水平環アーク

「虹のかなたに」

『オズの魔法使い』のテーマ曲、Over the rainbow のように、虹は明るい未来・希望・幸せの象徴のように言われることが多いですね。

夕立の雨雲が西から東へと通り過ぎたあと、自分のいるところは晴れて西から陽が差してきて、東の方ではまだ雨が降っているような状態のときは、虹が出ていないか探してみると…幸せが見つかるかもしれません。


天気の良い日に、大きな滝や噴水のあるところでも、あるいは太陽を背に霧吹きで水を噴霧してやっても丸い虹が見られます。
飛行機に乗っていても、太陽を背に眼下の雲に映る自分の乗った飛行機の機影を中心に丸く虹が見えることがあります。

虹は、空気中にある水蒸気・水滴によって太陽の光が屈折するときに、可視光線の中に含まれる赤から紫まで光の波長によって屈折率が微妙に異なることによって起こります。


水平環アーク ってご存じですか?

仙台に在住のブロともの萩原さんが、ご自身のブログに書いてらっしゃいますが、雨も降っていない真昼間に、真っ直ぐな短冊状の虹が見られる現象です。
 
薄い層雲が出ているときに、太陽の周りにぐるりと取り巻く傘のような円が描かれ、その一部が虹色を帯びていたりすることがありますね。
でもそうではなく、太陽とは離れた位置に、青空の中に、あるいは雲の間にぽっかりと…

これはウィキペディアでも紹介されている、アメリカのアイダホ州で撮影された資料画像です。
250px-CircumhorizonArcIdaho.jpg

これによく似た虹が、先週5月3日に仙台や気仙沼など東北地方で広く観られたようです。


じつは関東でも…

こちらは5月9日(月)に、このブログにもリンクさせている「雲のスタジオ」に投稿されていたもの。 http://www.menokami.jp/joyful/joyful.cgi

千葉で、9日(月)11:50ごから1時間ほど見えていたとのことです。

5月9日11時50分 千葉県北西部


さらにその1日前、8日(日)には 東京・世田谷でも!

残念ながら私は観ていないのですが、日曜日の昼過ぎに家の前で遊んでいた娘が「あれ?虹だ!」と叫ぶ声と、近所のお母様が「あ、ほんとだ。不思議な虹だね」と答えている声を聴いているのです。
その時ちょっと他のことで取りこんでいたため、カメラを持って屋上に上がらなかったのが悔まれますが、後で娘に千葉で観測された写真を見せたら、「そうそう、こんな感じだった!」とのこと。


じつは、あまり「★なまず通信」にばかり記事を書くのも…と思って書かなかったんですが…

水平環アークは、大気中の電磁波の変化とも関係あり…?

地下の深いところで何らかの地殻変動が起きていると、巨大な岩石に何らかの力が加わっていることになります。岩石の中には多くの金属物質が含まれていますから…というお話しは、これまでにも「★なまず通信」でも書いてきましたね。

そしてなんらかの電磁波の変化によって生じる自然界の現象として、雲の形状・動物たちの異常な行動・電磁波ノイズの乱れ…といったことが考えられます。

それ以外にも、北極・南極で見られるオーロラも、地球の磁力と太陽風(太陽からやってくる帯電微粒子)とが引き合うことによって見られるものですし、地震が起こる前に異様な朝焼け・夕焼け、あるいは発光現象が観られたという例もあります。


いずれにしても、虹は光の屈折によって見られる現象で、その光の屈折を起こす原因のほとんどは水滴・雲によるものです。
一般に水滴など光の屈折を起こすものが近い距離にあるほど虹の円は小さく、カーブは急になるはずです。

その虹がほとんど直線に近い形で見える、ということは…?
光の屈折を起こす原因が非常に遠い上空にある、と見ることができないでしょうか?

国際線の飛行機が飛ぶのが高度1万メートルほど、そのさらに上に成層圏があり、そこまでが対流圏です。ともかく雨雲や雲の中で見られるような至近距離ではない、もっとはるか上空に何らかの光の屈折をもたらす原因があるとしたら…?

それが、わずか1週間ほどの間に集中して、仙台などの東北、東京・千葉でそれぞれ違う日に連続して観られたということは、大気中になんらかの電磁的な変化が、それもかなり広域にわたって生じているとも考えられるように思います。
 
ただ、必ずしも広域地震の前兆ではなく、太陽のフレア現象との関係、あるいはオーロラの活動期とも関係があるのかもしれません。


平成16年10月の資料より

平成16年と言えば…
そうです、あの新潟中越を襲った大きな地震が10月23日(土)に起きた年です。

その少し前の10月5日、富山・石川方面でこのような虹が観測されていたのです!

水平環・平成16.10.5

さらに、気象条件と地震との関係はまだはっきりとは分かりませんが、あまり大雨が降っている最中に大きな地震が来ることは過去の例を見ても少なく、大きな低気圧や前線が過ぎて高気圧に覆われたころにグラっとくることが多いように思います。気圧の変動と地殻変動の間に、目に見えない誘因が働いているのかもしれません。

ちなみにこの平成16年の10月には、大きな台風が2つも、西から東へ日本列島を通過していきました。この記事が出たのが10月21日(木)、つまり新潟中越地震が起こるわずか2日前です!

IMG_0005_20110510234054.jpg 



今日 5月10日の天気図

あまり不安をあおってもいけませんが、いま日本のはるか南西にはフィリピンで猛威を振るった台風1号があって、北東に進んでいます。
 
そして日本列島には、梅雨前線を思わせるような大きな停滞前線が横たわっています。
この前線に沿うように台風が北上してきて日本付近を通過するのではないかと思われます。

510天気図

この台風1号と前線がいったん去ったあと、ちょうど来週の18~20日にかけて、満月と大潮が重なります。

地震のトリガーとなる条件はいろいろと整うことになりますので、いちおう身の回りには気をつけて過ごした方がいいかもしれません。

♪ 

ただし、前々から再三申し上げているように、この「★なまず通信」はいたずらに不安をあおったり預言者めいた発言をすることが趣旨ではなく、地震とそれに関連すると思われる自然現象について謙虚な目を向けよう、というのが正しい趣旨です。

もし電磁波と地震との関係についてご興味のある方は、電気通信大学の早川正士先生の書かれた「なぜ電磁気で地震の直前予知ができるのか」という本をお読みください。

電磁波と地震予知 “電離層散乱”

FMなどの電波と自然界のノイズとの関係から、大気圏内の電磁波の変化や電離層の散乱などから地震の前兆を察知しよう、というアプローチです。

東大の地震研究所や気象庁の地震課は、地質学・プレートの動きが専門分野ですから、まったく違う角度からのアプローチです。プレート説も地殻変動ももちろん理論としては正しいのですが、残念ながら今のところ「予知は不可能」なのです。

それに対して電磁波の変化で地震の前兆をとらえようという試みは、たとえプレートの歪みがひき起こす地震であろうと、火山性の地震であろうと、活断層が横にずれる地震であろうと、とにかく地殻に何らかの大きな力が加わってやがて破壊(=地震)が起こる前には、何らかの電磁的な変化が起きているはずで、それを捕えようという試みなのです。

いくら東大の先生方が「地震の権威」とはいえ、この考え方は否定されるべきではないと私は思います。これだけの地震列島、もっと謙虚に多分野が連携することが急務ではないでしょうか!?

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FMの聞こえ方

音楽関係にコメントしようと思っていましたが、
こちらも興味深い内容だったので読ませて頂きました。

電離層で超短波帯を反射する状態になった時に、
普段聞こえないFMが聞こえる現象が起きますが、
Eスポのようなものと、地震の前兆の時のものがあるようです。

オーロラのようにして水平環アークが起きているとして、
それが磁場の乱れだとすれば、地震予知に繋がる可能性もありそうですね。

3月上旬に千葉県北東部で福島方面のFMが聞こえた事があり、
何か変だなと思っていたから、FMと地震も関係あるのかなと感じました。

もしかしたら、本当に地中の鉱石が圧迫される事で、
電波にも何らかの作用をしているのかも知れませんね。

Re: FMの聞こえ方

ざくろの森 様

電波のこと、お詳しいんですね。
この記事の最後にご紹介した早川先生の本も、まさにそういうことを研究されたものです。

気象庁や東大はこれまで何十年にも渡って国の予算を投入して精密な地震計を各地に埋め、70年~150年周期で起こる東海沖地震だけはなんとか予知を出そうとしています。
でもそれはあくまでも物理的な前触れ(=小さな地震の多発)があることが前提です。もし異常な動きがあったら判定会を招集して判断しようとしています。果たして間に合うのでしょうか…?
そしていま現在、阪神も新潟中越も、プレートの潜り込みによる歪み以外のメカニズムで起こる地震についてははっきりと「予知は不可能」と宣言されています。地震が起きてからプレートの歪みなど地殻変動の説明を詳しくコメントされますが、予知はまったく手の届かない世界だと言いきっておられるのです。

しかし電磁波を研究する立場、あるいは自然界の変化(雲・夕焼け・動植物の動きなど)から、なんらかの前兆をとらえていた事例(アマチュア研究レベル)はこれまでにも数多く報告されています。
東大系の方たちも、そういう現象を「科学的根拠がない」などと一笑して否定するのではなく、今こそ謙虚な気持ちで地震に対して本当の意味でアカデミック(=学際的)な研究が進められる環境を一刻も早く作るべきだと思います。

われわれアマチュアレベルでも、決して不用意に騒いだり預言者めいた言動は慎みながらも、何か異常を感じたら報告し合えるようなネットワークができるといいですね。

Re: Re: FMの聞こえ方

ざくろの森 様(2)

もう一度返信コメントを!
せっかく核心に触れるコメントをいただいていたのに失礼しました。あらためて…

FMはご存じのとおり「長波」、つまり長い周波数の波で比較的近距離向けの放送に使われる電波ですね。FM放送はまさに地域ごとに周波数を定めて限られたエリア向けに放送されます。それに対して普通のAMは「短波」です。
ですから、ふだんは入らないはずの遠くのFM電波を受信するような現象は、例えば深夜の海面反射のように、なんらかの反射波によって届いたものと考えられます。

大気中(電離層)でなんらかの環境が変化が起きていることによって、そこに反射して遠くのFM電波が入るとすれば…??
これがまさにFM電波を緻密に観測することによって地震を予知できないか、という発想ですね。
電波の専門的な知識はありませんが、日ごろからFMラジオを聞いて、周波数(サイクルのダイヤル)を微妙に変えてみて、普段は入らないはずのどこか離れた地方のFMが受信できたら要注意!…という発想もあり得ると思います。
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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