ティンパニで偏食を?…しちゃいけません!

<起>

ここ最近私のお気に入りで、ちょくちょくお邪魔させていただいてるブログのお部屋があるんですが、そこに「好き嫌い」という記事を見つけました。
ゆうべちょうど「シシトウ」の話題を書いたばかり! 
その記事への「コメント」として投稿しようなかな、とも思ったのですが、訪問先でついつい長居して一席ぶつのも申し訳ないので、自分の部屋で安心して書くことにしました(笑…MNさん、ごめんなさいね)。


<承>

その方ご自身も「人生の半分を無駄にしてるな~」と書かれています。はい、私もズバリ、そう思います!(笑)

たとえば子供のころから卵がダメ、蕎麦がダメ、青魚がダメ…いずれも食べるとジンマシンが出たり発作が起きてしまうなど、体が反応を示してしまうケースは本当に気の毒だと思います。ことに卵や小麦粉がダメというケースは、お菓子などあらゆる加工食品に含まれていますから、うっかり何も食べられませんね。合宿や旅行で行った先などでもきめ細かい配慮が必要になります。

でもその方の記事を拝見する限り、とくにそういったアレルギー反応が出て完全にダメなわけではないようなんですが…
「タコ、イカ、エビ、カニ、貝、魚(いわゆる魚介類)、お肉(牛、豚、鶏)、納豆」…驚くほどダメなものが多いんです。
でも最近はフグ、鰻、マグロ、牛肉(タン、フィレ)などは食べられるとか。 「それってめっちゃ高級な食材ばっかしやんけぇ!ホンマはなんでも食べられるんとちゃうんか?ホンマに…」なんて言われませんか?(笑)

かくいう私も、小学校の給食に出てきた肉の脂身の塊や、牛乳が苦手でした。
肉の脂身はその後、お肉のわきに少しついているぐらいなら美味しいと思えるようになりましたが、生の牛乳だけは今でも苦手です。コーヒーに入れたり何かと混ぜれば飲めますし、クリームやチーズなどミルクたっぷりの乳製品は大好きなんです。でも生の牛乳だけを単独で飲むのはどうもダメなんですね~ 

でも北海道に移住した友人(大学時代のゼミの後輩夫婦)の牧場で出されたしぼりたての牛乳は、せっかくだから“頑張って”飲んでみたところ「美味しい!」と思いましたね!

まあ、理屈抜きにどうしても苦手なもの、好きになれないものがあっても仕方ないんですが…


<展~1~>

私は父の転勤の都合で小学校低学年を関西で、高学年を名古屋で過ごしました。途中で転校したことで、今でも小学校時代の思い出は「○年生の夏休みは○○へ行った」などとかなり具合的に鮮明に覚えています。

そんな思い出のひとつに、名古屋の小学校には学校の敷地内に観察園というのがあり、みんなでジャガイモを育てて収穫した思い出があります。

収穫を終えて「さあみんなで分けるぞ」という時に、先生が「お~い、ジャガイモ嫌いなやつは誰だ~、前に出てこい!」と声をかけ、その子たちに優先して大きくて形のいいのを持っていかせたんです。
「おいおい、なんだよ~!」と思いましたが、考えてみたらもともとジャガイモ好きな子が自分たちで育てたイモを一層「美味しい!」と思うのは当たり前。
むしろそれまでジャガイモが嫌いだった(=とくに好きだと思わなかった)子が、それを機に「美味しい」と思って食べられるようになるかもしれないですね。


<展~2~>

それと同じ発想で、もしイカの嫌いな方は一度ご一緒にイカ釣りに行きましょう!
夜中にイカ釣り漁船に乗り込んで沖に出て、明かりを灯してイカ釣りをやるんです。楽しいですよ!
(私は以前職場内の「釣り部」に混ぜてもらって一度行ったことがあるだけなんですが…)

今の業務用のイカ釣りは、仕掛けのついた網を沈めてモーターで一気に巻き上げますが、“アマチュア”は小型のランプのついた仕掛けを水深100メートル近くまで降ろしてしゃくりながらイカが乗るのを待ち、重くなったら一気にリールを手動で巻き上げるんです。途中で休んで緩めると逃げてしまうので、ゆっくりでもいいから一定の速度で巻き続ける…けっこう腕が疲れます!

そして水面下に姿を現したイカが、釣り上げると同時に体が透明~チョコレート色へとみるみる変わり、潮やスミをピューっと吹き出しながら釣り上げられるのには感動します!

うっかり手足の部分を素手で持つとキュッと吸い込まれて鋭いくちばしで噛まれますから注意!
でも死闘の末に釣り上げられたイカの体の表面にある無数の色素の粒が大きさを変える様子や、透き通るような美しい体のこりこり感、意外と活発な動き…どれも新鮮でなんともいとおしくさえ見えてきます。
魚屋さんで並んでいる白いイカとはもちろん、水族館で水槽越しに「観察」するイカとも全く違う新鮮な感動があります。

その獲れたてのイカを“活けづくり”にしてもらって、わさび醤油をちょんとつけて暖かいごはんに乗っけて食べる…「く~っ、チュギネ~!」(韓国語で「もう最高!」)
生きたまま醤油とみりんの池にジャポンと入っていただいて“沖付け”にして持って帰り、煮付けて食べるのもまた格別な味!!


<結>

食べ物の好き嫌いの多くは、たとえば「長くてヌルヌルした魚、気持ち悪~い!」とか「羽をむしったあとの皮のブツブツがまさに“鳥肌”で気持ち悪~い」…といった、かなり強烈な潜在的イメージから来ていることも多いみたいですね。

あと、もし知らないうちに口に入ってしまったら食べられないわけではないけど、あえて食べてみたいとは思わない…といった“消極的な食べず嫌い”も。

友達の牧場でのしぼりたての牛乳、観察園で育てたジャガイモ、自分の手で釣りあげたイカ…ちょっと思い出してみてください。

どんな食材でもそうだと思いますが、いつもいつも“お見合い”のように出されるものとだけ対面してきたからいけないんじゃないでしょうか?
もっと人間本来の姿に戻って、自然の中の生きた食材と向き合いましょう!
食べること=生きること」です。「生きること=楽しむこと」…人生を楽しむんです!

食材と向き合うだけでなく、楽しい旅行の車中で食べる駅弁だと、多少苦手なものが入っていても案外食べられちゃった…なんてこと、ないですか?
また、ドラマの中で役者さんがじつに美味しそうに食べているものが無性に食べたくなったり、好きな人が目の前で美味しそうに食べてるものは一緒に味わいたくなったり…

「好き嫌いがあることで人生の半分を無駄にしている」と冒頭でご紹介しましたが、「食べられないから楽しめない」んじゃなくて、「人生をもっともっと楽しむことができたら、食べ物の好き嫌いはかなり少なくなる」んじゃないかと私は思います。

必ずしも高級なタンやフィレだけでなく、庶民的なスーパーで売ってる豚バラの切り落とし肉でも、気のおけない仲間たちと楽しくキャンプでもやって、採れたてのピーマンやナスと一緒に美味しく調理をしてみんなで楽しく食べれば、美味しく食べられて好きになりますよ、きっと!


<蛇足>

人間は長い長~い歴史の中で、実にあらゆるものを食べてきたもんだと思います。中にはウニとかナマコみたいに「最初にこれを食べた人、勇気あるよな~」と思うようなグロテスクな姿をしたのもいますね。梅の実の種まで割って珍味を見つけたり…とにかく人間は実にどん欲に食べることを追及してきたと思います。そしてそのプロセスでは猛毒の犠牲になられた尊い命もあったことでしょう。

まさに「食べること=生きること」、真剣勝負の世界なのかもしれませんね!
…いやいや、そんなに構えなくてもいいんですが(笑)、とにかく大いに人生を楽しみ、食べることを大いに楽しみましょう!!

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No title

「この葉っぱがないと種が絶滅する」ってことがないのが人間ですね。たくましいです。
小学生のとき、牛乳が嫌いで、毎日、隣の席の牛乳好きの男の子に飲んでもらっていたら、その子が5時間目にもどして、私たちの契約がバレて、先生に怒られたことを思い出しました。給食は揚げパン、果物の入ったサラダなど苦手なものがあって、3時間目にパンを揚げる匂いがしてくると泣きたい気分でした。今は何でも食べられて、何であんなにイヤだったのかと思いますが。

私は子どもの頃、見た目や色の感じから茄子が大嫌いだったのですが、ある日母親が工夫し、大好きなおかずに紛れて料理をしてくれ、知らずに食べたところ、食べれるようになったことを思い出しました。
今ではよく食べる好きな野菜になりました。

No title

食べ物の好き嫌いの話題。
我が家では、間もなく1歳と3ヶ月になろうとしている娘が、如実に態度で示すようになってきました。味が嫌いなのか食感が嫌なのかわかりませんが、口に入れたら電光石火ペロッと舌で押し出します。あまりの見事な‘舌さばき’に拍手をしたいくらいですが、さすがにこれは教育上よろしくないということで、一応親らしく「いけません!」などとたしなめてはいます。(笑) まあ、余り神経質になると余計に、それがトラウマになってもいけないですね。 まだまだ好き嫌いのレベルでもないとは思っています。

No title

食べることは=生きること
まさにそうだと思います
。。。私は小さい時、好き嫌いの多い子供でした
ます、給食のミルクが飲めない
スープにアブラが浮いているようなら見るだけで
酸っぱいものがこみ上げてくる⇒ひどい偏食児童でした
だから、給食は楽しめませんでした
でも、大人になるにしたがい、いいろんな楽しみ方で
克服できる様になって来ています
まだまだ好き嫌いはありますが…大いに人生を楽しみたいです
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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