ニュース記事を串刺しにしてみると…

4月30日(日)

加古隆さんの♪「パリは燃えているか」を聴きながら、過去の愚かな過ちの歴史をl繰り返さないことを祈りつつ…

いま報じられているニュースを、単品ではなく、いくつかを串刺しにしてみると、何が真実なのかが見えてくるような気がします。

たとえば…


◆海自艦、初の米艦防護へ 四国沖まで、安保法制に基づき

2015年に成立した安全保障関連法に基づいて、平時から自衛隊が米軍の艦船などを守る「武器等防護」を実施するよう、稲田朋美防衛相が初めて自衛隊に命じたことが分かった。米海軍の補給艦が防護対象という。複数の政府関係者が明らかにした。


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【写真】長崎・壱岐の北西約20キロを航行する米海軍の原子力空母カールビンソン=29日午前10時2分、朝日新聞社機から、迫和義撮影

 米軍からのニーズが高かった任務で、自衛隊法に基づき、防護のために自衛官は必要最小限の範囲で武器を使える。昨年11月から12月にかけて南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊の部隊に「駆けつけ警護」の任務が加えられたのに続き、安保法制に基づく自衛隊の任務が本格化する。

 政府関係者によると、海上自衛隊の護衛艦「いずも」が5月1日午前に横須賀基地(神奈川県)を出港。房総半島沖周辺で米海軍の補給艦と合流し、四国沖までこの補給艦を守りながら一緒に航行する計画とされる。

 この補給艦は、北朝鮮による弾道ミサイル発射への警戒をはじめ、日本近海で情報収集などをしている米太平洋艦隊の艦船に補給する見通し。29日に対馬海峡から日本海に入った米海軍原子力空母カールビンソンの艦隊に補給する可能性もあるという。カールビンソンは北朝鮮のさらなる挑発を抑えるため、同日から日本海で韓国海軍と合同訓練を始めた。訓練には韓国海軍のイージス駆逐艦「世宗大王」や哨戒機などが参加している。

(朝日新聞デジタルより) 



一方…

マレーシアでキム・ジョンナム氏を暗殺、国連決議に反して弾道ミサイル発射を繰り返すなど、常識では考えられない人道に反することを繰り返す北朝鮮ですが…

◆「金正恩の時代、確実に終わる」 北朝鮮元公使が会見

 昨年夏に韓国に亡命したテ・ヨンホ元駐英北朝鮮公使は25日、民衆蜂起による金正恩(キムジョンウン)政権の崩壊もありうるとの見方を示した。ソウル外信記者クラブでの記者会見で語った。日本人拉致問題を巡って、「北内部の指導層は日本にだまされたと考えている」と語った。

 テ氏は「北内部で政権に対する反感が高まっている」と説明。「住民は政権の宣伝運動に耳を貸さない。確実に金正恩の時代は終わる」と語った。

 背景の一つとして、外部情報の流入や不正の横行を指摘。「韓国ドラマを見て捕まっても、2千ドル(約23万円)払えば釈放される」と語った。「私が子供のころ、北の経済規模が南より大きいと学んだが、今は映画やドラマで南の生活水準が高いことを知っている」とも説明。北朝鮮も住民に対して「経済水準は南が上だが、米国の植民地に過ぎない」と説明しているという。

(朝日新聞デジタルニュースより)




どちらも朝日新聞(デジタル)。とくに政権寄りでも反政権寄りでもない記事だと思います。
しかし、同じ日に出されているたったこの2つのニュースを串刺しにしてみるだけで、

「北朝鮮は驚異だ」「きのうはミサイル発射の情報を受けて東京メトロも一時運転を見合わせたんだって」「本当にミサイルが飛んでくるかもしれないぞ」…という脅威論を前提に、

「日本はアメリカに全面的に協力していくんだ」と集団的自衛権の行使を当然のように扱い、日本も武力行使できる方向にもっていこうという政府の意図が浮き彫りになりませんか?

「ミサイルが発射されたら、頑丈なコンクリートの建物に避難せよ」とか「化学兵器が使われたら、窓を絞めよ、来ていた衣服は切り裂いて脱ぎビニール袋にいれよ…」などなど、じつにきめ細やかな注意書きが学校でも配布されてるようですが…

もし本当に北朝鮮が日本に向けてミサイルを発射してくる危機が現実のものとしてあるのなら…
なぜ、ミサイル攻撃に対応するすべをなにも持たないまま原発を再稼働させ、ミサイル対策も皆無のまま放置するのか?

国会で山本太郎議員からの質問になにひとつ具体的に答えられなかった答弁は、まさに映画「シン・ゴジラ」の政府の危機管理能力そのものではありませんか。

そして、そんな危機的状況にありながら、大臣・副大臣など閣僚らがこの大型連休に海外遊説に出かけるんでしょうか?


状況をどう見るか?

これから書くことはあくまで私見ですが…

北朝鮮がかたくなになるのは、孤立への恐れの反動・強さの誇示と見ます。
朝鮮半島を二分する戦争(=70年前の朝鮮戦争。停戦状態のまま)によって民族は分断され、南を支援したアメリカや日本は大きな経済最長を遂げたのに対し、北はどうなのか?

南(=韓国)とアメリカとが共同軍事演習を強化することに反発し、自分たち(北)こそが正義であると…

しかし、中国やロシアからも見放されて世界で孤立すること、および核兵器の発射ボタンを押すことで全面核戦争になったら地球規模でどういうことになるか…それが分からないほど馬鹿ではないのではないか?

成功したミサイル発射は劇的に報じ、失敗したミサイル発射は国民に知らせない…
つまり国民に向けては「強いぞ」と誇示しつつ、国際的には孤立することが本当は怖くてしょうがない。
拉致問題も含めて、むしろ本音では対話のきっかけを探っているのでは…?

だから、ここでトランプ大統領の言う「あらゆる選択肢がテーブルにある」などと、シリアに対して行ったような武力行使も視野に入れてることを絶賛したり、まちがっても日本が先制攻撃に手を貸すようなことがあったら、それこそ歴史の過ちを繰り返す愚です。

日本が北朝鮮に向けていきなり武力行使することは今のところ考えにくいですが、トランプ率いるアメリカ軍が北朝鮮に早まった行動をとった場合、日本は当然ながらアメリカのやったことを批判することなく容認・絶賛するでしょう。そうなれば、日本も北朝鮮から真の標的にされるでしょう。

常識の通じる相手かどうか…と言う前に、国際社会が連携してあくまで平和的な解決を目指すべきです。
ひとたび挑発に乗って武力衝突となれば、もはや第二次世界大戦の比ではなく、地球滅亡への道へと進みます。

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…以上、私なりの見方に過ぎません。私は評論家でも預言者でもありません。
しかし、報じられていること・皆が騒いでいることを一方的に鵜呑みにして動揺することなく、自分なりに「なぜ?」を求めていきたいと考えています。

新聞・テレビ各社の報じ方・切り口もさまざまですが、国民ひとりひとりがさまざまな情報の中から「何が真実か?」「ことの本質は何か?」を考えて読み取る力が、今後ますます大切になってくるような気がします。

先日書いたこちらの記事もご参照いただけたら…
→ 「マスコミの影響力は大きいが」



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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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