明⇔暗 の移ろい

久しぶりにこのカテゴリで書きます。

中南米のフォルクローレ ってお好きでしょうか?
ケーナ、シャンポーニャなどの笛、アルマジロの胴体に弦を張ったチャランゴ、それに鹿の皮を張った太鼓…

本格的な編成でなくても、ピアノやギターなどで伴奏されたことのある方も多いかと思います。

その中によく、明るい響きと暗い響きを行ったり来たりするような場面が出てきませんか。明るくなったかと思うと、お日様が雲に隠れるように影る…そんな明・暗を行ったり来たりするような和音進行がよく出てきます。

例えばこんな風に…
長・短

「♪ コンドルは飛んでゆく」や「♪ 花祭り」などが有名なところですが、
和音の一番下の音が、ひとつ(2度)下に降りると明るい響きになり、上がるとまた暗い響きに…さりげなく響きがころころと変わります。

この原理はとても簡単なこと。
並行調

明るい「レソシ」の和音の一番下の「レ」を1オクターブ上に持っていくと「ソシレ」。つまりト長調の基本和音ですね。
それに対して暗い「ミソシ」はト長調とは平行調(=♯や♭の数は同じまま、長調の主音よりも3度下からスタートする音階)の関係にあるホ短調

つまり、親戚同士のような関係にある長調と短調の間を行き来しているんですね。

短調の3和音の一番下の音を1つ(2度)下げるだけで、全体がすっと明るい調に早変わりし、1つ上げると暗い調にもどる…

この手法は、最近またよく歌われる機会の多くなった故・坂本九さんの「♪上を向いて歩こう」の出だしの部分にもそっくり当てはまります。

明るい調、あるいは暗い調のままずっと進んでいくよりも、明・暗の両方を秘めた人間の心によく響く音楽なのかもしれませんね。



ところで、このままやめておけば真面目でいいお話のまま終われるんですが、例によっていつもの悪い癖で…

「ミソシる」ってご存じですか? 
旅館の朝ごはんには欠かせない日本の風味。名古屋では“赤だし”だか“丸出し”だかが主流の「味噌汁」のお話し…じゃありません。

作曲家が曲の中で「ミソシ」の音をやたらと使いまくること。
音大の作曲科の学生さんが「私今度の課題でやたらとミソシっちゃってさぁ」なんて使い方…しませんよね…?

「しるか~! そんなこと~!!」

あ~、やっぱりやめておけばよかった!! スミマセン! すみません!

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ミソシる…(笑)
前半の流れからまたも急に落とされました。
丸出し味噌にも爆笑です。
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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