デイホーム日誌(6) 脳が喜ぶ歌の会 第4回

4月15日(土) 

東京の桜も満開を過ぎました。
月の第三土曜日「脳が喜ぶ歌の会」4回目。世田谷のデイホーム野沢です。

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先週、雨上がりの月と夜桜、近くの緑道には菜の花…
今回は♪「おぼろ月夜」でスタートしようと決めました。

朧月夜イメージ1 朧月夜イメージ2
 


響きの色変わりを感じる

さて、今日の「脳が喜ぶ」テーマは、ちょっと難しいことにチャレンジしてみました。

ボードに書いた
  ラ→レ→ソ→ド→ファ→シ→ミ→ラ

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すべて5度下へ、5度下へ…と移っていきます。
「ラ」…ラソファミ…「レ」…レドシラ…「ソ」…と、はじめはゆっくり「階段」の音も一緒にピアノで弾きながら何回か歌っていただきます。

少し慣れてきたら階段部分の「ラソファミ」を入れる代わりに、基本の和音の上に「7」や「メジャー7」の隠し味を加えて…
ピアノで、Am・A7→Dm・Dm7→G・G7…とコードを響かせます。

ちょっと難しいかなと思ったんですが、さすがは歌好きな皆さん、いとも簡単にできていました。
これでベースとなる美味しいソースの出来上がり!
この上にメロディをトッピングします!

まずは…♪「枯葉」、フランシスレイの♪「白い恋人たち」、ペトロ&カプリシャスの♪「別れの朝」、竹内まりあの♪「駅」、来生たかおの♪「グッバイデイ」、韓国ドラマ♪「冬のソナタ」のテーマ…etc.

7色に変化して、8回目で元の響きに帰ってくる「7色の散歩道」。
この上に乗っかる曲はけっこう多いんです。

何回も繰り返していると、次の5度下の響きへ、なんとなく引っ張られて誘導されるような感覚がもてるようになります。 「5度の引力」ですね。

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↓ 私の手元ノートをちらっと公開

響きの色変わり20170415 ★クリックすると大きな画像でご覧になれます


◆クラシックから映画音楽、そして昭和の歌謡曲へ

響きの移ろいにからめてもうひとつ。
クラシックの名曲のコード進行(=響きの色変わり)が、じつは映画音楽や歌謡曲にも非常によく似た曲があるというお話し。

今日ご紹介したのは、ショパンのバラード1番

「戦場のピアニスト」という映画でもテーマとして使われました。最近では一昨年のフィギュアスケートで羽生結弦選手がフリーの演技で使った曲ですね。

その冒頭からさわり程度(ピアノ譜で1ページ分)弾いたあと、メインの響きの移ろいを見てみると…

Gm → Adim → D7 → Gm → A7 → D7 → Gm


映画音楽♪「黒いオルフェ」♪「夜霧のしのび逢い」などと非常によく似ています。



◆音楽はジャンルを超えて!

「私は歌・カラオケが大好きだけど、クラシックはちょっと…」とおっしゃる方もいれば、逆に「私はクラシックをやってきたんで、カラオケ・演歌はちょっと…」とおっしゃる方もいます。もったいないですね。

思うに、映画音楽はせいぜい2時間ほどの間に「男女の出会いと別れ」や「人生」が濃縮されて詰まっていますね。そこには色彩豊かなクラシック音楽の影響を受けた音楽が用いられることが多いように思います。

クラシック、映画音楽、ジャズ、歌謡曲…、いい音楽ははジャンルを超えていますね。


~休憩・ティータイム~


ここで、みなさんにクイズを出しました。

ショパンのバラードや映画音楽の響きの移り変わりにとてもよく似た、ある昭和の歌謡曲があるんですが、さてこの曲はなんでしょう?

ちょっと夜のムードで、響きの上でバラード風に右手を自由に遊ばせて…

♪「ウナセラディ東京」というザ・ピーナッツの名曲。

いまから約150年前にショパンが書いた「バラード」と、それからおよそ100年後(=今から50年ほど前)の映画音楽、さらに日本の昭和の歌謡曲がなぜこうも似ているのでしょうか…?


じつは私の生まれた1957年(昭和32年)という年に、テレビの本放送が始まっています。
当時のテレビはすべて「生」放送。今ほどスタジオもありませんし、番組制作が間に合わず、1日のうちで放送をやってない時間帯もありました。

「その時間帯にも何か流そうじゃないか」ということで、外国の映画がTVに変換されて放送されることも多かったように思います。
外国の映画が入ってくるということは、音楽も入ってきますね。それまでの日本の歌にはなかったような響きの変化に富んだ音楽がお茶の間に届くようになったのです。

そこで焦ったのが、日本の作曲家たちだった…はずです(たぶん)。
外国の曲、クラシックやジャズの曲にそのまま日本語の歌詞を付けた曲(例、ジョコンダ「時の踊り」→ザ・ピーナッツ「レモンのキッス」など)もありますが、オリジナルの曲でも映画音楽などの影響を大きく受けたものもあります。
ザ・ピーナッツの曲をたくさん書いた宮川泰さんもその一人だったのではないでしょうか?

戦後、とくに昭和30~40年代の歌謡曲全盛期には、恋心を歌った「大人のムード歌謡」が花開きます。
そこには色彩豊かな響きをもった、クラシックや映画音楽、外国のポップスなどさまざまなジャンルの音楽が融合していったのです。


◆昭和の歌謡曲

ティータイムの後は、いつものように昭和の懐かしい歌謡曲から。
まず、先ほどクイズに出した♪ウナセラディ東京(1964年 ザ・ピーナッツ)

1964(昭和39)年にヒットした名曲ですが、じつはその前年に「東京たそがれ」というタイトルで作られてるんです。あまり人気が出なかったようですが、イタリアのカンツォーネの女王・ミルバが来日したコンサートで、この曲を日本語で歌ってくださったそうで、「あの曲はなに?」「いい曲だな」…となり、宮川さんが少し手を加えて「ウナ・セラディ=ある一夜の物語」という意味の題名にしたところヒットした…とか。

前奏なしでいきなり歌い出すバージョンも多いのですが、昭和48年の「紅白歌合戦」では宮川泰さんご自身がタクトをとり、フルオーケストラにハープ5台を並べたちょっとゴージャスなアレンジのものがありましたので、ちょっとそのイメージを真似してみました。

次に、2月にお邪魔した時に何人かの方に希望の曲をお聞きしましたが、やはり人気の高かった裕次郎の歌から、♪ブランデーグラス(1977年 石原裕次郎)


こちらも私の手元ノートを公開!

ウナセラディ東京 ブランデーグラス
★クリックすると大きな画面になります


毎回新たにやる曲は、このように作曲・作詞・歌手、つくられた年、そして歌詞を横書きで打ったものを印刷してデイホームに事前にお渡しし、みなさんにコピー配布していただきます。
私は専用ノートに縮小したものを貼り込み、高さ(キイ)決め、コードを書き込んでおきます。
基本的に楽譜は書かずに、これでやってます。それでもなるべくオリジナルに近いイントロ・間奏・エンディングを心がけてます。

大人ムードの、短調で色彩豊かな曲が2曲続いたので、終わりは明るい曲で。
海外では「すきやきソング」として親しまれている…

♪上を向いて歩こう(1963年 坂本九)


最後は、私の歌会でのラストテーマとして定着しつつある…

♪見上げてごらん夜の星を(1963年 坂本九)


きょうのプログラム、考えてみれば「おぼろ月夜」に始まって、すべて「夜」に関係する歌ばかりでしたね。



職員の方から、「もう一曲なにかアンコールを」と言われてので…

国民的な映画・「男はつらいよ」の歌詞シートをお渡ししてみなさんにコピー配布していただきました。
寅さんが大好きというその職員の方に最初と最後の台詞ナレーションを入れていただくようお願いして…

いきなり振られたその職員の方も、寅さんがけっこうお気に入りのようなので、また時々やりましょう!

次回、5月20日(土)には、友人のケーナ奏者をお迎えします。
彼のオリジナル曲の中に、東日本大震災のチャリティでもよく歌われている「広い河の岸辺」という素敵な曲があり、デイホームの皆さんにも覚えていただけたらと思っています。

デイホーム日誌(5) 脳が喜ぶ歌の会

3月18日(土)

毎月、第三土曜日にデイホーム野沢にボランティアでお邪魔している「脳が喜ぶ歌の会」も、昨年12月から3回目となりました。

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土曜日に来所され、私の会に何度か参加されている方から「楽しみにしてます」とお声をかけていただけるようになりました。

きょう前半は「春」にちなんだ曲として、♪「花」(春のうららの隅田川…)、♪「早春賦」(大正12年、中田章作曲)、♪「知床旅情」(昭和62年、森繁久彌:作詞・作曲)の3曲。

このうち「早春賦」と「知床旅情」の歌い出しは、上昇する音の並びがまったく同じ!
ここに注目して、きょうの「脳が喜ぶ」テーマ「音程」について。


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◆歌は脳をフル回転させる

前回もお話ししましたが、脳の血流は、本の「黙読」・「音読」、「計算」よりもはるかに「歌う」ことで脳全体に及びます。

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メロディを聞いて「あ、この曲知ってる!」と分かるだけでもすごいことですが、そのメロディに合わせて正しい高さで声を出そうとする、先の歌詞が出てくる、歌詞(ことば)からイメージが膨らみ、メロディと言葉の両面から感情がわいてくる…脳はフル回転するのです。

◆「音程」

一般に「音の高さ」の意味で使われることも多いですが、音楽理論的には「音と音との幅・距離」を言います(→②)。でも、ここは音楽教室ではありませんので(笑)、楽譜(おたまじゃくし)は使わずに「音の階段」で音と音との距離を感じていただきました。

3度・4度・5度・6度…と、音の広がりが大きくなる感覚を味わっていただき、まずは出だしの部分だけをドレミで歌っていただきました。

そして5度を超えると、より跳躍感が増します。ちなみに6度(=ド~ラ)で始まる曲にはどんな曲があるでしょうか? 
♪「初恋」、「川の流れのように」、「見上げてごらん夜の星を」…etc. 
日常から外に一歩踏み出して跳躍するような…そんなイメージの曲が多くないでしょうか?

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そして、高い音に移るとき、どんなイメージを持つでしょうか?
ホースから出る水を高く飛ばすのにホースの口を絞める方法もありますが、あんな感じで喉を絞めて高い声を出そうとするのではなく、むしろ蛇口をいっぱいに開けて水量を多くする…そんなイメージで、広い音程(=高い音への跳躍)を感じていただきながら発声すると気持ち良いですね。

♪「早春賦」は中田章さん(=中田喜直さんの父)による大正12年の作品。今日いらしてた中に大正11年生まれの方(=93歳)の方がいらっしゃり「懐かしかった」と言われました。

♪「知床旅情」を同じ高さ(キイ)でやると終わりの方で「レ」まで出てきてしまうので、ひとつ下げて「in B♭」でやりました。加藤登紀子さんの歌と同じキイです。

男性でも女性でも「最高音=ド(もしくはレ)まで」をひとつの目安にするとよいことが、きょうの発声練習でもあらためて確認できました。

→ 歌いやすいキイでたどる昭和の歌

歌詞2

お茶タイムをはさんで、後半は…


◆昭和の歌謡曲から


♪「恋の町札幌」は、札幌で冬のオリンピックが開催された1972年の作品です。
2月にいただいたリクエストで案外多かったのは石原裕次郎の曲。

♪「高校3年生」
まさに卒業の季節の歌ですね。

♪「兄弟船」
先月(2月)、またしても昭和の偉人がひとり旅立たれました。作曲家の船村徹さんを偲んで…

そしてラストは、私の歌会のテーマ曲
♪「見上げてごらん夜の星を」

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歌詞1


皆さん歌は大好きで、私も第三土曜日が楽しみです。次回は4月15日(土)です。
そしてその次・5月20日(土)には友人のケーナ奏者をお迎えしようと思っています。


デイホーム日誌(4) 「別れの夜明け」…リクエストにお応えして!

3月9日(木)

仕事が早く終わり、明るいうちに帰宅できたので、月1・土曜日にボランティア講師・ピアノでお邪魔しているデイホーム野沢を訪ねました。

じつは前回、お茶タイムにリクエストをいただいてた曲があったのです。

そのおばあちゃま(=O.Mさん)は93歳!
歌が大好きで、石原裕次郎の「別れの夜明け」(デュエット曲)を私にリクエストくださり、お茶タイムにさびの部分を何度も口ずさんでおられました。

石原裕次郎の曲といえば♪「ブランデーグラス」「恋の町札幌」「時間(とき)よお前は」「赤いハンカチ」「夜霧よ今夜もありがとう」…などの名曲の数々、デュエット曲としては♪「銀座の恋の物語」が有名ですが、この「別れの夜明け」を私は知らなかったので、さっそくYouTubeで検索し、八代亜紀さんとデュエットしている音源から耳コピしておきました(3月1日)。

♪別れの夜明け・楽譜20170309
♪別れの夜明け20170309

これを次回、3月18日(土)に加えようと思っていたのですが…


突然のお別れ…

なんとそのO.M さん、18日を待たずして(←3日前)に、ご家族とともに足立区へ引越してしまわれるとの情報が…!
しかも、ご家族は引っ越すことを本人に告げておられず、デイホームの最後のお別れ会もないとのこと。

18日(土)の会では、春にちなんだ曲を題材に「脳の喜ぶ歌」のお話し、そして昭和の歌謡曲(×数曲)で構成。せっかく耳コピしてコードも探したけど、この曲は皆さんあまりご存じないので「お蔵入り」か…?

しかし、O.M さんにはこの曲をプレゼントしたい!
せめて歌詞コード譜をお渡ししておけば、引っ越した先でもデイホームに通われて、そこでピアノかギターを弾ける人がいてくれたら…と、コピーを届けたのです。コピーを職員にお渡ししておくだけのつもりで…


予定外のミニ歌会!

きょうもO.M さんはいらしてて、「他の皆さんも歌が大好きなので、夕方の送り第一便が出た後の小レクの時間に1曲やってもらえませんか?」と、職員の方から急に振られ、入所者の人数分コピーして配ってくださったのです!

まさか今日「歌会」になるとは思ってもいませんでしたが、ちょうどエレキピアノもセッティングされていたので、この1曲だけやらせていただきました。

お陰様で、O.M さんのお顔も見られ、「お別れ」としてではなく、「ちょっとサプライズでお届けに来ましたよ~!」という流れでプレゼントできました!

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じつは、先週3月3日(金)にも「打合せ」でお邪魔したところ、ちょうど「ひな祭り」のイベントをやっていて、「たのしいひなまつり」の他、次回に向けて考えていた春の歌から何曲か、流れと勢いで「歌会」になったんです!
簡単なコードで追いましたが、まったくの無伴奏よりは多少お役に立てた…かな?

まさに現場ではこういう予想外のことにも対応できないと…と実感します。

きょうの「別れの夜明け」は、ご存じない方も多かったので、はじめにメロディラインをゆっくり弾いて歌詞を追ってもらったあと、3番まで演奏。
リクエストくださったO.M さんも、こちらを見て「Goo!」を出してくださってました。

とりあえず、気持ちはお伝えすることができました!
どうか、いつまでもお元気で!


デイホーム日誌(3)

2月25日(土)

きょうボランティアで訪問したデイホームで、87歳のお誕生日を迎えられたお婆さまがいらっしゃいましたので、急きょ♪「ハッピーバースデイ」の伴奏も…

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スタッフさんからの急な要請だったので、とりあえず最高音が「ド」で収まるinFで無難にやりました。
モーツァルト風・ジャズ風・グレンミラー風・ゴスペル風…いろんなバージョンも覚えておきたいですね。



今日は書道と折り紙のコーナーもあり、こちらは脳の健康にいい手遊び歌と、♪「見上げてごらん夜の星を」前半の手話(←昨年12月の講習で覚えたばかりです)をお伝えしました。

大正生まれの93歳の方も歌が大好きで、おやつタイムに歓談しながら、来月の「歌会」(=3月18日・土)に向けての希望の曲もお伺いすることができました。
何人かの方からリクエストをお聞きしたところ、石原裕次郎さんの曲にかなり人気があるようですね!

♪「別れの夜明け」、「恋の街札幌」、「ブランデーグラス」…etc.

あと「春」にちなんだ曲として…

♪「早春賦」(中田章)、「花」(♪春のうららの 隅田川~)、「知床旅情」、「北国の春」…etc.

3週間後の土曜日はすぐに巡ってきますので、さっそく構成を考えてみます。

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※先ごろ亡くなられた船村徹さん、「別れの一本杉」~「兄弟船」などの名曲を生み出した昭和の偉大な作曲家がまたひとり旅立たれました。先日NHKの「歌謡ステージ」でも紹介していたような名曲を次回やろうかな…と思ってたのですが、曲目が増えすぎてしまいそうです。嬉しい悲鳴!

デイホーム日誌(2) 脳が喜ぶ歌の会 2017.1.21

1月21日(土)

昨年12月に続いて、デイホーム野沢での「歌会」ボランティアに行ってきました。

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今回は「脳が喜ぶ歌の会」と題して、音楽と脳に関するお話し(前半20分)、お茶・休憩タイムをはさんで「冬」にちなんだ日本の歌曲を数曲、キイボードで伴奏させていただきました。

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「脳トレ」「あなたの脳年齢は?」といったキイワードがよく聞かれるようになって久しいです。若い人の間でも「脳の健康」に関心が高まっていることの表れではないでしょうか?

2020年には、65歳以上の5人にひとり、500万人を超える人が認知症になる危険があるともいわれています。
認知症に限らず若い人でも、同じような行動パターンの毎日を過ごしていると、いつ何があったか、先週の〇曜日に何を食べたか、日常業務でこれを出したのはいつだったか…といった記憶はあいまいになります。脳は必要のない情報は忘れていくという性質をもっているからです。それは決して異常なことではありません。でも、日々の生活の中で忘れていくようなことだけやっているとしたら、せっかくある脳のうち限られたほんの一部しか使っていないことになります。もったいないですね。

では音楽をやると脳はどうなるのか…?


音楽・歌は脳のすべてを使う

音楽を聴くだけでも脳は活性化されます。
「ドラーララーラシ♭ド~」というメロディを聴いて「あ、この曲知ってる!」と思う。なぜでしょう? 
音の高さ・長さの組み合わせで「見上げてごらん夜の星を」だと分かり、歌詞が口をついてできてきます。不思議ですね。

若いころ大好きだった曲を聴くと「懐かしい」と思い、その当時の記憶がよみがえってくる…
その人にとって特別な曲=パーソナルソングというのが、記憶を呼び覚ます鍵となり、施設でまったく口を利かなかった人が突然昔の思い出を語りだす…そんな奇跡が本当に起こるのです。
→ パーソナルソング

さらに、歌うという行為によって、呼吸を整え、発声し、音楽(伴奏)聞いて同じ音程の音を出し、リズムに乗り、歌詞(ことば)の意味を理解し、次の歌詞を引き出し…脳のあらゆる部分を使います。

下の画像を見てください。光トポグラフィという装置によって脳の血流を測定すると、安静時には真っ白だった脳の血流が、黙読や音読といった読書によって、また計算することによって、脳の一部に血流が起こっていることが分かります(青よりも赤い部分がより血流が活発になっている)。

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右下の「歌う」では、脳全体が真っ赤になっています。つまり脳全体に血流が活発になっていることを示しています。

なにかをしながら音楽を聴くことはできます。よほど集中したい時にあらゆる音が邪魔になることもありますが、勉強しながら、模型を作りながら、FMで音楽を聴くことはできます。勉強にはすべての脳を使っていないんですね(笑)

でも、音楽をやっているとき(=歌ってるとき、なにか楽器を演奏しているとき、ある音楽を集中して聴いているとき)に、まったく違う音楽を脇で聴きながらできますか?
無理でしょう。つまり音楽に取り組んでいる時は、脳のすべてをフルに使っているということです。

そこできょうの一つ目のキイワード
  ★ 音楽・歌は脳のすべてを使う → 脳が喜ぶ


◆手遊び歌

きのうは東京でも雪がちらつきました。
そこで、きょうは「雪やこんこん」の1番を歌いながら、

  *右手はげんこつでテーブルをとんとん
  *左手は手のひらでテーブルをすりすり

左右同時に動かし、曲の途中で(フレーズごとに)何回か、右手と左手を逆に!
職員スタッフさんにもご一緒にやっていただきました。

げんこつを上からたたく動きと、手のひらを前後に擦る動き…曲の1フレーズごとに左右を入れ替えるのですが、左右一緒に上下に動いてしまったり、げんこつですりすりしてしまったり…案外難しいのです。
とくにテーブルに手を触れないで空中でやると、テーブルに触れる感覚がなくなるのでいっそう難しくなります。


手や口の周辺には、感覚神経も運動神経もたくさん集中しています。
これはペンフィールドのマップと呼ばれるもの。脳からの運動神経が全身の部位とどうつながっているかを示したものです。手と口の周りが脳の中で占める割合がとても大きいことが分かります。


ペンフィールドのマップ

脳を操作盤(コントロールパネル)に喩えると、手や口の周りを細やかに動かすためのスイッチ類が多くのスペースを占めているわけです。

もしこのマップ上の身体部位をそのまま人の形に置き換えてみると、手と口まわりが異様に大きなこんな姿に…

ペンフィールドのフィギュア

歌うことで口の周りをよく動かし、さらに手の動きも加えることで、脳の広い範囲を使うことになるのです。


歌詞によって表情をつける

いくら脳が喜ぶといっても、まさかカラオケで歌いながら「左右の手を別々に動かす」なんてやりませんよね、ふつう(笑)
せいぜい歌詞の中で「あなたに」とか「私にとって」といった要所に振りを入れるぐらいでしょうか。

でも、手に限らず脳を喜ばせる方法があります。
歌詞の内容に合った顔の表情、発音をする ために、脳からの細やかな指令が出されるのです。

たとえば、きょうの歌の歌詞にもこんな単語が出てきます。

 *「朝日」「かがやく」など、きらきらと明るいイメージのことば
 *「ともしび」「幸せ」「ほほえみ」など、あたたかみのあることば

これらの「ことば」を、気持ちを込めて皆さん一緒に発声していただきました。
気持ちを込めるだけで「ことば」にも表情が豊かに現れるんですね!

そこできょうの2つ目のキイワード
 ★ 音楽を愛する上で最大の敵、それは「無表情」である!

カラオケでも、曲のイントロから歌い出しの雰囲気、歌い込む山場、ひとつひとつの歌詞の意味…そこをちょっと意識するだけで「聴かせる歌」になるのです。

きょう3つ目のキイワードは…
 ★ 脳が喜ぶことをしている人は、まわりの人も幸せ(happy)にする


きょうの歌

正月明けてすでに2週間、いまさら「お正月」ではありませんが、お正月にまつわる曲って案外ないんですね。
「♪もういくつ寝ると~」の「お正月」は、お正月を待ち望む12月の歌ですね。
しかも24日までは街じゅうクリスマス一色ですから、スーパーなどであの曲が流れる賞味期限は1週間しかないんです。
「♪年のはじめの ためしとて…」は「1月1日」、もっと賞味期限が短くてせいぜい3が日。
「たこたこ上がれ~」はありますが「コマの歌」はない…そう案外ないんですよ。

そこで、冬・雪にまつわる曲として歌詞本から選んだのは…

♪スキー…山はしろがね 朝日を浴びて 滑るスキーの…
♪冬景色…さ霧きゆる港江の 船に白き朝の霜…
♪雪の降る街を…雪の降る街を 〃  思い出だけが通り過ぎてゆく
♪冬の夜…ともしび近く衣縫う母は…

そして、私の歌会でのラストテーマ
♪「見上げてごらん夜の星を」


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例によって楽譜は書かず、どんなイントロを入れようかメモ程度におたまじゃくしを書く以外は、横書きの歌詞の下にコード名だけを記入。楽譜なしで演奏することにも慣れてきました。

次回は昭和の歌謡曲を考えています。

デイホームにデビューしました!

12月17日(土)

地元・世田谷のデイホーム野沢での午後の「歌会」にお邪魔しました。

民間のデイホームで、近所のボランティアさんたちが多く参加されていて、折り紙・書道・朗読・フラワーアレンジメント…、音楽系ではハーモニカ・マンドリン・ピアノ…、選択プログラムでは臨床美術・身体や手先を使ったゲームなど、ほぼ毎日午後は何かしらプログラムが充実しています。
入所者の方は常時30数名ほど、月~土曜までほぼ毎日通われています。

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(右) 近所の友人がいらして撮って下さった画像です。


すでにピアノ(電子ピアノ)を使った歌会もありますが、音楽療法の要素は入れてないようです。施設でストックしてこられた歌詞本があり、それを皆さん見ながらカラオケではなく生のピアノを使って歌うイメージです。


私も夏ごろから、時間のあいた土曜日に見学にお邪魔し、施設の責任者ともお話しをさせていただいて来ましたが、今回とりあえず「歌会」の伴奏から入らせていただくことに。

デイホームの歌詞本にある曲の中から10曲ほど選び出しました。
皆さんの好きな美空ひばりさんの曲でスタートして、「冬」「旅」に関係する曲、クリスマスも近いので「きよしこの夜」、そして星空にちなんで「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」で閉めくくり。

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卒業した国立音楽院の教務課の方が見学に来て記録写真を撮って下さいました。学校の冊子にも近々紹介記事が載るそうです。

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楽譜はあえて書かず、歌詞本のコピーにどのキイでやるか、怪しい箇所にコードを書き込む程度でトライ。

「冬・旅」に関する曲は短調の曲がどうしても多くなるので、年代ごとの懐かしい曲、その曲にまつわるエピソードを交えながらコミュニケーションを取りつつ、 「何かに似てない?」というミニコーナーを設けてみました。

(例)
  ♪「北の宿から」 & ショパンのピアノ協奏曲1番冒頭
  ♪「いい日旅立ち」 & カルロス・ロビンの「The Gift」
  ♪ザ・ピーナッツのあの曲この曲…、昭和の歌謡曲が意外な曲に似てる??

やり取りを通じて皆さんが興味を示される曲、懐かしい曲を今後の参考に。
「東京ラプソディ」などかなり懐メロも入れてみました。

また終了後に簡単なアンケートをお願いして、今後歌いたい曲、とくにお聞きしたいのは「特別な思い出のある曲(=パーソナルソング)」。

先ずはみなさんと「音楽を通じた親睦」をはかることからスタートし、段階的に「音楽に合わせた手遊び」や「音楽はあらゆる脳を使う最大の健康法」といった話も…etc.
ゆくゆくは他のプログラム(詩の朗読や身体を使ったテラピーなど)に音楽を交える企画など、模索していけたらと思います。


■昭和の歌

私が生まれた昭和30年代は、テレビ放送が始まり、あっという間に各家庭にテレビが普及した時代です。
当時はほとんどが生放送で、今のようにチャンネル数もなく、スタジオもまだ限られてましたから、1日のうちで放送のない時間もありました。

そんな中、外国の映画が放映され、映像とともに音楽も。「風と共に去りぬ」のタラのテーマや「ティファニーで朝食を」でオードリー・ヘプバーンが歌った「ムーンリバー」、そのほかジャズやグレンミラーなど、それまで日本の音楽にはなかった響きが日本人の耳に届くようになりました。
当時の日本の音楽家たちにとっても刺激的だったに違いありません。外国のメロディーにそっくりそのまま日本語の歌詞をつけた歌や、コード進行のよく似た曲がたくさん生み出されていきました。


私がまだ小学校に上がるころ、土曜日の夜10時から放送されていた「夢で逢いましょう」という番組があり、この番組だけは寝る支度をすべて終えて布団の中で観てよかったので、今もあのテーマ音楽とともに坂本九さんやザ・ピーナッツの歌声は耳に残っています。私にとって「パーソナルソング」かも知れませんね。

今年の七夕の日に、あの番組の構成を手がけ、「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」などの作詞をされた永六輔さんが天に召されました。
また、あの「夢で逢いましょう」を毎週生放送で支えてきた大道具さんたちは私の大先輩で、デイホームの皆さんはほぼその年代のはずです。

そんな想いも込めて…

次回は1月21日(土)です。






音楽レクリエーション指導士(3級)

12月3日(土)

(社)音楽レ,クリエーション指導協会の講習・検定(3級)を受けて来ました。

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よく澄んだ空気の土曜日、朝9時に新宿文化センター入り。
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音楽を「聴く」だけでも脳は活性化され、懐かしい思い出が蘇り、認知症にも驚きの奇跡が起こることはすでに立証されています。

また「歌う」ことで発声・正しい音程やリズムをコントロールし、歌詞(ことば)にするために舌や唇などをフルに使います。そのための神経はすべて脳から発せられます。さらに「手・指・身体を動かす」ことで、脳のほぼすべての領域を刺激してくれます。まさにそれが「音楽の力」

今日の実習で学んだのは、誰でもよく知ってる童謡を題材に、手・指・身体を使っての「遊び」の演出の数々。

音楽を用いたテラピーなどの現場で、明日からすぐに役立つネタの数々。
私も近々デイホームで歌の伴奏をやらせていただきますが、そこでも入れようと思っている「見上げてごらん夜の星を」の手話歌など、とてもありがたい内容がぎっしり詰まった、密度の濃い6時間半でした。

最後の筆記試験、いちおう全問正解だったそうです。

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協会の記録画像より



~音の誕生から、音階・和音へ~

11月1日(火)

またしても音楽寄りのやや専門的な話題ですので、興味のない方はスルーしてください。

楽理(音楽理論=いわゆる「楽典」)をまだきちんと学んだことがないけど、短期間(きわめて限られた時間)で、音程・音階・和音(コード)の基本的な原理について知りたい…

そんな方から相談を受けることも少なくありません。

いきなり理論書を開く前に、中学・高校で音楽の授業でも習ったはずの用語の確認と、よりグローバルに「音」に関する興味をもっていただくためのアウトラインとして、あらためて整理してみました。

音楽を専門とされている方、興味のある方、逆に音楽に関する知識はないけどこんな内容で興味をもてるかどうか…?ご意見をぜひコメント欄にいただけたら幸いです。


地上には音があった

宇宙には…「はじめに光があった」

地球上には「音」があった!(空気や水があって音は伝わる)

 生命が誕生する前から、風は吹き、水は流れ、音があった
 動物も虫も声を発する。人間も、声を発し、ものを使って音を出し…

ドレミ…も、ABC…も、イロハ…も、まだ音に名前もなかった時代から、
誰かが口にしたある高さの声、竹をある長さに切って吹いて出る「ある音」を楽しんでいた。


5度の音程は比率で決まる!…大発見!

紀元前の数学者ピタゴラスが、鍛冶屋の前を通ったとき、2人の打つハンマーの音が美しくハモっていた! そこでハンマーの重さを測った。

音程(=2つの音の間の距離)は「比率」で決まる
ことを発見!

今の科学でいうと、周波数が2:3=5度 ド~ソ、ラ~ミなど「完全5度」

正倉院に残る古代の琵琶、シルクロードを通って日本に伝えられた楽器およびその作り方の文献に、竹を切って、その長さの3分の2の長さの竹を…という図解が出てくる。500~700年代の日本に、すでに「5度の音程」は伝わっていた!

三味線はド・ソ・ド、沖縄の三線もド・ファ・ドまたはド・ソ・ド
3本の弦の上と下を同じ音(オクターブ)に合わせ、真ん中の弦は5度(ソは下のドから5度上、ファは上のドから5度下)で調弦。

イングランドのバグパイプのベース音もドとソ。
5度は人間にとって特別な響きのようです!


◆5度の関係でできた5音階(ペンタトニック)

「ある音」から、2:3の関係(=人間が聴いてきれいに調和して響く)で5度上の音を探し、その音からまたその5度上の音を探し…

まだその当時、音に名前はなかったと思うが、説明の便宜上「ある音=ド」と仮定して…

  ド→ソ→レ→ラ→ミ

今日の弦楽器の調弦と同じ!
 ヴァイオリン…ソ・レ・ラ・ミ、ビオラ・チェロ…ド・ソ・レ・ラ
  コントラバス…ミ・ラ・レ・ソ

★コントラバスはチェロの1オクターブ下に合わせるチューニングもありますが、オーケストラでは一般にミ・ラ・レ・ソ、バイオリンとは逆に5度下(=4度上)に合わせる。「反対の」という意味で「コントラ…」

5音階(=低い順に並べるとド・レ・ミ・ソ・ラ)は、どこを組み合わせて同時に鳴らしても「濁り」がない。
高さをずらせば、5つの黒鍵(=ファ♯・ソ♯・ラ♯・ド♯・レ♯)も5音階(ペンタトニック)。

  →ピアノの右ペダルを踏んで、黒鍵だけを自由に同時に鳴らしてみよう
  →世界にはさまざまな5音階(ペンタトニック)の楽器がある


7音へ

ミ→5度上の「シ」、ドから5度下の「ファ」が加わったことで、今日の「ドレミファソラシド」という白鍵の音が揃った!

しかし、それまでの5音階ではすべての音がどことどこを取っても調和していたが…

★ミ~ファ、シ~ドに「半音」という狭い関係が生じる(不協な響き)
★シ~ファの関係は、完全5度の美しい響きではない(減5度=中世は「悪魔の音程」として避けられ、和声学でも対位法でも禁じ手)


12音へ

シから完全5度上=ファ♯(ファから5度下=シ♭)…ここで黒鍵の世界に入る。
(もちろん当時は鍵盤楽器はまだないので、白鍵と黒鍵、半音と全音という概念もないが)

ファ♯→ド♯→ソ♯→レ♯→ラ♯
(ソ♭→ レ♭→ラ♭→ミ♭→シ♭)…
上と同じ音=「異名同音」

そして、ラ♯(=シ♭)から5度上は「ファ」、その5度上は「ド」
12回目で「元の音」に戻ってきた! …12音の誕生!

   →調性の話、5度時計の話
   →5度だけを基準にすると生じる歪み、純正率と平均律の話


そしていよいよ本題へ…


音階とは?

12のすべての音をただ並べても、音楽としての感情(明るい、暗いなど)は湧かない。

★12の音の中から7つの音を選手として選び出して並べたもの=音階

たとえば、7つの白鍵だけでできる音階
今日では明るい「ハ長調」と暗い「イ短調」=(並行調…後述)

おなじ7音のチームでも、打順が変わるとチーム全体の空気(モード)が変わる
=何の音から始めるかによって、半音(隣同士が他より狭い)のくる位置が変わる

階段の形=その「調べ」の雰囲気(=モード)

中世の6つの教会旋法(チャーチモード)

 ドからはじまるイオニア旋法(=今日の長調)
 レ  〃    ドリア旋法
 ミ  〃    フリギア旋法
 ファ 〃    リディア旋法
 ソ  〃    ミクソリディア旋法
 ラ  〃    エオリア旋法(=今日の短調)   

半音の来る位置(階段の段差が低い場所)が何番目と何番目の音の間に来るか?
「3-4,7-8」=3478、「2-3,5-6」=2356など4桁の数字で表すと…

数値が大きいほど明るく、数値が小さいほど暗く感じる(不思議)!
つまり、全音が続いて後寄りに半音が来ると明るく、早くに半音が来ると暗く感じる。


教会旋法の詳細はともかく…

同じ7音でも、どこから並べるかによって、半音の位置が変わり、階段の形が変わる。
階段の形が変わることで、明るい・暗い、といったモードが変わる 

ということをなんとなく理解していただいたところで…


長調と短調

♪長調=「3~4、7~8」の位置に半音が来ると、明るい長調に
♪短調=「2~3、5~6」の位置に半音が来ると、暗い短調に

何の音からはじめても、この階段の形になっていたら「長調」「短調」になる。
その形にするために、♯・♭(黒鍵)を用いて合わせる

調性=♯・♭の数

★「並行調」…長調の3度下には短調あり!

 同じ調整(♯・♭のつく数が同じ=7つの音の選手は同じメンバー)でできる長調と短調


◆和音(コード)

すべての音ごとに、メジャーコード、マイナーコード、7th、増3和音(オーギュメント)、減3和音(ディミニッシュ)…など、一覧表のようにして覚えようとするよりも…

ある調の7音の組み合わせでできる、7つの和音(だんご3兄弟×7本)を中心に覚えよう!


<ハ長調の場合>
  
7色コード譜



3つの明るい和音(1,4,5)と、3つの暗い和音(2,3,6)、
そしてちょっと変わった7番目のディミニッシュ

和音もこの7人のチームとしてとらえる

★真ん中の音が上に寄ってれば明るい長3和音に、
  真ん中の音を半音さげれば暗い短3和音(マイナーコード)になる
  
★明るい和音の一番上の音を半音上げると、増3和音(オーギュメント)になる

★明るい和音の下の音を半音上げる、または暗い和音の一番上の音を半音下げると減3和音(ディミニッシュ)になる

…といったバリエーションで、ほかの音にも応用して使って行くと実践的に早く覚えられる!

今年の夏のはじめに「音の小部屋 ブレーンストーミング」という記事に書いた内容の骨格を追ったものです。


プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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