鍛冶屋の音

今は「鍛冶屋さん」なんて街で見かけることはあまりないでしょうね。

鉄を真っ赤に焼いて、トンテンカン、トンテンカン…
刀鍛冶職人、馬の蹄鉄を打って装蹄するところなど、特殊な場所でしかその音を聴くことはないでしょう。

オーケストラの打楽器として「鍛冶屋さん」の音が出てくる曲があるんです。

いまあるオーケストラで取り組んでいる曲「アンヴィルコーラス」。
ヴェルディの歌劇「イル・トロヴァトーレ」の第二幕の頭で、朝日を浴びながら仕事に精を出す鍛冶屋さんのコーラスが出てくるのです。

ほかに鍛冶屋さんの音が出てくる曲といえば…

♪「鍛冶屋のポルカ
  ヨーゼフ=シュトラウス(ヨハン=シュトラウスの弟)作曲

♪「森の鍛冶屋
  ミヒャエりス作曲
 (小学校1~2年のレコード鑑賞で聴いてますが、鍛冶屋の音が入っていたかどうか…?「森の水車」に比べると知名度も低いようです)

ぐらいしか思い浮かびません。


“らしい音”を探して…

ヨハン=シュトラウスの「シャンペン・ポルカ」にはシャンペンの栓を抜く「ポン!」という音が出てきます。
おそらくその曲1曲の何発かのためだけに、ピストンを押し出して空気銃の原理で大きなコルク栓を抜く、限りなく“おもちゃ”のようなものが“楽器”として売られているんです(笑)。

鍛冶屋の“楽器”も、おそらくプロのオーケストラなら自前で持っているでしょうし、打楽器専門店に相談すれば何かあるでしょう。

でもめったに演奏しない曲のために何万円も出してわざわざ買うつもりは正直ありません。またプロのオケにお願いしてわざわざ借りに行くのもなんだか悔しい…

はい、かくして打楽器奏者は、身の周りにあるものを色々叩いて音を探し、自分でなんとかしてしまおうとする習性が身についていくのです(笑)!

鍛冶屋の音

これは2週間ほど前に近所の馬事公苑へ行って、事情を話して装蹄所で分けていただいた本物の蹄鉄です。
高低差のある2つの音を出すために、ひとつはかなりすり減ったものを選んできました…

ただ、前に「オペラの世界へ」の導入記事でご紹介したインテリアのように、木の板に打ち付けて叩いても「カチ!」という鈍い音しかしません。棺桶を叩くような音で、これじゃ「ゾンビルコーラス」になってしまいます。

馬の蹄(ひづめ)からずれないようにエラのように平たく曲げたところが左右2か所あるタイプなら、そこだけ木にうまく埋め込んでやれば本体は中空に浮いてそれらしく響いてくれるか?…と思ったのですが、ダメでした。やってみないと分からないものですね。

大きなカナトコかレールの上にでも乗っけて叩けばいいのでしょうが、持ち運ぶのが重い!

♪ ♪ ♪

リーサルウェポン(最終兵器)ならぬ、まだまだ実験・試行段階の「リハーサルウエポン」ですが、あえて固定せずにこんな形にひっかけて真上から叩くと、一応それらしい音にはなっているのではないかと…!

自宅で叩いてみるとかなり大きな音で、本日オケの練習に持参して担当の人に叩いて頂いたらそれらしい音には聴こえましたが、3月の本番では合唱も加わって3000席を超える大きなホールで演奏しなくてはならず、より大きめのハンマー2本を使って叩いてみるなど、さらに大きな音を出せるための工夫が必要か…?

ぺちゃんこな足板(転倒防止)を左右2枚つけてますが、その下に角材でもかませて上げ、まな板(←じつは建築材の端切)全体を少し浮かせてみたら少しは響きが増すか…??

どなたかいいアイディアがあったらお寄せください!!

プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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