乗り換え案内 改善された例

改善された好例

乗客の声を反映して改善されたケースをひとつご紹介しておきます。
「やればできる!」の好例として!

2013年3月に、東急・東横線の渋谷駅地下ホーム化で直通運転をはじめた東京メトロ「副都心線」。
その「新宿3丁目」駅の「のりかえ」案内です。

副都心線から丸の内線に乗り換えたい場合、副都心線のホームの先端(=和光市寄り)の階段を上がれば、すぐ左に丸の内線のホームと直結しています(図中に「〇…近いルート」として赤いラインで表示)。


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東京メトロ「新宿3丁目駅」構内図に、赤いラインと文字を加工


ところが、ホーム中ほどの階段・エスカレーターを上ってしまうと、いったん改札を出て、さらに上層階へと進んで左折し、丸の内線の最後尾(新宿・荻窪寄り)の改札まで歩かなくてはならなくなります。大変な大回りですね(=「×…遠まわりルート」)。

今から2年前の2014年の春ごろには、問題のホームの中ほどの階段・エスカレーターの上り口に「↑ 丸の内線」「↑ 都営新宿線」と表示が併記されていたのです!

これでは、ホーム中ほどで降りた人が丸ノ内線に乗り換えるのに、表示を信じて階段・エスカレーターを上ってしまいます。私もそうでした。
しかも、同じメトロを乗り継ぐだけなのに、改札をいったん出てふたたび丸ノ内線側の改札を通ると「初乗り料金」がかかってしまいます。
帰りにホーム先端にこんな近い乗換ルートがあることを知り、あまりにも不親切だと思い、駅の職員に伝えました。

しかし、まだ若い職員で何の権限もないのでしょうか、「はぁ、はぁ、、」と無表情に、いかにもやる気なさそうな相槌をうち、「はぁ、いちおう上には伝えます」…だけ?(最近この手の職員が多い!)

これでは、せっかく提案しても、その後何年たっても改善されないだろうと直感!
そのとき私は、たまたま移動の時間にも余裕があったので、責任者(=助役さん)を呼んでもらい、初めからもう一度丁寧にご説明申し上げ、「こういう表示を設けてはどうか?」とご提案したのです。

応対してくれたT助役は、サインの出ている現場にも同行してくださり、「たしかにおっしゃる通りですね。貴重なご意見をありがとうございました。なるべく速やかに改善します」と真摯に応対してくださったので、別れ際にそのT助役と名刺交換もさせていただきました。

その後どうなったのか…ふだんあまり副都心線を利用しないので、じつはごく最近まで知らなかったのですが(申し訳ない)、最近通った時に気を付けて見てみたら、なんと以前私が提案したことを100%活かした案内表示に改善されていたのです!


<改善後>

まずは副都心線のホーム天井

新宿3丁目1 

ホーム中ほどの階段と、和光市寄りの先端の階段の中間に、このような表示があり、乗り換えたい線によってどっちの階段に進んだらよいかが一目でわかります。

同様に、何本かの柱にも目立つように大きく表示されていました。


新宿3丁目2


そして、問題のホーム中ほどの階段の上り口は…

新宿3丁目3 新宿3丁目4

丸の内線への乗換はこの階段ではなく、「ホーム端のりかえ階段経由」という文字も入れて、私が提案した通りの表記が掲げられていました!

ただ、ラッシュ時にあまりにも人が集中するのを緩和しようという駅側の配慮でしょうか、改札をいったん出てコンコースを進む「遠まわりのルート」の利用も呼びかける表示もありましたが、こちらは小さな矢印と文字で。
また、改札にも「のりかえ専用改札」というのが大きく表示され、間違ってふつうの改札にカードをタッチして「初乗り料金」がかからないよう配慮も見られました。

はたして私からの要望だけで変わったのかどうか、他の利用者からも同様のクレームがあったのかどうかは判りませんが、いずれにしても利用客の声に耳を傾け、現場の職員の目から見ても「おかしなことは改善しよう」と本気で思う気持ちさえあれば、改善はできるのです!

当時のT助役さんにひとこ言お礼を申し上げたかったのですが、残念ながらすでに異動されてしまったとのこと。きっといい仕事をなさってのご栄転でしょう。ご健勝をお祈り申し上げます。



皆さんも、駅・路線案内などのおかしな表示、分かりづらい表示にお気づきになったら、どうか鉄道各社に穏やかなクレーム、というか「提案」をしてください。

上から言われたことしかできない(やろうとしない)マニュアル職員は避けて、なるべく上の立場の方に直接伝えた方が不愉快な思いをしなくて済むと思います。
仕事の名刺まで出さなくても、こちらもきちんと名を名乗り、メルアドなどの連絡先を知らせ、相手の名前も聞いておくことで、お互い「言った責任」・「聞いた責任」がはっきりします。
それがないと、とかく聞くだけ聞いてそれっきりになりがちです。

決して「暇なクレーマー」ではないのです。自分が慣れて分かればいいだけでなく、ひとりひとりのちょっとした発想と力で、お年寄りや身体にハンディのある方にも、土地勘のない人にもやさしい街づくり・駅づくりに向けた提案を!
  


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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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