♪ ドレミの起源

もうだいぶ前(2010年11月)ですが、このカテゴリーで「音階と和音のお話し」という記事を書きました。
その中で、音の名前についてこんな手書きの図をご紹介しました。



IMG_20101125114741_20110701011344.jpg 

ご覧のように、日本語の音名「いろはにほへと」も、英語やドイツ語の「ABCDEFG」と同様、「ラ」の音から順に名前がつけられていることがわかりますね。

一方、とっても有名な「ドレミファソラシ」はイタリア語ですが、そもそもどうして「ドレミ…」という音名になったのか…?そこには触れませんでしたね。

じつはこれ、グレゴリオ聖歌の節ごとの頭の音から取ったらしい、という話は聞いたことがありましたが、その歌詞・意味までは知りませんでした。



ドレミの起源は、ラテン語のグレゴリオ聖歌の歌詞からきています。

Ut queant laxis
Resonare fibris
Mira gestorum
Famuli tuorum
Solve polluti
Labii reatum
Sancte Johannes

(大意)

あなたの僕(しもべ)が声をあげて
あなたの行いの奇跡を
響かせることができるように
私たちのけがれた唇から
罪を拭い去ってください
聖ヨハネ様

YouTube「♪聖ヨハネ賛歌」


◆以下ウィキペディアの記事を参考に…

この歌詞で歌われる「聖ヨハネ賛歌」を、昔は聖歌隊の口伝えで次世代へと伝えていましたが、覚えるまでに時間がかかることと、長い年月の中で正確さが期待できないことから、中世イタリアの修道士であり音楽教師でもあったグイード・ダレッツォが1025年ごろ、4本の線の上に四角い音符で音の高さを表記しました。これが現在の楽譜の表記法の原型ともいえます。

この「聖ヨハネ賛歌」は、6つの句が音階のうちの一つで始まり、しかも1句ごとに上昇するようになっていたため、句の最初の文字「Ut Re Mi Fa Sol La」を音の名前にして、それを用いた「階名唱法」もグイードが考案したそうです。

なお「Ut」(ウト)は現在でもフランスでは使われていますが、発音しにくいため、「主」を示すDominusの「Do」に変更されました。
なるほど、救い主イエス=キリストの「主」で「主音」だったんですね!

★主音:ある音階のベースとなる音(ハ長調ならド、ト長調ならソ)

★英語・ドイツ語のABC…、イタリア語のドレミ…、日本語のイロハ…
 ♯や♭で示される半音高い音・半音低いをどう呼ぶか?
 それぞれの利点、紛らわしい点はこちらの記事を参照。
 → 音の呼び名、洋の東西合戦!?


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Ut というのは教科書的に知っていましたが、「サウンド・オブ・ミュージック」の中でも Si でなく Ti (Tea) だというのを知った時は、かなり衝撃を受けたのを思い出します。
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

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