ワンクリック詐欺にご注意!


パソコンを使って画像や動画を検索するのは日常的なことです。
私もブログをはじめて7年目、フェイスブックも6年目。自分で撮影したり作画した画像だけでなく、ネット上で画像や動画を検索することはよくあります。

そこで、ネット上にあの手この手で仕組まれている「ワンクリック詐欺」と称されるものへの注意喚起です。

私自身や友人の体験談、近所の喫茶店のマスターとの世間話を参考に、ちょっと注意点をまとめておこうと思います。なにかのご参考になれば。


便利なネット社会の落とし穴

私の青春時代、駅の売店で「週刊プレイボーイ」「平凡パンチ」を買うにも、周りの人に見られてないか、かなりドキドキした思い出があります。
でも今は、若者がネット上で、刺激の強い画像もいくらでも見られる、ある意味羨ましい時代。

でも、はじめから「怪しいサイトを見に行こう」と思ってパソコンを開くわけでなくても、過去の映画やドラマについて調べ、出演していた役者・タレントを検索し、画像や動画を見て、さらに関連して置かれている別のサイトへ…と進むうちに、怪しいアダルトサイトにたどり着いていた…なんていうことも決して珍しいことではありません。

つい「何だろう?」とワンクリック、ついついその先に進むうちに「あなたは18歳以上ですか?」と出てきた画面につい「はい」とワンクリック…

そんな経験は、私に限らず男性なら誰でもあるのではないでしょうか?
ところが、「はい」とワンクリックした途端にとんでもない落とし穴が…

健全な男性なら大丈夫?
いや、健全な男性だからこそ要注意?
男性に限らず、これに似た手口はたくさんあると思います。

コンビニでお酒やたばこを買う時に、レジに「私は20歳以上です」をワンクリックしますが、その感覚でこんな画面を見たら…

sp_txt01.jpg


控えめで真面目そうな表示のものも…

18歳以上ですか?
★検索サイトによるイメージ画像です
 これがすべて怪しいワンクリック詐欺だということではありません。


仮に「18歳以上ですか?」と聞かれて「はい」をクリックしても、期待したような画像が見られなかった、あるいは「ここから先は有料です」と表示されて引き返せばなんの問題もないのですが…

「はい」とワンクリックしたとたんに、「ありがとうございます。登録が完了しました」なんていう画面が表示され、高額の入会金が表示されたら、ちょっと焦りませんか?

イメージ画像
★検索サイトによるイメージ画像です

あるいは、いかがわしい画面のままフリーズしてしまって消せない、強制終了しても再び立ち上げるとその画面が大きく表示される、なんてこともあるようです!

個人のノート型やタブレットならばまだしも、家族と共有のパソコン職場のパソコンでこんなことが起こったら…!!??…想像しただけで怖くなりますね。


「君子危うきに近づかず」で、そういう怪しいサイトには絶対に指一本触れなければいいだけことなんですが、まさか覚せい剤を購入するわけでもなく、無料の動画をちょっと見るぐらいなら…それも個人のノート型だったら…そんな気持は完全に否定できないでしょう。

むしろ純粋培養で無知であるがゆえに、何かのはずみでうっかりワンクリック…という時に、その先に待ち構えている危険に巻き込まれてしまう方が大変です。

「まさか自分は絶対に引っかからない」と思っている振り込め詐欺の手口もどんどん巧妙になり、冷静に考えればおかしなことなのに、つい焦って応じてしまう…そんな被害が後を絶ちません。



◆「18歳以上ですか」→「はい」 だけで契約成立??

常識で考えて、そんな「契約」なんて絶対にあり得ません!

そもそも「会員」として「登録」する意思もなく、「入会金」がいきなり請求されるとは夢にも思わず、「18歳以上ですか?」と聞かれて(単にその先を見たくて)「はい」と答えただけ。
なのに、「ありがとうございました。登録が完了しました」なんて出たら、ふつう驚きますよね。

常識的に考えて「嘘だろ!、おいおいちょっと待ってくれ!」と思わせるところがミソ。
はい、これが第一段階の「脅し」なんです!

一方、この画面内のどこか、あるいは簡単に飛べるページに、「退会」・「解約」・「クーリングオフ」といった救済の道、引き返す道が、これまた目立つように表示されています。

これも普通の売買契約や予約では、規約を細かく見ていくと契約解除などの注意書きが見つかる程度で、商売としてはできれば解約しないで買って欲しいわけです。こんなにも目立つ形で「退会」などの取り消し方法が表示されていること自体、ちょっとおかしいですね。これが2番目の「誘導」です。 


退会申請

★検索サイトによるイメージ画像です


さらに、「退会しないと会費が発生します」「退会する場合、〇〇日(時間)以内にこちらにご連絡ください」「取り消し期間を過ぎると料金が発生します」といったことが書かれています。
場合によっては、ワンクリックしたときからストップウォッチが動きだし、30分以内に直接電話をかけるような指示がでていたりします。これが3番目の「焦らせるシナリオ」です。

つまり…

① びっくりさせる
(=まさか、冗談じゃない!と思わせる=行動のモチベーションを作る)
② 抜け出す方法を明示(=誘導)
③ 時間を切ってコンタクトを促す(=焦らせる)

闇の中に突き落としておいて、その先に出口を示し、さらにいつまでもここにいたら危険、といった情報をうまく混ぜ合わせて与えることで、パニックの心理を創り出している、とも言えるでしょう。


◆「身に覚えのない請求メール」と同類

少し前によくあった、携帯に突然「〇〇の料金が未払いのまま〇〇万円になっております。至急こちらへご連絡ください。さもないと法律的な手段によって、あなたの資産を差し押さえます…」といったメールが届き、「何だろう?」と思ってうっかり「返信」してしまうと、そこからおびただしい迷惑メールや電話が来るようになる、という事例がありました。

アットランダムなアドレスにこうしたメールを送りつけ、受信した側が焦って「返信」することで、そのアドレスが実在してることが分かり、それからおびただしい数の迷惑メールがくる、おそらくその次に何らかの名目でお金を払わせるよう要求してくる…同じ手口です。

「心当たりのないメールは開かずに無視する」が鉄則ですね。

ところが、「18歳以上ですか?」に「はい」とワンクリックしてしまった、つまり一瞬であっても興味を示したという既成事実がある=「心当たりがある」点が大きく違います。

そこを巧妙に突いてくるのです。そしてなんとか「退会」「解約」しなくては、という焦り。それこそが悪徳業者の思うツボ=「釣り」なのです!



悪徳業者の狙いは…

① こちらのアドレスをゲットしたい

「退会」「解約」といったサインのところをクリックしただけで、こちらがWiFiなどを契約した際に登録してあるメールアドレスが自動的に表示され、もしそこに何かを書き込んで「送信」することで(もしかするとメッセージを送信しなくてもクリックしただけて)、こちらのメールアドレスが知れてしまいます。

業者の狙いはまさにこれ。こちらのメールアドレスを把握することなのです。
でも、まだこの時点で悪徳業者の側に分かったのは…

*実在するこちらのメールアドレス
*こちらが「解約」したくて焦っていること


その2点だけです。
じつは慌てる必要はないのです。いや、ここで慌ててはいけないのです。

メルアドを知った業者はさっそくメールを送ってくるはずです。
「退会の手続きをします」、「料金が発生しないようにするために解約の手続きが必要です」、「あなたの個人情報が漏れないように情報元も削除に応じます」といった、一見親切そうなメールを次々に送ってくるはずです。そして「ここに電話してください」とも。


② 電話番号もゲットしたい

「退会」するには、「コールセンター」などと称するところに「電話」しないと解約の手続ができない、と言ってきたりします。

これも常識的に考えておかしいと思いませんか?
口頭で伝える電話よりも、メール等で送って処理する方が確実なはずなのに、なぜか直接電話することを要求してくるのです。

しかも「コールセンター」は、「問題のワンクリック」をして「入会」してしまった日から翌日にかけてはたいてい「定休曜日」となっていることが多いようで、電話しても通じないことが多いようです(←複数の証言から)。

その「電話したくても通じない2日間」のうちに、「3日以内に解約の手続きをしないと、入会金が発生します」といった警告メールが何通も何通も送られてくるはずです。
焦る気持ちを募らせて、コールセンターの「休み明け」には確実に電話をかけさせるためでしょう。

ふつうに考えたら、この時点で送られてくるおびただしいメールはすべて「迷惑メール」なんですが、ワンクリックしてしまった後ろめたさがあると「救済のための道しるべ」のように感じてしまうのかもしれませんね。

「脅かし」「救済」、そして「早くなんとかしなければ」と焦らせる…まさに振込詐欺とまったく同じ構造ですね。おそらくそういうマニュアル手順でもあるのでしょう(笑)。

おまけに電話するには「非通知および公衆電話からは不可」などと書かれていたりします。
これも明らかにこちらの電話番号をゲットしたいから、と分りそうなものですが、「確実に受付てくれて、確実に処理してくれるため?」…と思って従ってしまうのでしょう。

銀行のATMで必死に振り込もうとするお年寄りたちも、「還付金を差し上げる」と言われているのに、「なんでこっちから振り込まなきゃいけないの?」と疑問がわくはずなのに、電話の主の言うことを100%信じ込み、「早く振り込まなくては!」と焦っていて、銀行員や警察官が止めるのも振り切って振りこもうと
されると言いますね。

人間の心理の不思議さで、いちど思い込んでしまうと、いかなる情報も、都合よく筋が通るように解釈して信じてしまうのでしょう(=社会的な信条など、いろいろな場面でもありそうですね)。



◆「退会」「解約」「クーリングオフ」…?

繰り返しますが、「18歳以上ですか?」→「はい」と答えただけでは、入会や契約は成立してないはずなのです。

「入会」してない所から「退会」?、「契約」してないものを「解約」「クーリングオフ」?
それ自体がおかしいのです。

おそらく、「退会」「解約」「クーリングオフ」を申し出ることで、いったんは(合意の上で)契約(入会)したと認めることになってしまいます。
悪徳業者としては、あとでももし法的な争いとなった時に「言い訳」できる根拠のためでしょう。まったく誰が入れ知恵してるんだか…


ここまで、とても丁寧な文面による「案内」が来ていますが、それに沿ってコンタクトをとったら、向こうはすんなり「そうですか、分かりました」と「解約」してくれて、なんの要求もされず、その後連絡も途絶えると思いますか?

おそらくそれはあり得ないでしょうね。
一度電話してしまったら最後、日夜を問わず電話攻撃がかかってくることは必至でしょう。迷惑メールに加えての電話攻撃。おそらく精神的に追い詰められてしまうでしょう。

そして「入会金」の名目なのか、あるいは「退会」のための手数料なのか、「違約金」なのか…なんらかの名目でお金を要求してくるに違いありません。



結論は 「放ってっておくこと!」

いずれにしても、ワンクリックから出てきた画面への動揺、「何とかしなくては」という焦り、ネット上から個人情報が知れてしまうのではないかという不安、もし放置したらとんでもない請求が来るんじゃないか、家族や職場に知れたら…etc.

そうした「後ろめたさ」・「不安」・「焦り」 の心理を巧みに操って精神的に追い詰め、「4~5万円なら払えない金額じゃないから」…。それが最終的な狙いなのです。

悪徳業者たちは、相手に顔も見られることもなく、現金の受け渡し場所から足がつくリスクもなく、ただネット上に出す1枚の画面と、その後の巧みなメール・電話だけで「ビジネス」をしてるのです。

振り込め詐欺のように一人に数百万円単位の大物を狙うのではなく、ワンクリックした一人から、あわよくば数万円の金を取ろうと、せせら笑いながら獲物がネット上にひっかかるのを待っているのでしょう。

一人当たりせいぜい数万円、「まあ、それぐらないなら払えない額じゃないから」とあきらめそうなお手ごろな金額。もし訴えられて摘発されても、ちゃんとした「入会金」、あるいは「解約」の手数料であるという形を作りながら。
でも少しでも余計な手間暇はかけたくないはずですから、放っておくのが一番、という結論に変わりません。

しかし、そういう悪徳業者が得るお金は、年間100億円を超えるとも言われています。
それだけ引っかかる人がいるということであり、目に見えない不安や後ろめたさがこれだけある、ということです。

悪徳商売に悪知恵を授けているプロの弁護士がいたり、サイト画面の作成やメールの文面などのマニュアルや研修もあるとか…!?

まったく、その頭脳と知恵と手間を、もっと他のことに使ったら、と思うのですが…


<参考> メールアドレス・迷惑メール

メルアドが知られてしまうと、個人情報が抜き取られる?

ところで、こうした「迷惑メール」(←心当たりがある場合は「迷惑」とは思わず、むしろ救済の「道しるべ」のように感じてしまうこともある)に、こちらのメルアドを知られてしまったら、個人名・住所・年齢・銀行の口座番号…といった個人情報がどんどん流出してしまうんじゃないか…?

そんな漠然とした不安を感じてしまうのも、ネット社会の特徴かもしれませんね。

そもそもYahooやGoogleのメールアドレス、あるいは携帯のアドレスを設定するときに、どこまで個人情報を入れてますか?
フェイスブックでは氏名を本名で出すのが原則ですが、詳しい住所・年齢をはじめとする「個人情報」、とくに銀行の口座番号なんかをデータとして入れている人はいませんよね。
私は、サイト上に自分で入力した情報は、知られてもさほど問題ないと思っています(←ちょっとは警戒心を強めた方が良いかな?)

むしろ、「銀行の顧客名簿や病院の患者情報などが流出した」なんてことがたまにニュースで出ますが、あれこそ銀行の口座番号をはじめバリバリの個人情報が満載なのです。

メールアドレスから個人が特定されたり、個人情報を得ることも全く不可能とは言えないかもしれません。よく刑事ドラマでは、携帯のアドレスからあっという間に個人を特定しますから…(笑)

しかし、よほどの凶悪犯罪の組織を突き止めるなどの重大事案ならともかく、個人情報までたどりつくにはそれなりの時間・手間・費用もかかるはず。

たかだか「18歳以上ですか?」に「はい」とクリックする人(←それこそ1日におびただし件数あるはず)に数万円を要求するのに、そんな手間暇をかけていたらコストパフォーマンスが悪すぎます。
「まず、放っておいて問題ない」と私は思います。

もし会社のパソコンであれば「どの会社のどのパソコンから発信されてるか?」ぐらいはすぐに判明してしまうので要注意ですが、「メルアドが知られてしまうと、個人情報が抜き取られる?」というのは都市伝説だとも…

この方の記事もご参考まで…
http://www.yukawanet.com/archives/4174127.html


迷惑メール対策

アドレスの実在を知った悪徳業者は、たとえこちらが「着信拒否」してもほかのアカウントをたくさん持っていますから、他のアカウントから自動的に昼夜を問わず送信してきます。「迷惑メール」を自動的に振り分けてもらえる機能は必須です。

ネット上に登録しておくメールアドレスは、できれば携帯アドレスではなくYahooやGoogleなど、「迷惑メール」への自動振り分けができるアドレスに設定しておくとよいでしょう。

日々昼夜を問わずおびただしい迷惑メールが携帯に来たら、それこそメルアドを変更するしかないでしょう。じつは私も、「間違いメール」を装ってきたメールにうっかり返信してしまったことで、メルアドを変更する羽目になった苦い経験がありますが、登録してある全員にアドレス変更のお知らせを送るのは大変でした!

あと、迷惑メールは決して開封しないこと

会社のイントラネットなどでは、送信したメールを相手が開封して読んだかどうかが表示される機能のあるものもありますがYahooやGoogleの一般のメールでは、相手がいつ開封したかは分かりません。

でも、悪徳業者からのメールは、いくつもあるアカウントから自動的にメールを送り続けたり、こちらがそれをいつ開封したかが分かってsまうなど、かなりのハイテクのようです。とにかく迷惑メールは決して開けないで無視し続ける、これしかありません。

あと、身を守ることはもちろんですが、「撃退」にはこちらもご参考まで。

迷惑メール相談センター
http://www.dekyo.or.jp/soudan/ihan/

●迷惑メールをそのままここに転送すると効果があるようです。
meiwaku@dekyo.or.jp


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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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