アリエッティ風のドールハウス ~工作ことはじめ~

2017年 4月21日(金)


「借りぐらしのアリエッティ」という宮崎アニメをご存知でしょうか?
その中に、小人のためにおじいさんが作ったという精巧なドールハウスが出てきます。

a_20170421004520e56.jpg

この4月に小学校6年になり、誕生日を迎えた下の娘は工作が大好き。
いまから5年前、小学校に上がったころ「妖精の家」を発注されて作ったことがありますが、今年の誕生日を前に「時間がかかってもいい、1年がかりでもいいから、アリエッティの家を作って!」と頼まれました。

「こんなに大きくなくていい。中まではいいから、家の形だけでも…」と。
娘からの依頼は断れないけど、う~ん、これを再現するのはかなり大変そう!

考えてみれば、男の子が小さい頃はプラレール、大きくなって本格的な鉄道模型の世界に入っていくように、大人になってもシルバニアハウスの世界へ…スケールが統一された模型は奥の深~い世界。

5年前の「妖精の家」も大切にしてくれてる娘なら、ベースとなる「箱もの」を統一スケールで作っておけば、末永く愛用してくれるんじゃないかと…

そんな思いで、まずはアニメの画面をパシャ!

b_20170421004520363.jpg

画面右側にバルコニーの手すりが飛び出してますが、ここは外階段になっているようです。
ここを固定してしまうと建物の前面を上のように開けることは不可能です。
どうなってるのか…?

どうやら外階段部分は「別置き」で簡単に外せる構造のようです。

ただ、この外階段まで再現するのは大変なので、これに近い建物のイメージでまとめさせてもらうことにしました。階段は建物内の奥の方にある、という想定で…

cアリエッティ風ドールハウス スケッチ20170409


素材集め(4月初旬)

かつては渋谷の東急ハンズにもドールハウスのコーナーがあり、デザインのフロアにも建築模型の素材(レンガや石、屋根のシートなど)が豊富に置かれていましたが、いまは「生素材」が少なくなりました。

クラフトモデルのコーナーを訪ねても、駄菓子屋さんや屋台など既成のキットばかり。
安価な「生素材」を入手して1から手作りする人は少ないのでしょうか、売れないものは消えていく運命なんですね…(泣)

ハンズ内の木工の素材売り場・建築模型などデザインフロア、いきつけの鉄道模型屋さん、品揃えのありそうな文具屋さん、ファンシーショップ…etc.
気になり始めると勤め帰りでも「なにかないかな?」とあちこちに立ち寄るようになります(笑)

「そのうち、いつか」は禁句です。「いつまでに絶対に」はない代わりに、本気にならないと実現しないのが「遊びの世界」。とりあえずできるところから…


スケール=24分の1に決定

ドールハウスは、世界統一規格で6分の1、12分の1、24分の1…とスケールが決まっています。
一部屋だけをしっかり作って食器などを本格的にコレクションしていくには12分の1ですが、建物全体を作るとなると大きすぎます。
東武ワールドスクエアや台湾の「小人国」は25分の1のガリバーの世界。それでも80分の1の鉄道模型(HOゲージ)と比べると建物は結構な大きさになります。

先ほどのスケッチから、娘の机上におけるぐらいの大きさを想定すると、以前つくった「妖精の家」とのバランスも考えて、24分の1ぐらいかな…?


まずは細部から試作

手すりの飾りに使えそうな可愛らしい木のパーツを見つけました!

1_2017042100542930c.jpg

先に建物を作って、後からこういう細部の素材でちょうど合うスケールのものを探すのは大変ですから、スケールの確認も兼ねてまずこの「手すり」から試作してみることに。

2_20170421005430f40.jpg

ドリルで2.5ミリの穴を開けてパーツを埋め込み…

3_20170421005431ca3.jpg 4_2017042100543279c.jpg

手すりの上面部分を2ミリ厚の帯で…

5_201704210054333d4.jpg

なかなかいい感じではないでしょうか?

床面から手すり上面までが3センチ
24分の1のスケールだとすると、実際の高さは72センチということになります。
大人の腰の高さ。子どもがよじ登らないためにはちょっと低いですが、いまどきの高層マンションではなく古典的な建物ですから、まあ良しとしましょう。

先のスケッチをもとに建物全体の寸法を割り出し、素材となるプレスボードに「原寸大」で建物前面を描いてみました。
はやり、けっこうな大きさになりますね!

9_20170421005604dec.jpg 10_201704210056055fd.jpg


ふくらむイメージ

建物の隅は石組、途中に丸柱が白でレリーフされますが、壁のベースはレンガです。

建築模型としては50分の1、鉄道模型(Nゲージ)では150分の1、かなり目が細かいものしかないので、シーナリ(風景)に使う石積み(厳密にはレンガの積み方ではないが)を茶色く着色してみます。

6_2017042100543318e.jpg

まずは単色で濃淡をつけ、後から「こげ茶」を入れてみると、なかなかいい感じになります。

7_20170421005844d67.jpg 

8_20170421005845ccb.jpg

シート1枚がA4サイズです。

さて、レンガの建物はどうなっているのか…四隅の石、途中の丸柱のレリーフ、柱上の斗の部分は…?
鉄道模型と同様、いざ作ろうをすると、ふだん見ているはずのものでも改めて疑問だらけになってくるものです。


<レンガづくりの建物イメージ>

横浜開港記念館、山口銀行京都支店ほか(画像検索にて)

z_usia.jpg 横浜市開港記念会館06 旧20山口銀行京都支店05 外観_031


5月の連休~夏にかけて、いやもっと先まで…?
しばらくはこんな模索・資料あつめ・試作が続きそうです(笑)



「妖精の家」を作ったのは5年前のやはり4~5月でした。

20120513181403ab7_20170421010625d2c.jpg

→ 妖精の家 完成 (2012年5月)

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
このすぐ下の「カテゴリ」から興味のあるテーマごとにクリックして覗いてみてください。
一部パスワードをご存じのメンバーの方のみ閲覧できるページを含みます。

カテゴリ
カウント開始 2011.1.14~
リンク
最新記事
最新コメント
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
検索フォーム
QRコード
QR