♪トンボにまつわる作品


「蜻蛉日記」に代表されるように、日本の古典文学の世界で「かげろう」といえば、それはトンボを意味します。

昆虫のカゲロウ(蜻蛉)は、水面の上を漂うところから、春に暖められた地表付近で光が屈折しておこる自然現象の陽炎(かげろう)を連想させますね。はかない生き物の象徴のようでもあります。

ウスバカゲロウの幼虫はいわゆるアリジコクで、軒下などの乾いた砂の中ですり鉢状の巣をつくって昆虫を捕獲して食べて育ちます。

しかしカゲロウの多くは川で幼虫時代を過ごします。河原で水につかった石をひっくり返してみると、釣りで使う毛針にも似た、ヤゴを小さくしたような虫がいます。トビケラやカゲロウの幼虫たちです。
トンボも水辺に産卵し、幼虫の時はヤゴとして水中で育ち、羽化して空中を浮遊しますから、まさに“カゲロウの仲間”といってもいいでしょう。

トンボやカゲロウは夏休みにもよく見かけますが、やはり季節としては「秋」のもの。
季節の移ろい、もの寂しさ、無常さをどこかに秘めているようです。


♪ トンボにまつわる楽曲

たいてい皆さん「トンボのメガネ」を思い浮かべるでしょうが、ここでは管弦楽曲から。

私がまだ幼少のころ、今でいう「芸術劇場」のような番組が日曜日の夜にあり、“カゲロウが蜘蛛の巣にかかって死んでいく情景を描いた曲”という解説とともに聞いた記憶がありました。 抽象絵画のような曲だったのではっきりとしたメロディもリズムも覚えていませんでしたが、虫の大好きだった幼少の私にはかなり印象に残ったのです。あらためて「カゲロウ」「クモ」「管弦楽曲」で検索してみたら…、ありました!


♪「蜘蛛(くも)の饗宴」

<仏:Le Festin de l'araignée, 英語: The Spider's Feast>
1912年にアルベール・ルーセル(1869~1937)が作曲したバレエ音楽(作品17)。

1912年に芸術劇場(Théâtre des Arts)の依嘱によってつくられたバレエで、大筋としては、女郎蜘蛛の巣にかかって喰われてしまう昆虫たちに関連しています。アンリ・ファーブルの『昆虫記』に霊感を受けているとも言われます。
ルーセルの初期の代表作で、ドビュッシーやM・ラヴェルの作風にもやや近い印象主義的な色彩、官能的で濃密な管弦楽法で描かれています。

現在ではしばしば作曲者自身によって「交響的断章」と呼ばれた演奏会用の組曲の方が演奏・録音される機会が多いようです。7つの楽章が連続して演奏され、演奏時間は15分程度。

1.前奏曲 Prélude
2.蟻(アリ)の入場 Entrée des fourmis
3.蝶々の踊り Danse du papillon
4.蜉蝣(カゲロウ)の孵化 Eclosion de l'éphémère
5.蜉蝣(カゲロウ)の踊り Danse de l'éphémère
6.蜉蝣(カゲロウ)の死 Funérailles de l'éphémère
7.寂れた庭園の夜の墓 La nuit tombe sur le jardin solitaire

(以上ウィキペディアを参照にリライト)


私はこれまで演奏する機会には恵まれませんでしたが、スコアを探して楽器編成なども調べてみたいと思います。どこかのアマチュアオケで演奏された方がいらっしゃったら、コメントにて情報をお寄せください!



さて、かつて昆虫好きだった少年も、今やもうオジサンです。ふだん自分の姿は鏡で正面からしか見ませんが、演奏中に撮られる画像などで違う角度から見てみると、つくづく髪が薄くなってしまったな~と(泣)。
でもこれもありのままの自分の姿。ただでさえ汗っかきの私ですからカツラなんて考えていませんが、気持ち・行動力ともに若いですから皆さんこれからもどうかよろしくね!

そして、そんなワタクシにお勧めの曲が、こちら…


ムシルノスキー作曲 交響詩
「禿げヤンマの一夜」

なぜか夜行性のハゲヤンマが、夜通し勃発しまくる物語…??
おどろおどろしいダイナミックス(強弱)、激しいシンバルの連打、終盤ちかくの夜明けの鐘などが聴かせどころ! 

同じ作曲家の代表作で、もともとはピアノ連弾用に書かれ、のちにM・ラヴェルなどによってオーケストレーションされた曲…「展覧会のギョエ~!」もあります。              
                    ~闇ブログ 「ティンパニで勃発を」に寄せて~



★現状ではこのブログのカテゴリ一番下「パウゼ(♪ひと休み)」を時々のぞいてみてください。
トップ記事に出すには及ばないくだらな~い記事が、日付を偽造されて過去の記事として何気なく埋まっていたり、前に書いた記事が追加・増強されているケースも!
たとえば…→ http://resolutely.blog6.fc2.com/blog-entry-282.html

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No title

私は、現状、石ヤンマというところでしょうか?

いつの頃からか分かりませんが、子どもの頃触っていた虫が、
全く触れなくなっている自分に気づく事がよくあります。

最近ではセミですね!この前、成虫を取ろうと思って触ろうとしたら
気持ち悪くてだめでした!
小さい時は大好きだったのに、なんだか悲しかったですね。
なんでだろう?
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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