音楽の力で!
大手町の三井生命ホールにおいて、久しぶりに「コバケンとその仲間たちオーケストラ」が集まってリハーサルを行いました。
ゆうべ深夜に、ベートーヴェンの交響曲1番に関する記事(=カテゴリ「★ティンパニのつぶやき」)を書きましたが、8日から18日までチェコに行かれるマエストロに、ささやかながら“実験台”としてお役に立てていただければ…
今日のリハーサル枠はもともとそのためのものでした。
しかし突然起こった東北関東大震災への義捐金コンサートを4月20日にサントリーホールで行うことが決まったため、そこで演奏する曲のリハーサルも併せて行われました。
★4月20日のコンサート当日の様子は… http://resolutely.blog6.fc2.com/blog-category-5.html
オーケストラメンバーには、昨年3月のNHK「こころコンサート」でご一緒した視覚障がいのある方たち数名も加わり、演奏メンバーだけで66名、サポートチームなどスタッフも含め総勢90名ほどが集まりました。

映画「ビリーブ」の小栗監督も駆けつけてくださり、「気持ちは必ず伝わります。“音楽の力”を信じて」とメッセージをいただきました。

べートーヴェン 合奏直前

ロビーにて

福島のオケメンバーへ みんなからの寄せ書き
モーツァルトのピアノ協奏曲23番(2楽章)
コバケン先生自らのピアノソロと合わせるオーケストラ

今日の練習会場を提供してくださった三井生命はじめ、支援してくださったスタッフの方々に感謝!

◆4月20日 サントリーホールにて義捐金コンサート
福島県から参加しているオーケストラメンバーは全員無事でしたが、ひとり叔母様を亡くされたメンバーもいます。
何人かから「我々はもともとチャリティのためにできたオーケストラ。こういう時だからこそ何かやりましょう!」という声があちこちから上がりました。
マエストロの奥様で事務局の小林桜子様が、地震からわずか5日目の16日にサントリーホールに出向いて相談したところ、「コバケンとその仲間たちだったら、休館日を無料で開放しましょう」とのお返事が頂けました。
そのあと、作曲家でプロデューサーでもある三枝成彰氏から連絡があり、やはり何か音楽を通じて震災復興を支援する企画を考えているとのことで、一緒に何かできないか、と。 ことの細かいいきさつはともかく…
全体を3部構成とし、合唱、オーケストラ、さらに歌謡曲などあらゆるジャンルを超えて、「全音楽界による音楽会 東北関東大震チャリティコンサート」が開催されることとなりました。
「コバケンとその仲間たちオーケストラ」は第2部、およそ40分の枠となります。
クラシックファンに限ることなく、まさに音楽のバリアフリーですね。
第1部、第3部、いずれも錚々たるメンバーです。全体プログラム、チケットのお申し込みなど、詳細はこちらをご覧ください。
http://kobaken-and-friends.at.webry.info/201104/article_1.html
★「コバケンとその仲間たちオーケストラ」の公式ブログができました。
http://kobaken-and-friends.at.webry.info/
今回のコンサート案内(上記)も、「コンサートのお知らせ」の下にある「こちら」をクリックすればご覧いただけます。
今後のコンサート情報などのご参考に、ぜひ「お気に入り」にメモリーを!