液状化の実態

7月10日(日)夜9時~ NHKスペシャル「世界最大の液状化」
  ご覧になった方はいらっしゃいますか?


<NHKオンラインに紹介された番組広報の文章より>

今回の震災では「液状化現象」でも大きな被害がたくさん出た。

東京湾の沿岸部だけでも東京ドーム900個分に相当する約4200ヘクタールで液状化が起きた。住宅被害は関東地方だけで約1万7000棟。液状化による被害規模は”世界最大”といわれる。
震災から4か月が経ち、これまではわからなかった液状化被害や、二次災害の危険性、対策を講じる難しさなどが次々に明らかになってきている。
こうした新事実は、被災地の復興計画や、日本各地の地震防災計画にも大きな影響を与える。震災から4か月でわかった新事実をもとに、「液状化」に備えるために今何が必要かを探る。




私はたまたま片付けものをしていて頭の10分ほどが始まってから観たのですが…


女川でコンクリートの建物が横倒しに!

建築の専門家も初めて見る光景に驚きながら、そのメカニズムの解明を試みました。
地盤全体が液状化して基礎に打ち込まれた杭が抜けやすくなったところに、津波による横からの力が加わって倒壊したのでないかと。
津波などから人命を救うはずの鉄筋コンクリートの建物が、このような倒壊を起こす可能性がある…


震源から遠く離れた千葉など各地で液状化

揺れが1分以上続いたことにより、これまでわからなかった液状化が引き起こすさまざまな重大な影響が明らかになってきました!
水と砂を入れた水槽に比重の重いものをおいて振動を与えると、重いものは砂の中に潜り込んでいきます。逆に地中に埋められていた比重の軽いものは、液状化によって地表に隆起してきます。

建物が潜り込む・傾く・倒壊するなどの被害が千葉県内をはじめかなり広範囲に起きていたことが明らかになってきました。一時的な復旧はできても、全体の復興にはまだ手がついていないのが現状だといいます。


液状化によるさらなる危険地域

揺れている時間が短ければ部分的な現象ですみますが、揺れが長時間続くと埋立地のような地盤のゆるい場所では、地盤全体が海に向かって押し出されるような大きな流れが起きます。
今回の大震災でも、1分以上の揺れが続いたことにより、各地でそのような現象が起きかけたことが分かっています。
ことに京浜~京葉の東京湾一帯には、ガスタンク・石油コンビナート・火力発電所などさまざまな有害物質・危険物質を扱う施設が密集しています。

しかし川崎市の埋め立て地にあるほとんどの企業は、今回の地震による液状化の実態、起きた現象などを一切公表していないといいます。もし危険性が明るみに出ると「企業のイメージ低下につながるから」 というのがその理由のようです。
火災や有害物質の流出などの緊急事態が起きていない限り、液状化現象が起きただけでは企業には報告義務がないため、行政としてもとくに何もしていない(手立てがない)そうです。


♪ ♪ ♪

きょうもまた三陸沖でM7.2の地震がありました。
まだまだ歪みエネルギーによる“余震”が続くのか、今後起こる可能性のある地震との関連性がどうなのかは分かりません。


しかし、企業も行政もこの調子では、今回甚大な被害・犠牲を出した東日本大震災の教訓がちっとも生かされないのではないか、と思えてきてしまいます。

大震災から4か月ほどたち、今まで分からなかったさまざまな新事実がいろいろと明らかになってきています。 原発だけでなく、人命にかかわる重大なことも数多く含まれ、そこでは企業も自治体(行政)も国も、人命第一に一体となって一刻も早く“対策”に乗り出す必要があります。

どの企業もどんな仕事でも「人々の幸せな生活に役立つこと」が最終的な使命ではないのでしょうか?

イメージが悪くなる=評価が下がる…まさに“株価”的な企業の評価とメンツだけを重視して重大な事実を公開しない企業。
行政は行政で「義務がない」から「自分たちにはなすべき手立てがない」でおしまい…??

いまもし関東・東海に大規模な地震や津波が来たら、東北地方以上の甚大な被害が出ることは火を見るより明らかです。とにかく埋立地には近づかないことしか当面われわれが身を守るすべはなさそうです。

企業も行政も、いったいいつになったら国民の命を第一に考えて動けるようになるんでしょう…???

 

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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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