ベートーヴェン交響曲4番、8番

10月2日(日)

どんよりした日曜日、かみさんは娘たちを連れて実家(足立区)近くの温泉へ…
洗濯物を乾燥機に放り込み、よ~し今日はじっくりベートーヴェンさんと付き合うぞ~!!

…というわけで、12日にコバケン先生の練習台になるべく、交響曲4番&8番を。

先日ダウンロードしたパート譜を見ながらCDを遠慮なく大きな音でかけてイメージトレーニング。家にティンパニがないので、これしかないんですが…


♪ 交響曲8番

もう何年も前にやったことがあるんですが、4楽章はけっこう怪しい。
うっかりすると(小節の)表と裏が逆転して入りそこなう。オクターブをファゴットさんと一緒にたたいている場面でも、途中から入ってくる弦楽器の拍の頭と裏をうっかり勘違いして聴いてしまうと、どこでやめていいのか分からなくなる…(笑)

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やはりちゃんとスコアを見て、いったん音のない世界でスコアとパート譜とじっくりにらめっこ。ちょっと音を確かめたいときはピアノが便利ですね。

以前は、交響曲といえば1楽章と4楽章(だけ)に燃えてました。今でもたしかにベートーヴェンらしい場面に血は騒ぎますが、静かな2楽章や3楽章のトリオの部分に楽しさを感じたりします。そういう齢なのかな…(笑)?

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あ、そうそう、このベートーヴェンさん、どこかでお会いしたことがあるような…

3年前の大みそかに、コバケン先生が振られた「オールベートーヴェン」のプログラム表紙なんです!
「岩城記念オーケストラ」というN響メンバーを中心としたオケで、数日前に行われていたリハーサルも見学させていただいたことがあるんです。
ポケットスコアを持参して、ほとんど曲を通しながら要所要所でマエストロから飛ぶ「ここは何の楽器中心ね」「ここはあまり急がないですよ」といった指示を聞いていました。

ティンパニも「ただそこに4分音符があるから叩きました」ではいけないと思うんですね。自分がソロのように演じなくてはいけない場面もあれば、楽器から楽器にリレーされる旋律、音のつくり方、切り方…とにかく交響曲の基本はベートーヴェンにあり!


♪ 交響曲4番

どことなく1楽章の出だし部分が、マーラーの1番を連想させません?
マーラーは「ラ」の音から、まるでチューニングの流れからそのまま入る感じで、こっちは半音高い「B♭」ですが、クラリネットのカッコウが鳴きだしたり、どこか遠くからトランペットのバンダでも入ってきそうな予感が…

そんな長いAdagioに続いて、明るいAllegroに入ると、いきなりモーツァルトの「魔笛」か「フィガロの結婚」の舞台の世界に入ったようですね。
ゆったりしたところの旋律もモーツァルトっぽいけど、ベートーヴェンのひとつ前の交響曲3番「英雄」みたいな旋律も顔を出してますね。1楽章・2楽章の終わりにはティンパニのソロもちゃんとありますよ!

全体にモーツァルトっぽいところから、一生懸命ベートーヴェンが自分の世界を創り出そうとしていた“もがき”のようなものも感じます。


そのひとつが ソナタの3部形式からの脱却!

ふつう3部形式なら、A-BーAで完結するんですが、この交響曲4番の3楽章は、軽快なAllegro vivaceに挟まれたトリオ(中間部)にあたる部分が2回も出てきます。

似たような展開を見せるのが「第九」の2楽章ですね。トリオに2回も突入し、また頭に戻り、さらにトリオに3度目に入りかけ、「いったいいつまでやるつもり?」…と思ったところで♪チャカチャカチャカチャカチャン!と強引に終わらせます。交響曲7番の3楽章もそれに近い感じですよね。

それに対して交響曲5番「運命」の3楽章は面白い展開をしてますね。
A-BからAモドキに戻って、静けさの中に落ちていき、そのまま4楽章に突入。でも4楽章の中間部でふたたび3楽章のテーマが回想されるように登場します。

暗い1楽章の“運命のテーマ”を展開させたのが3楽章。 4楽章でいったん明るいハ長調の世界に到達したものの、1回目は隣の調に迷い込んでもがき苦しみ、再び原点に返ってくるように3楽章を回想し、そこから一気に抜け出して再びフィナーレの再現へ…そんなイメージに私はとらえています。

ま、その話はともかく(笑)、ベートーヴェンがそれまでのソナタ形式の3部形式を見事に打ち破った例は「運命」にあると私は見ています。

おっと、交響曲4番・8番から話がそれちゃいましたね…失礼!
もうちょっと見直しをしておかないと!

「♪ あ~くたびれた、もう終わりにしよう」…なんて8番の第一楽章出だしのメロディを口ずさみながら…

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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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