オリジナル ♪「駅」の歌詞に寄せて…

竹内まりやさんの「駅」を題材に、とんでもない替え歌を思いついて書いてしまいました。

「1.乗り過ごし編」「2.クレーム編」 いずれも前後関係がちゃんとつながって状況が目に浮かび、しかもオリジナルの歌詞の要所要所の言葉は可能な限り生かして、また安易に下ネタに流れることなく“鉄道ネタ”から外れないように…けっこう考えたつもりなんですが…(笑)

♪ 「駅」は、その哀愁を帯びたメロディー・歌詞の内容、いずれもじつに素晴らしい曲で、1987年にヒットしてからもうだいぶたちますが、今でもカラオケスナックなどで女性が歌う曲のベスト10の中には入っているのも頷けます。

さて主人公の女性「私」と、たまたま駅で見かけた「(元)彼」とは、いったいどういう関係なんでしょうか?

2番の歌い出しから、この二人は2年前に別れたことが分かります。
どういう理由で、どちらから別れ話を切り出したのか?
おそらく二人いずれも行き詰まって、壁を乗り越えられなかった…
でも今は少なくともお互い恨んではいない、損害賠償なども発生していない…

この2年の間で変わったもの。
「私のこの髪」、髪を切ったのでしょうか?
逆に伸びてボサボサになった、白髪混じりになった、抜けた…は考えにくいから、やはり切ったんだと思っておきましょう(笑)

そんなことより気になるのは「彼のまなざし」の方です。
どうやら前より明るく元気に、いい方向に変わったのではなさそうです。
隣の車両から「うつむく横顔」を見ていたら「涙があふれてきそう」になるんですね。

1番に「たそがれの駅」、2番に「ラッシュの人並み」とありますから、まだ夕闇迫り始める時間帯。今日は深夜まで残業ではなく割と早めの退勤のようですが、彼はかなり疲れているようですね。
うつむいて電車に乗って、真っ直ぐ家路につく。「それぞれに待つ 人のもとへ」…つまり「私」にも「彼」にもそれぞれの家庭があるんでしょう。

そんな彼の疲れた横顔を見て、一緒にいた頃は分からなかった彼の気持ちが「痛いほど分かる」「私だけ愛してたことも」…


彼はずっと“仕事人間”だった(今も)んでしょうね。
少なくとも今日は割と早い時間に退勤してるのに、仕事帰りに誰かとどこかへ飲みに行くでもなく、コンサート・映画・演劇を観に行くでもなく、何か活動に参加するでもなく、「最近ブログ見てくれてる?」もなく…(笑)

とくべつ趣味も楽しみもなく、毎日疲れて帰ってくるだけの彼に対して、この女性は以前なんらかの不満を抱いていたのでは?

でも、いま隣の車両でうつむいている彼は、以前にも増して元気がない…
真面目でつまらない仕事人間だけど、他で遊ぶこともなく「私だけを愛してた」んだと今になって思えてくる。

「懐かしさの一歩手前で こみ上げる苦い思い出」が出てきて「言葉がとてもみつからない」。黙って密かに様子を見ている。
そして「ラッシュの人波にのまれて 消えてゆく後ろ姿」を哀しく見送る…
う~ん、なんとももどかしいですね~

まあ、こんな流れでの解釈が一般的なところなんでしょうが…
素晴らしい歌で主人公の気持ちもよ~く分かるんだけど、この女性も男性もいまいちシャキッとしなくて、個人的にはどうも好きになれないな~(笑)


でも最近あらためてこの歌詞を見ていて、もっと深い何かがあるんじゃないか?…と思うのです。

どうして隣の車両から「うつむく横顔」を見ていただけで、彼のどんな気持ちが「はじめて」分かったんでしょうか?「痛いほど」に…

「今になってあなたの気持ち はじめて分かるの 痛いほど 私だけ愛してたことも」

この部分、ちょっと意味深だと思いませんか?
「私だけ(を、彼が)愛してくれてた」のか、逆に「私だけ(が、彼を)愛してた」のか…?

さらに最後の部分。
「ラッシュの人波にのまれて 消えてゆく後ろ姿が やけに哀しく」見えて(=今の彼がいかにも哀しそうだから)「心に残る」(=気がかり)なのか?
それとも、見送るこの女性にとって、力になれなくて別れたことがなんともやりきれず「やけに哀しく心に残る」のか…?

この辺りをどう解釈するかによって、歌う時にどこで息継ぎするかも微妙に変わってくるでしょうし、2年前まで一緒にいた彼との関係、別れた理由、お互いの立場などが全く違ったものにも解釈できてしまう。

たとえば…

2年前も今も彼は妻帯者で、私だけが彼のことを誰よりも愛していたんだけど、2年前の私は彼のことを本当に支えてあげることができなかった…
懐かしいけど、その手前に立ちはだかって言葉も見つからなくさせている“苦い思い出”っていったい何なのか…?

この歌、じつはものすごく深いことを描いているんじゃないのかな?…と


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No title

深い意味の方が、いいわね~。
いままで、歌謡曲でアナリーゼ(?)って聞いたことなかったから、
とても参考になりましたわぁ。
歌詞を読み砕いて、背景を感じると、カラオケで歌っても、
今までと違う歌い方になるかも。
って、この曲知らなかったんだけれどね(笑)
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

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