ガラパゴスの住人を絶滅させないで!

世の中の流れは、スマホのようだ。
データ量は多い、多機能、画像がきれい、通信費が安い…etc.
ショップへ行ってもスマホへの切り替えを奨められる。

だが、私は今のところ断固としてガラパゴス携帯派だ!

しょせん携帯は携帯、そこにパソコン並みの多機能はいらない。
出先でちょっと電話に出る、簡単なメールを打つ、写メを撮って送る、EZナビでちょっと何か調べる…その程度の使用で十分なのだ。
大型のスマホは片手の親指だけで操作するのが難しい。落とす危険もある。多機能過ぎて使いづらい。



職場でも最近、各部署に支給されていた携帯電話がこの春一斉にスマホに切り替えられた。会社側からの一方的な通達で有無を言わさず変えられてしまった。 現場からは使いづらい、不便だ、ガラ携の方がよかった、といった声が多く噴出している。

スタジオや舞台で仕事をしながら、大道具の搬出入など離れた所とちょっと電話で確認をするのに、片手で操作できるガラ携が良かった。

電話で話す、短い文章をメールで送る、写メを送って確認してもらう…その程度の使用目的しかないのに、スマホなんて無用の長物だ! 使いづらい!
スマホの大きな画面をこすってタッチするのは片手ではやりづらい。落とす危険もある。またうっかり違うところをタッチするとまったく関係ない画面に切り替わってしまって扱いづらい。

しかもスマホは電波が弱い。建物の奥、とくにスタジオ内でちょっと連絡したい時にdocomoやAuのガラ携なら問題なくつながるのに、スマホだと途切れる…etc.



私はブログを書くのも、学校のレポートを書くのも、もっぱらメインはパソコンである。まとまった文章を打つのにキイボードに勝るものはない。携帯アドレスしかお知らせしてない人にメールするのに、パソコンで打って自分の携帯に送り、それを転送することもある。
また調べものをするにもパソコンの方が画面が大きくて見やすい。メインはあくまでパソコンなのだ。

出先で使う携帯にそこまでの多機能は求めない。携帯は小型でシンプルな方がいい。
電話・メール(画像添付も含む)・ブログやフェイスブックの簡単なチェックを出先でちょっとチェックする程度なら今のガラ携で充分なのだ。

もっとも、若い人の中には家にパソコンを置かず、もっぱらスマホですべてをやる人も増えているだろう。 時代の進歩とともに小型で多機能なものを便利だと感じる人がいてもいい。

しかし私のように、メインはパソコンで、携帯は最低限の機能があれば十分で、むしろ片手で操作しやすいシンプルな方がいいと感じている「ガラパゴスの住民」も少なからずいるのだ。
すべてを主流であるスマホに統一しようという流れではなく、選択肢としてガラ携も残してほしい。



鉄道模型屋のおやじさんが以前「豊かさってなんだろう?」と言っていた。
「いろんな定義ができるが、ひとつは選択肢の幅が広いってことじゃないか?」と。

模型の世界でいうなら、高級モデルを高いお金を出して買ってそれで幸せを感じる人がいてもいい。でも真鍮版を自分で切って100円・200円の部品を使って工夫して作り上げることに喜びを感じる人もいる。
そのためには、真鍮板や真鍮線、ドリルや糸鋸といった工具・材料が手に入る模型屋さんがなくてはならないが、そういう店はどんどんなくなってしまった。
また、今メーカーから出ている機関車のキットは、実に細かいところまで精巧にできているが、値段も高く、組み立てて完成するものはもう決まってしまっている。それにしかならない。
昔のキットのように、安価で素材中心の、どう加工して何に仕上げてもいいようなキットがなくなってしまい、模型工作の面白みは半減してしまった。

中学生・高校生でも、技量に合わせて模型づくりができる。熟年層は高級モデルを買ってもいいだろうし、腕によりをかけてシンプルなキットから精巧な自分だけのモデルを作り上げてもいい。
とにかくそういう選択肢の幅が広くあることが、ある意味「豊かさ」なんじゃないか?

そういう意味で今の模型界を見ると、選択肢の幅がどんどん狭められてしまっている、と。



「ガラパゴス携帯」という名前のとおり、日本の携帯は世界の流れとは完全に隔絶された環境の中で独自の進化を遂げてきたものらしい。
だが、少なくともここまで普及した以上、その便利さに慣れている人たちも少なからからずいるのである。

流れが決まると世の中すべてそれ1本になってしまって、主流でないものが一掃されてしまったり、通信費などが異様に高く設定されたり、「だったらスマホにしなさいよ」と半ば強制して全員を主流に乗せようとするのはやめていただきたい!

もし、どうしても技術的な問題として近い将来スマホに統一されるのであれば、これまでのガラ携愛用者にも使いやすい、小型で片手で操作できる「ガラ携型のスマホ」もぜひ作っていただきたい。





プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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