~~に毛の生えたようなもの

「毛」…といっても残念ながら頭髪の話ではない。

よく「~~に毛の生えたようなもの」という表現をする。
もともと大したことないものが例えとして挙げられ、それがちょっとばかり大きくなった、ちょっと強くなった、ちょっと進んだ、ちょっと成長した…etc.
でもどうせその程度、大したことない…そんなニュアンスで使われる。

「例え」として出される気の毒なモノたちに実際に毛が生えるのかどうか、生物学的・科学的な根拠などもちろんない。しかし仮にも、どんな生き物のどんな種類の毛なんだろう?…と気になり始めると気になる。

もともと「毛が生える=成長する、大人になる」という意味からこの表現は生まれたはず。
色んな想像ができて、やや下ネタ系の匂いすら漂ってくる。
こういう言葉こそ、掘り下げて膨らませてみたくなる、まさに魚雷向きのネタかもしれない。

注) 魚雷(or 魚雷メール)

くだらな~いギャグをメールにして時ならぬ時に携帯から発射するもの。またはその行為。
飲んでる席で目の前にいる相手の口から直接飛び出すならともかく、昼休み、移動の電車内、病院の待合室…時ならぬ時に、いつ脇腹に直撃を受けるか分からない。
また発射した側としては、水面下からひそかに発射した魚雷が相手に命中したかどうか、その反応を待っている。「ヤダ~、何これ~!(爆笑)」でもなんでもいいから反応が返ってくれば安心だが、ずっと沈黙の時間が続くと「あれ~?、外したのか、不発だったのか、こちらの正体が見破られてこれから大変なしっぺ返しがくるのか?」…とっても不安になってくる。
戦時中、潜水艦から魚雷を発射したあと息を殺して炸裂の瞬間を待つ乗組員の気持ちが分かるような気がする。いろんな意味で「魚雷」なんです。

なお魚雷メールについてさらに詳しく知りたい方は、この「★パウゼ(♪小休止)」カテゴリを過去にさかのぼって掘り進んでいくとこんな記事に当たります!
→ 「魚雷メール・魚雷ギャグとは?」

あ、でも魚雷は本来携帯から発射されるもので、ブログにひそかに埋めておいて、入ってきた人がドカン!といくのは、もはや魚雷ではなく「地雷」ですね。 そう、水中から陸に上がって進化したんです。



さて「毛の生える話」、さっそく実例を…

●毛虫=イモムシに毛の生えたようなもの
(←はい、たしかに!)

●オオカミ=犬に毛の生えたようなもの
(←あの~、犬にもちゃんと立派な毛が生えてるんですけど…)

●ヤマアラシ=アルマジロに毛の生えたようなもの
(←あれって毛なのか?)

●マーライオン=小便小僧に毛の生えたようなもの
(←ノーコメント)

●高くないタワー=電信柱に毛の生えたようなもの

●強くない力士=ただのデブに毛の生えたようなもの

●出来そこないの魚雷ギャグ=オヤジギャグに毛の生えたようなもの


<使用シーン>

●デザインの現場で
「茶色じゃ濃すぎるから、黄土色っていうか、まあベージュに毛の生えたような感じの色で…」
(あるデザイナーが打合せで本当にそう言いました!…ん?ベージュ(肌色)に毛…?)

●ある登山家いわく
「標高4000メートル。…まあ富士山に毛の生えたようなものでしょう」

●人生を悟ったような素晴らしいことを言った人を褒めたら…
「いやいや~、坊主に毛の生えたようなもんですから…」とご謙遜!
「ん?…プロの坊主の悟りなんて大したことないってこと?」
まあ、坊さんも毎日剃らなきゃ毛も生えてくるだろうけど…

●音楽の現場で
「そこのテンポ速すぎる!アレグロじゃなくて…、そう、アンダンテに毛の生えた程度で」

~ ♪ ~


ではここで関東地方のニュースをお伝えします

けさ8時半ごろ、東京・足立区のコンビニエンスストアに毛の生えたような店に、客に毛の生えたような男が押し入り、拳銃に毛の生えたようなものを店員に突きつけて脅し、レジにあった売上金に毛の生えたような50万円あまりを奪って逃げました。

店員にケガはなく、男は白っぽいセダンに毛の生えたような車で逃走しました。

男は40歳に毛が生えたぐらいの年齢、身長は160センチに毛が生えたぐらいのヤセ型で、黒っぽいジャンパー・黒っぽいズボンに毛の生えたようなものを履いていて、片言の日本語に毛の生えたような言葉を話していたということです。

警察は、強盗に毛の生えたような事件とみて、男の行方を追っています。



きょう未明、世田谷区・上野毛(かみのげ)の、住宅に毛の生えたような建物で火事があり、焼け跡から、この家に住む老夫婦に毛の生えたような2人の遺体が見つかりました。

現場は火の気(け)のない廊下に毛の生えたような居間付近が激しく燃えていて、2人は頭に、鈍器に毛の生えたようなもので殴られた痕があることから、警察と消防で詳しく調べています。



つづいて空模様です。
日本海には高気圧に毛の生えたようなものがあって、日本付近を広くおおっています。

一方、三陸沖には低気圧に毛の生えたようなものがあって、中心から伸びる前線に毛の生えたようなものが日本の南岸に横たわっています。

このため関東から東海にかけては雲に毛の生えたようなものにおおわれ、ところどころで雨や雪に毛の生えたようなものが降っています。

関東地方、あすは北の風、のち西よりに毛の生えたような風がやや強く、曇りでところによって雨に毛の生えたようなものが降るでしょう。

雨の確率は、午前6時から12時までが30パーセントに、12から夕方6時までが50パーセントにそれぞれ毛が生えた程度でしょう。

以上、ニュースと気象情報に毛の生えたようなものをお伝えしました。

~♪

© 章Akira T

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ぬぁんと!身の毛もよだつニュースでしたね。
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

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