかさまにしてやると「カモカモカモ…」っと乾いた美しい音がします。トゲに引っかかりながら落ちていくため長い時間、まるで水琴窟(すいきんくつ)のような幻想的な音が楽しめます。

もともとはアフリカで“雨乞いの儀式”に使われていたものが中南米に渡ったといわれ、「PALO DE LLUVIA(パロ デ ジュビア)」、スペイン語で「雨の音がする棒」という意味の名前がついています。 英語では「rein stick(レインスティック)」。

レインスティック(チャイハネさんより)
  <画像提供:チャイハネさんより>



2週つづけて東北に出かけていて、来週はまた演奏会本番。
久々に家にいられる週末だったんですが、今日は朝から激しい雨…
“雨乞い”は必要なさそうでしたが、台所にちょうどあったラップの芯に「そうだ!」と思いつき、6歳の下の娘と一緒に、手製のレインスティックのようなものを作ってみました!
サイトを見ると、けっこう皆さんこれに似たものを作られてるようですね。

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子ども用のビーズがちょうどいい大きさのようで、「カモカモカモ…」と可愛らしい音を立てて落ちていきます。

ためしに米粒を入れてみたら細かすぎで隙間を簡単に通り抜けてしまって音は持続せず、音色もあまりよくなかったですね。
ビーズぐらいの大きさの粒で、もう少し重いもの… たとえば小豆(あずき豆)か小石でも入れてみたら、もう少し大きな音がしてくれるかもしれませんね。

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No title

脱!ワル姫v-353

ところで、楽器の始まりって、打楽器のような気がするんだけれど、
楽器と歌だったら、どっちが先だったのかしら~?

聴いてみたいです♪

ピアノも打楽器ですね。
ピアノの練習は体力をとても消耗するのですが、それはやはり、
ピアノを弾くというより、ハンマーを打つ作業をしているからなのでしょうね☆

雨の音を表現する楽器があるというのは知りませんでした。
カモカモカモ..という美しい音 聴いてみたいです♪

音が耳に心地よく響くのは癒されますね☆
私は、以前、飛騨高山で、さるぼぼのついた
カロンコロンっていう音(笑)のする呼び鈴を買って、
その音がとても心地良くて好きでした。
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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