「コミュニケーション = 気持ちのキャッチボール」

この「コミュニケーション」というカテゴリの最初に、コミュニケーションとは単にその場限りのお喋りだけでなく、お互いの違いを理解し認め合うこと、離れた相手の気持ちを思うこと、伝えたいと思う気持ち、表現する力…といった広い意味をもつ、という内容のことを書きました。

それから2年あまり、本当にそのことを痛感することが多いように思います。


時間のたつのは早い!

じつはきのう(12月26日)、年賀状を印刷しました!例年大晦日~元旦に年賀状づくりをしている私にしては早い時期です!
年賀状を出す相手は、ブログやフェイスブックにあまりご縁のないご無沙汰している方たち。職場の今いる部署の人など新年早々に会える人には出さないので、出すのはもっぱらかつて仕事で知り合った方・遠隔地の知人・古くからの恩人・親戚関係・音楽関係の仲間たち…毎年若干の変動はありますが、ここ十年以上100~120枚ぐらいで推移しています。

年賀状だけでつながっている方、「今年こそどこかで一献交わしましょう」と毎年書き続けている方たち…etc. 去年の年賀状を見ながら住所を打ち込んでいると、本当に1年は早いな、とつくづく思います。

昨年ようやく「筆ぐるめ」なるソフトを使って住所録をつくったんですが、今年になってパソコンの基盤が壊れてデータを全て失い、今年また打ち込み直しました。
でも今は郵便番号を下4ケタまで入力すると市町村名とその下の町名まで自動的に出してくれるので、番地・部屋番号だけを手入力すればどんどん入ってくれてアイウエオ順に並んでくれます。本当に便利な時代ですね。

でもこの作業、パソコンが復活してからずっと、年末のこんな時期になる前にここ数年分の年賀状をもう一度見直して漏れのない住所録を作っておこうと何度思ったことか…
さらに前の話をすれば、こんな便利なソフトがない頃から、なんど住所録を整理しようと思い続けてきたことか…

私自身、本当にいい加減な人間であります。それを前提に、私自身への戒めもこめて、私が常々思ってきたことを綴ります。


そこそこのタイミングで

別に義務のないこと、とくに「宿題」「ノルマ」として課されているわけでもないことは、やらなくても誰からも責められません。でも、「そのうちやろう」では本当にあっという間に数日がすぎ、季節が移ろい、1年が過ぎていきます。もし本気でやろうと思ったら「いつ実行するか」が問われます。

それも自分のためにやっておいた方が良いことならばともかく、相手のあること、つまり「コミュニケーション」に絡むことには、たとえ期限は定められていなくても「そこそこのタイミングで打ち返す」ことが大切です。

たとえば、頂いたものへのお礼や感想はどうでしょうか?

本をいただいても、仕事が詰まっている時にはじっくり読んでる暇はありません。
どこかのお土産をいただいても、あるいは手作りの料理やお菓子をいただいても、お腹がいっぱいの時は食べられませんね。

でも、ちょっと時間ができた時、食べられる別腹ができた時には味わってみて、「おいしかった」なり「どうだった」なりの感想を! 相手はそれを待っているのです。それが人の気持ちですね。

もしあなたが誰かのことを思ってお知らせした情報、その人の口に合うかなと思ってわざわざ差し上げた場合を考えてみてください。

その場ですぐに言われる「ありがとう」や笑顔・態度ももちろん大切ですが、少し時間をおいて「おいしかった」とか「どうだった」という感想(反応)をいただけたら嬉しくないですか?
催促がましくは言いづらいけど、相手がどう受け止めてくれたのか、投げかけた方はそれとなく待っているものだと思います。投げかけられた球をそのまま放置するのはキャッチボールのマナーに反します。
仕事やグループ活動の連絡はもちろん、個人的な「人としての気持ち」はもっと大切だと思っています。 相手の気持ちを思いやれるかどうか、気持ちが通じるかどうか?それがコミュニケーションなのです。 



作家の阿川佐和子さんが「聞く力」という本を出されてベストセラーになりました。人の話を引き出す、相手がつい本音を語りたくなる、「聞き上手」になる秘訣を気取らずに書かれていて、20代~40代の女性にも人気があるそうですね。その背景には、コミュニケーションの大切さについて皆さん関心をもっていることが伺えます。

でも、私はこのブログでくり返し書いてきたように、話す・聞くというコミュニケーションは、決して会っているその場での会話・言葉の表現の問題だけではないと思うのです。相手の気持ちを受け取り、相手に何かを伝えようと投げかけ、さらに投げかけられたものに対して何らかの打ち返しをする…といった会話のキャッチボールがあってこそ人間関係は築かれていくのです。

その場かぎりの会話は楽しくても、会ってるその場での「ありがとう」や「すごいですね」はあっても、それをちゃんと受け止めて持ち帰り、「見ておきます」「考えておきます」「調べて回答します」と言ったことを、そこそこのタイミングでちゃんと相手に返す、という基本的なコミュニケーションができない方が多くなったように思います。
ちょっと離れるとコンタクトが途切れる、せっかく投げかけたことへの打ち返しがなかなかない…これはある意味「コミュニケーション力の低下」のひとつの現れだと私は思っています。
 
友達レベルではなく、業者さんに連絡・相談し、その場で即答はできなくても、「調べておきます」「連絡します」と言っておきながら、一向に連絡がない。やっと連絡がとれたと思うと「なんでしょうか?」ときょとんとされたり…。
私はメールなりFAXなり、打ち合わせた内容はちゃんと残すようにしていますが、そんな対策をいちいち取らなくてはいけないのでしょうか?
本当に最近、コミュニケーションのごくごく初歩的なスタート地点からつまづいてしまうケースが非常に多いように思います。


期限のないタイミング

仕事(=給料をいただく前提)にからめて、入館証の申請を出す、終わった仕事の伝票は早く上げる、月内の請求書は○日までに提出する…といった諸々のことに必ず期限はあります。「現場の仕事が忙しくてつい…」は皆さん同じです。各部署ごとにまとめたものが本社の経理へ行き処理される。そのために期限は守ってもらわないと組織全体の業務に支障が出ます。なのに、期日を過ぎても「まだ出してない人は大至急!」みたいな通知が日常的に何度も何度も繰り返されないとできない人がいますね。

まして、そういうノルマのないことは、よほど自分でしっかりと管理していないとズルズルと時間だけが過ぎてしまいます。
「そこそのタイミング」…その目安は、私はだいたい一週間ぐらいではないかと思っています。

職場の定例会議でも、大学のゼミでも、音楽などのサークル活動でも、だいたい毎週決まった曜日に同じメンバーが顔を合わせます。「その日のうちに帰ってすぐ」は無理でも、忙しくてほかにも優先順位の高いことがあっても、1週間のうちにはどこかで時間がつくれるはず。また、前からの流れを忘れてしまわない、熱が冷め切らない、ほどほどにいい時間だと思います。

1週間のうちには海外出張が入ってしまう人もいるでしょうし、本人か家族が病気で倒れることだって起こりえます。
でも、「~~があって忙しかったのでできませんでした」では先に進めず、せっかく同じメンバーで顔を合わせる意味がありません。

たとえば音楽活動の場合、個人練習をしっかりしないと弾けないような難しいところはできてなくても仕方ない。「本番までにはなんとか頑張ります」でもいいと私は思います。
でも、合奏にあたって最低限必要なことはあるでしょう。たとえば最低限の譜読みはして曲の全体像を捕まえておく、自分が出るべき場所は分かる、ぐらいのことは、楽譜を配られたら初回の練習までにやっておくべきです。
連日仕事で帰りが遅くなり、家で楽器の音を出す時間がまったくなかったとしても、CDで音楽を聴き、通勤電車・昼休み・寝る前などに楽譜を眺めておくことはできます。

1週間という時間があったのに何もしないで「できませんでした」はあり得ません。
人間の集中力はせいぜい40分~1時間です。どんなにハードな仕事、締切のある仕事に追われていても、1週間まるまる休憩時間もないということは絶対あり得ません。

忙しい人ほど時間のやりくりは上手です。全てを完璧に仕上げることはできなくても、ちょっとした時間を見つけて、「まず見てみる」「できる限りやってみる」をやろうとするかどうか…?
まして、何か問いかけられたことへの返事を返すことは大切。数行メールならトイレ休憩や移動の車内でも打てるはずです。
「忙しかったからできなかった」ではなく、「本気でやろうと思ったかどうか」なんです。



年末は人生の節目にも似ています。1日1日が過ぎていく早さ、やらなければならないことが走馬灯のように出てきます。でも決して焦ることはありません。1日1日の長さは全ての人に平等なのです。

人の気持ち、せっかく人にいただいたこと、投げかけられたことを今いちど見つめて、いい年越しを迎えたいものですね。


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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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