デイホーム日誌(7) 脳が喜ぶ歌の会 第5回

5月20日(土)

ケーナ奏者・八木倫明さんをお迎えして


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♪荒城の月
(1901年 作曲:滝廉太郎、編曲:山田耕作、作詞:土井晩翠)

メロディを一緒に奏でてくださったのは、ケーナ奏者八木倫明さんです。
中南米の楽器・ケーナが、日本の歌にもじつによく合うんですね!

メロディがあると、伴奏で色々と遊べます。
この「荒城の月」のコード進行にぴったり合う曲もいろいろありまして、ちょっとした脳トレも兼ねて…(笑)

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◆素朴な管楽器の紹介


ケーナと言う楽器、中南米のフォルクローレ♪「コンドルは飛んでいく」を聴けば「ああ、あの音色ね」と皆さんお分かりになります。

素朴な音色で、尺八や笛ともよく似ています。きょうの「脳が喜ぶ歌の会」では、すべての歌でメロディ・ハーモニーをご一緒いただきました。

違う長さの管を並べたパンフルートの音色で…

♪夏の思い出

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パンフルート(=ギリシャ神話に登場する森の神様・パンは笛の名手で、川岸の葦で笛を作った)の形状をした楽器は世界にいろいろあります。1つの管で1つの音しか出ない素朴な管楽器です。
やがて、1本の管に指孔を開けることで、管の長さ(=空気が振動する長さ)が変わることで1本の管で違う音を出せる「笛」になりました。

また、小さな醤油瓶に違う量の水(=赤ワイン)を入れるだけで、いくつかの音がつくれます。

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5つの音を使って…

♪聖者が街にやってくる

1回目、2回目、3回目…だんだん速く!(笑)

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ケーナにもいろんな長さがあります。「ある」というか、曲のキイ・音域によっていろんな種類の管を作って使い分けている、と言った方が良いでしょうね。
短いのを「みじケーナ」、大きいのを「でっケーナ」と呼ぶそうです!


この中南米のケーナを使って、きょうはアイルランド民謡とスコットランド民謡から…

♪ダニー・ボーイ

もとは、アイルランド民謡「ロンドンデリーの歌」で、歌詞はありませんでした。
アイルランドの古い旋律として19世紀の盲目のヴァイオリニスト、ジミー・マッカリー(1830-1910)がストリートで弾いていたものを、ジェーン・ロス(1810-1879)という女性の民謡収集家が聴き取って楽譜にしたそうです。二人ともアイルランド人です。

のちに英国の弁護士(法律家)でもあるフレデリック・エドワード・ウェザリー(1848-1929)という人が、この旋律に、遠く離れた息子の無事を祈り、帰りを待ちわびる母の思いを歌詞にして付けたのが「ダニー・ボーイ」です。

戦争に行ってしまった息子が元気に過ごしているか、無事に帰ってきてくれることを待ちわびながら、季節はめぐり、「もしお前が帰ってきてくれた時、私がお墓に入ってしまっていたら、老いた母はずっとお前の帰りを待っていたと、お墓を踏みしめて思い出しておくれ」…と。

歌詞および曲に関しては、こちらの記事をご参照ください。
Danny Boy(ダニー・ボーイ)


まず原曲の歌詞を八木さんが訳されたものを、ピアノ演奏バックに朗読していただきました。
その後、なかにし礼さんの書かれた歌詞で、みなさんとご一緒に歌いました。


♪広い河の岸辺

つぎはスコットランド民謡。八木さんをお呼びしたからには、この曲は外せません!

NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」で、のちに「赤毛のアン」を翻訳する主人公が子供の頃この歌を聞いたことがきっかけで英語を学び…という、とても重要な曲という設定でした。
そして翌年の朝ドラ「マッサン」でも挿入歌となりました。

スコットランド民謡がたまたま2つの朝ドラに登場するのは珍しいですね。

原曲は英語ですが、それを日本語に訳されたのが八木倫明さん。シャンソン歌手のクミコさんともご一緒にコンサートをされています。皆さんもぜひ覚えてくださいね。

広い河の岸辺(コード名入り)20170512

→ NHK「歌謡コンサート」(2014年7月29日放送)

八木さんも演奏で参加されています! 「歌謡コンサート」ではこの後もう一度、「マッサン」放送中にもこの曲を紹介しています。

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そしてふたたび日本の歌をご一緒に…

♪夏の思い出

♪見上げてごらん夜の星を



きょうは、電子音ではない「生の音色」、人の感覚にストレートに入ってくる素朴な管楽器の音色をたっぷりお聴きいただきました。
また、外国の民謡に日本語の歌詞をのせて…初めての歌に2曲もチャレンジしていただきました。きっと脳も大いに喜んでくれたことでしょう。




次回は6月17日(毎月・第三土曜日)です。次は60~70年代の懐かしい昭和歌謡を考えています。

★ボランティアながら、クラシック~映画音楽・歌謡曲などをご一緒いただけるメロディ楽器(ヴァイオリンなど)の方、いらっしゃったらぜひ私までご連絡ください。

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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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