デイホーム日誌(5) 脳が喜ぶ歌の会

3月18日(土)

毎月、第三土曜日にデイホーム野沢にボランティアでお邪魔している「脳が喜ぶ歌の会」も、昨年12月から3回目となりました。

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土曜日に来所され、私の会に何度か参加されている方から「楽しみにしてます」とお声をかけていただけるようになりました。

きょう前半は「春」にちなんだ曲として、♪「花」(春のうららの隅田川…)、♪「早春賦」(大正12年、中田章作曲)、♪「知床旅情」(昭和62年、森繁久彌:作詞・作曲)の3曲。

このうち「早春賦」と「知床旅情」の歌い出しは、上昇する音の並びがまったく同じ!
ここに注目して、きょうの「脳が喜ぶ」テーマ「音程」について。


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◆歌は脳をフル回転させる

前回もお話ししましたが、脳の血流は、本の「黙読」・「音読」、「計算」よりもはるかに「歌う」ことで脳全体に及びます。

脳の血流測定20170121

メロディを聞いて「あ、この曲知ってる!」と分かるだけでもすごいことですが、そのメロディに合わせて正しい高さで声を出そうとする、先の歌詞が出てくる、歌詞(ことば)からイメージが膨らみ、メロディと言葉の両面から感情がわいてくる…脳はフル回転するのです。

◆「音程」

一般に「音の高さ」の意味で使われることも多いですが、音楽理論的には「音と音との幅・距離」を言います(→②)。でも、ここは音楽教室ではありませんので(笑)、楽譜(おたまじゃくし)は使わずに「音の階段」で音と音との距離を感じていただきました。

3度・4度・5度・6度…と、音の広がりが大きくなる感覚を味わっていただき、まずは出だしの部分だけをドレミで歌っていただきました。

そして5度を超えると、より跳躍感が増します。ちなみに6度(=ド~ラ)で始まる曲にはどんな曲があるでしょうか? 
♪「初恋」、「川の流れのように」、「見上げてごらん夜の星を」…etc. 
日常から外に一歩踏み出して跳躍するような…そんなイメージの曲が多くないでしょうか?

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そして、高い音に移るとき、どんなイメージを持つでしょうか?
ホースから出る水を高く飛ばすのにホースの口を絞める方法もありますが、あんな感じで喉を絞めて高い声を出そうとするのではなく、むしろ蛇口をいっぱいに開けて水量を多くする…そんなイメージで、広い音程(=高い音への跳躍)を感じていただきながら発声すると気持ち良いですね。

♪「早春賦」は中田章さん(=中田喜直さんの父)による大正12年の作品。今日いらしてた中に大正11年生まれの方(=93歳)の方がいらっしゃり「懐かしかった」と言われました。

♪「知床旅情」を同じ高さ(キイ)でやると終わりの方で「レ」まで出てきてしまうので、ひとつ下げて「in B♭」でやりました。加藤登紀子さんの歌と同じキイです。

男性でも女性でも「最高音=ド(もしくはレ)まで」をひとつの目安にするとよいことが、きょうの発声練習でもあらためて確認できました。

→ 歌いやすいキイでたどる昭和の歌

歌詞2

お茶タイムをはさんで、後半は…


◆昭和の歌謡曲から


♪「恋の町札幌」は、札幌で冬のオリンピックが開催された1972年の作品です。
2月にいただいたリクエストで案外多かったのは石原裕次郎の曲。

♪「高校3年生」
まさに卒業の季節の歌ですね。

♪「兄弟船」
先月(2月)、またしても昭和の偉人がひとり旅立たれました。作曲家の船村徹さんを偲んで…

そしてラストは、私の歌会のテーマ曲
♪「見上げてごらん夜の星を」

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歌詞1


皆さん歌は大好きで、私も第三土曜日が楽しみです。次回は4月15日(土)です。
そしてその次・5月20日(土)には友人のケーナ奏者をお迎えしようと思っています。


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読むだけでも

私の脳の血流が増加した気がします。
ディホーム野沢のFacebookに 「高木先生」の訪問が
載っていましたね。
単に懐メロを歌うだけじゃなくて、とっても楽しそうですね♪ 
こんなホームに入るのが私の憧れなのですが...

Re: 読むだけでも

おや、デイホームのFBページをご覧になられたんですね。日曜・祭日はお休みのはずで、ゆうべのうちにアップして下さってたようですね。お知らせありがとうございました。
サイコさんがデイホームに来られる頃までなんてできませんよ(笑)
見学はどなたでも自由ですので、第三土曜日にこちらへいらっしゃる機会があればぜひ!
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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