リハーモナイズ(2) 簡単な曲を違う色彩で

~リハーモナイズ~

讃美歌からクリスマスソングへ

12月ですから「きよしこの夜」をちょっとお洒落にリハーモナイズしてみましょう。
もとの讃美歌109番はin B♭(変ロ長調)ですが、わかりやすく1音上げてハ長調で。

メロディの下に黒えんぴつで書いたC,G,Fが、いわゆるⅠ・Ⅳ・Ⅴの基本形です。
その下に赤えんぴつで書いたのが、いわゆるリハーモナイズ(違う響きで味わう)です。

きよしこの夜 

ずっと基本の「ドミソ」が連続しているところをC→D→E→Dとちょっと動かしてみたり、3度下のAmの暗い響きを混ぜてみてもいいかもしれません。またⅤ(=G)のところでDm7にしてみたり…

基本形ではⅠ→Ⅴ→Ⅰだったところを、Ⅰ→Ⅵ→Ⅱ→Ⅴ→Ⅰと回してみたり(循環コード)、途中に先ほどのディミニッシュを挿入してみたり…

DmやAmでも、三和音の真ん中の音を半音上げればマイナーからメジャーの明るい響きに変わりますから、ちょっと明るくしてみたり暗くしてみたり…

いままで3色だけで塗り分けていた世界が、7色の絵の具を使って描けるようになったように感じませんか?

調理の味付けに例えるなら、今までは塩・味噌・醤油の3種類だけで味つけしていたものが、ケチャップ・マヨネーズ・ソース、さらに金山寺味噌やコチュジャンも加えて7種類の味つけが可能になったようなもの!

こんな美味しい味を知らないで生きてたなんて、人生半分以上損してませんか!?

これら7色の絵の具、7つの調味料を、どういう場面でどういう使い方をしたらよいのか…私もまだこういう訓練を始めてから1年もたってませんから、焦らずにじっくりといろいろ試しながらわかっていけばいいなと思っていますが、この半年ほどの間に私が学んだ中でよく登場するのが…

1(ドミソ)→5(ソシレ)→1(ドミソ)とコードが進むところで、1(C)→6(Am)→2(Dm)→5(G7)→1(C)という循環コードに置き換えてみるという方法です。

あるいは、1(C)からAmに行かずにC♯dimを経由してDへ、あるいはCからCaug(ドミソ♯)という増3和音を経由してへ、といった移行のための和音を使うこともできます。

高度に熟成したジャズサウンドとまではいかないまでも、讃美歌がちょっとお洒落なクリスマスソングには変身できます。

同じ讃美歌の312番「いつくしみ深き」でも。こちらはもとの讃美歌のとおり inF で記します。Ⅰ(ファラド)、Ⅳ(シ♭レファ)、Ⅴ(ドミソ)です。
いつくしみ深き
 

先ほどの「きよしこの夜」と同様、黒えんぴつが基本のⅠ,Ⅳ,Ⅴのコードで、下の赤えんぴつがリハーモナイズ。明るいドミソ(C)ではなくあえてCm(ドミ♭ソ)を使ったりしています。

「1→5→1」となる箇所を「1→6→2→5→1」に置き換えたり(小さく書いてあります)、
さらに緑のボールペンで示したように、代理(裏)コードを使ったり、半音階で降りてきたり…というのもお洒落な響きになります。

とくにこれを必ず使わなくてはいけないというものでもなく、いろんな場面でいろいろやってみて、合いそうな場面と合わない場面があるのをなんとなく分かってくればしめたものですね。 



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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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