活火山?、休火山…?

3月13日(月)

きのうのニュースで、栃木県日光市にある男体山(標高2484m)を「活火山」と認定し、これによって日本の活火山は111になると報じられていました。

従来、男体山の最後の噴火は約14,000年前だとされていましたが、山頂の噴出物の調査により約7,000年前にも噴火があることがわかり、定義に当てはまることから、2017年6月の火山噴火予知連絡会会合において活火山に分類される見込みとなったというのです。

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(2015年正月の日光にて)


ここで私の中では疑問が…

小学校高学年(5年か6年)の時、富士山など大昔には噴火していたが今は活動していない火山、今後また活動する可能性のある火山のことを「休火山」と習いました。

一定の期間噴火していない火山のうち、完全に活動を停止したとみなされるのが「死火山」、また噴火する可能性のあるのが「休火山」、そして「活火山=現在活動している火山」であると。

ところが、きのうのニュースでは、今はまったく活動していなくても、今後また活動する可能性のある火山を「活火山」と呼び、富士山も活火山の中に含まれるとされ、男体山も含めると活火山は111になる、と報じられていました。

そこで、気象庁のページで「活火山の定義」に関するページを見てみると…

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富士山も「活火山」として載っています!

この図を含む元のページはこちら
 → 国土交通省 気象庁HP 知識・解説 「活火山とは」


富士山など、かなり長期にわたって噴火活動していなくても、過去1万年以内に噴火した記録が残っているものはすべて「活火山」と定義されるように変わっていたんですね!
このように定義が改められたのは1960年代とのこと。

あれ?、私は1970年(大阪万博の年)に中学に入学したので、小学校高学年のときは1960年代も終わり近いんですが…(笑)

いまさらながら、正しい定義に修正しておきましょう。


引退したヘリの活用術!

1月24日(火)

室内で飛ばせる小型のラジコンヘリ、だいぶ前にこのブログでもご紹介しました。

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でも悲しいかな、もう飛ぶことはできません。

2段のローター(=反対方向に回転するため、トルクが打ち消される)のうち片方の動きが遅くなってしまって機体が回ってしまうようになり、油を指したりちょこっといじってみたんですがダメ。
さらに、フルパワーにしても浮き上がるだけの力が出なくなり…

小さなモーターなので、もう寿命なのでしょうか?
でも、捨ててしまうのも可哀そうな気がして月日が流れました。



ところで冬は、室内の上の方に暖かい空気がたまりますね。
ラックの上に小さな扇風機を置いて、空気を循環させたい。
太陽電池で昼間充電して回るおもちゃみたいな扇風機でもいいんだけど…と近所の電気屋さんを訪ねてみたんですが、さすがにこの季節に扇風機なんてどこにも売ってませんよね~(笑)

そう、そこでひらめいたんです。
もう飛べなくなったあのラジコンヘリにもう一度活躍の場を!

パソコンのUSB端子から充電し、コントローラーに新しい単三乾電池を入れ、ラックの上の埃をとってから、鉄の定規をスキット(=ヘリコプターの足)に通して動かないようにして、スイッチオン!

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Oh!、けっこう風を起こしてくれます! フル回転させなければ10分ちかく回ってくれます。


♪栄光の日々

職場の購買部で買ってきて、私がまず飛ばしてみた記事が2012年
→ 
室内で飛ばせる簡単ヘリ

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メカ好きの下の娘が家の前で飛ばしたのが翌2013年。
→ 
雨上がりのホバリング

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長崎「軍艦島」

1月10日(火)

㈳日本音楽レクリェーション指導協会の理事長、堀口直子様がこのお正月にアップされた長崎「軍艦島」の現在の画像をシェアさせていただきます。

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「軍艦島」については、NHKでもかなり以前からしばしば取り上げていて、私もその島の名前からして興味をもっていましたが、残念ながらまだこの目で見たことはありませんでした。


★以下、クリックすると大きな画像でご覧になれます
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1970年代、私はまだ中学~高校生でしたが、「あすをひらく」という科学ドキュメント番組(30分)がありました。
身近なテーマを科学的に検証するその番組で、鉄筋コンクリートの建物の寿命について取り上げたことがあったのです。

高度経済成長期にどんどん建てられた鉄筋コンクリートの建物。しかし川砂利が取れなくなって代わりに海の砂を使うようになり、よく洗ってもどうしても塩分が残る。それが鉄筋を錆びさせる、耐久年数はどれぐらいなのか…というお話し。

そこで軍艦島の調査の話に。海に囲まれて常に強い潮風にさらされている軍艦島の建物は、都会でのコンクリートの老朽化を、時間を縮めて観察できる、ということでした。

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★クリックすると大きな画像でご覧になれます

それから40年以上たった現在の軍艦島の姿…

かつて炭鉱でさかえ、学校やショッピングセンターもあり、家族とともに生活の場だった「街」…かつてここに住んだ人は感慨深いものがあるでしょうね。



今から12年前の夏、「長崎被ばく60年メモリアルコンサート」で初めて参加したオーケストラ。
障がいのある方とも「ともに生きる」をテーマとして活動し、その後「音楽の力」「せめて私にできることを」と思うに至った、私にとって原点ともいえるのが長崎の地。

そのコンサートのあと、家族で長崎から船で周遊したことがありますが、そのコースからは軍艦島を見ることはできませんでした。

その軍艦島の今(=このお正月)の画像をFBにアップされていたのが、偶然にも昨年認定試験でお世話になった㈳「日本音楽レクリェーション指導協会」の理事長、堀口直子様でした。

堀口様には快くご了解いただいて画像を拝借しました。ありがとうございます。


<堀口様からの紹介文>

帰省中の元旦に世界遺産の軍艦島に上陸!
明治23年から炭鉱都市として栄えた、人口密度は東京の9倍で世界一の街。最盛期は5200人が住んでいました。大正5年に日本初の鉄筋コンクリートの高層住宅が建設され、幼稚園から小中学校、映画館まであったそうです。
三菱がこの島を買い取り開発が開始されてから40年前に閉山。日本の経済発展の歴史が詰まった軍艦島(端島)、ぜひ、一度足をお運びください。感動します。

軍艦島の名前の由来は、軍艦「土佐」の姿に似ているからだそうです。

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三菱重工業のクレーン上部の、ひし形の三菱マーク。白い部分の面積はテニスコート一面分だそう。
いかに大きいかがわかりますね。こちらでは16万トンの船が作れるようです。



今年最初の天体ショー ~月と金星~

1月2日(月)


風もなく穏やかなお正月を迎えた東京。
きょうも日中は少し雲が広がりましたが、いまは雲ひとつない澄んだ空です。

日没後の南西の空高く輝くのは、三日月と金星です!

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世田谷の自宅屋上より

2

電線にはヒヨドリが…

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タブレットなので、これが限界です!



空が暗くなってきて、月・金星の斜め左上方向(手を伸ばして人差し指1本分)に火星も見えてます!

太陽系の中にいる地球と兄弟のような惑星の見え方については、2012年の3月にやはり月・金星・木星が近い方角に見えていた時に、こんな記事を書いていますのでご参照ください。

→ 月・木・金 ~内惑星・外惑星の見え方~


翌3日(火)の夕刻

1日で月はこれだけ東に動いたんですね。

1月3日 金星と月


人類誕生、自然科学、文明…そして音楽

2016年3月20日(日)

不覚にもインフルエンザB型にかかってしまい、家族と隔離した部屋で過ごすこと3日目。
昼夜を通して寝たり目覚めたりを繰り返していると、漠然と色んな想いが頭を駆け巡ります。

それは論争するような論理的な頭ではなく、きわめて感覚的なものですが、私の中にある価値観から直接発せられるメッセージとなって…

20万年前、300年前…なんの話かお分かりになりますか?
(初校:2014年6月の記事より) 



生命の誕生から人類の出現

・地球誕生…46億年前
・生命誕生… 1億8000万年前(カンブリア紀)
・人類誕生…  20万年前 (クロマニヨン人、ネアンデルタール人)

クロマニヨン人やネアンデルタール人が地上に現れたのは、今からおよそ20万年前といわれています。地球誕生、生命誕生(カンブリア紀)から見たら最近の出来事ですね。

その頃も今と同じように太陽が輝き、夜空には月や星空が見えていたはずです。
でもまだそれらがどういうものなのか、そもそも人間のいる地球はどういう姿なのか、日食や月食はなぜ起こるのか…といったことは何も解っていなかったはずです。


自然科学への目覚め (4~500年前)

・コロンブス(1451~1506 英国)
・レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519 イタリア)
・コペルニクス(1473~1543 ポーランド)
・マゼラン(1480~1521 ポルトガル)
・ニュートン(1642~1727 英国)

地球は丸い、そして天が回っているのではなく地球が回っている、といったことが分かってきたのは、いまからせいぜい4~500年前のことです。

日本では室町時代の末期、信長の時代に大航海によって日本へたどり着いた宣教師らによってそのことが伝えられました。
そしてニュートンは万有引力を発見し、重力加速度もすでに計算していました。

人類が誕生してから20万年という長い長い歴史の中で見れば、かなり新しい出来事ですね。
 
今は小・中学生のうちに、地球・太陽・月の運動、星の誕生からブラックホールまで、およそどういうものかは学んでしまいます。人類の知恵は素晴らしいものです。

でも逆に、古代ギリシャやエジプトや中国の人たちは、そのような基本的な天文学や地学の知識はまったくなかったにも関わらず、太陽や星の動きを正確に観測して「暦」をつくり、ピラミッドや塔の高さを正確に知る「測量技術」をもち、太陽の道筋(=天の赤道)に沿った12の星座を選び出して「占星術」を生み出していたのです。これもまた素晴らしい人類の知恵だとは思いませんか?



そんなことを思いながら、星空から地上へと目を向けてみると、街の明かりがまたたき、自動車や列車が走り、羽田に発着する飛行機の灯りが見えます。これらの元が誕生したのは産業革命以降です。


産業革命 (200~250年前)  

・初の蒸気機関…ワット(スコットランド)1769年
・初の蒸気船(外輪船)…フルトン(米)1807年
・初の蒸気機関車…トビレシック(英)1802年、スティーブンソン 1816年
・電気製品の祖(電球、蓄音機など)…エジソン(米)1847~1931年
・通信…ベル(スコットランド)が電話を発明 1876年
・内燃機関…オットー(独)がガソリンエンジンを開発 1876年
・自動車…ダイムラーが自動車の特許申請 1885年
・飛行機…ライト兄弟(米)が初飛行に成功1903年


自動車産業や鉄鋼を中心とする産業構造は、せいぜいここ200年ほどの間に登場したものだということです。さらに、いま話題の原発は…?


原発(50~60年)

アメリカによるマンハッタン計画で原爆が完成されたのは70年ちょっと前。
戦後、原子力の平和利用に向けて、1957年にアメリカのアイゼンハワー大統領の提唱によって国連内にIAEA(国際原子力機関)が設置されました。日本でも原発が作られるようになったのは 今から50年ほど前からです。

ひとたび電源が絶たれ冷却できない状況に陥ればメルトダウンが起こり、人間の手には負えないものとなる…ということは明らかであるにもかかわらず、国は電力会社ともども原発を再稼働させようとしています。

さらに、憲法解釈を捻じ曲げて、自国防衛のための最小限の範囲であれば、核兵器の保有も憲法違反とはいえない、などというおかしな法解釈も昨年飛び出しました。

聖書の預言によれば、人類は火によって滅ぼされる、とあります。
原子の火は、人類のみならず、地球上のあらゆる生命をも滅亡させてしまう危険なボタンなのです。

人類はいったいどこに向かおうとしているのでしょうか?
人類誕生の歴史を1日に置き換えるならば、日付の変わる直前のわずかの数分のうちに起きたようなものに翻弄され、国益と称する利害、経済の原理で、地球をも滅ぼしかねない愚かな道へと…?



ところで…

音楽の起源は? (紀元前~)

音楽の歴史は、人類誕生からどれぐらいたって始まったのでしょうか?
おそらく石器時代の人たちも、石の板をたたいてリズムを刻んだり歌ったりしていたのではないか、音楽は人類誕生とほぼ同時に存在したのではないかと私は思っています。
 
ただ、いわゆるバロック時代から、今日の「クラシック音楽」と言われるものは、せいぜい300年ぐらいの間に集約して完成したといってよいでしょう。その辺り、囲みで書きますので、興味のある人はざっとご覧ください。

<音楽の歴史、ざっとアラカルト>

地球上にはたくさんの生き物がいる中で、音楽を奏でるのは人間だけでしょうか?
虫たちも羽をこすり合わせたり鳴き袋を振動させたりして音を出します。ハ虫類・両生類・哺乳類の中にも身体のどこかを振動させたり声を発して鳴くものが多くいます。生き物の種類によって鳴き方は決まっていて、音の振動は空気を伝わって仲間たちの聴覚へと伝わり、危険を知らせたり、オスがメスに求愛したり… でもそれらが「音楽」と呼べるものでしょうか?

また、私が子供のころ住んでいた名古屋市内の東山動物園にいた3頭のゴリラが、おもちゃのタイコ・ラッパ・シンバルを「演奏」していました。人間に教わって楽器を見よう見まねで使い、スピーカーから流れる音楽に合わせ鳴らしてはいましたが、自分たちで楽器を作ったわけでも、曲を作ったわけでも、自分たちでテンポやキイを決めたわけでもありません。

おそらく人間が奏でているような「音楽」は、他の生き物たちにはないのではないでしょうか?


音程の発見

数学者として有名なピタゴラス(紀元前582年~ 紀元前496年)がすでに「音の高さは比率で決まる」ということを発見し、5度の音程(ドとソの関係)は2:3の比率で決まることを解明していました!

この完全5度の関係で「ド→ソ→レ→ラ→ミ」という5音階(=ペンタトニック)が生まれました。

弦楽器や管楽器など、今日の楽器のルーツともいえる楽器がどんどん作られ、シルクロードや海を伝わって世界に広まり、それぞれの国・地域・民族ごとに独自の音楽(楽器や音律)を発展させてきました。


神事、祭事としての音楽

音楽は神様が人間にだけ授けてくださった特別のプレゼントとも言えるかもしれません。
古代から人間が音楽を奏でる上でもっとも重要だった場面は、さまざまな儀式、祀り(祭り)、礼拝…といった「神様と接する場面」が圧倒的に多かったはずです。

キリスト教の教会で聖歌が歌われ、グレゴリー聖歌・教会旋法が生み出され、イスラムの世界では独特の節まわしによってコーランが唱えられ、アジアでも神を祀る祭りで楽曲が奏でられ、日本では雅楽が生まれ、仏教の世界でもお経から声明(しょうみょう)が生まれ…

さらに古い記録がどれほど残っているかは不明ですが、おそらく石器時代にもすでに人はものを叩いて音を鳴らす、管状のものを吹いて鳴らす、弦をこすったりはじいたりして音を鳴らす…といったことを日常の中で発見し、道具を作る中で楽器のようなものも作っていたに違いありません。

大陸から日本の各地にかけても、古くは鏡(自分の姿を映す道具であると同時に神聖な神具でもあった)と一緒に銅鐸(どうたく)も出土しています。

そして音楽は、神にささげるためだけではなく、労働するときにただ頑張って力を出すよりも音(おもにリズム)に合わせて皆で力を合わせた方が大きな力を出せる力を持っていたり、人のこころを慰めたり癒す力があったことも知っていったのではないでしょうか。
今日でいう労働歌であったり、音楽療法で再発見されているようなさまざまな「音楽の力」を、われわれの祖先である古代の人たちもすでに知っていたのではないか、と私は考えています。


ルネッサンス~バロックへ (およそ300年前)

ルネッサンス期における教会旋法では、さきほどの5音階に加えて、「ミ」から5度上に「シ」、「ド」より5度下に「ファ」が加わって、今日の白鍵による7音階ができます。
ド~ラまで6つの音をベースとする6つの教会旋法が生まれますが、「ファ」と「シ」の間は完全5度ではないため、「悪魔の音程」として避けられていました。

「シ」から完全5度上の音は、「ファ♯」です。ここで黒鍵が登場します。
そして「ファ♯ → ド♯ → ソ♯ → レ♯ → ラ♯」という5つの黒鍵が加わって12音の世界へ。

12音すべてを5度の関係だけで取っていくと歪みが生じるため、1オクターブを12で均等に割った平均律という音階がバッハの時代に生まれます。

「音楽の父」と言われるバッハの時代に、平均律による12音階が確立し、今日のピアノの原型であるハンマー・クラビーアが作られ、ストラディバリウスによって弦楽器の名器がつくられていったのは、今からちょうど300年ほど前のことです。


花開くクラシック 古典~ロマン派へ

そしてバッハやヘンデルに次いで、ハイドンの時代に交響曲(オーケストラで演奏される曲)がつくられ、モーツァルト、ベートーヴェンといった古典音楽がドイツを中心に展開し、それがブラームスらによってロマン派へと引き継がれ、イタリア、フランス、ロシアなど各地でも同時多発的に、美しい名曲が作られていきます。

ロマン派以降の音楽は、より複雑なコードの流れによって人間の情感をより豊かに表現し、ときに官能的に、こみ上げる想いや美しいものに陶酔するような境地をも描き出しました。

また、ピアノやヴァイオリンなどの楽器が完成に近い形になるにつれ、それらの超絶技巧を競い合うような曲も多く作られました。

リストやラフマニノフ、チャイコフスキーなどによる、ピアノとオーケストラのゴージャスな編成の音楽は、まるで壮大な映画音楽を聞いているようでもあります。

音楽は、かつての宗教的な場面から、より人間の感情移入を誘うものとして、また舞台芸術や映画といったものと合体し、また各地の民族音楽や舞踊とも合体して、より複合的な芸術へと発展していきます。


◆クラシック以外の音楽~ジャズや民族音楽など~

アフリカから労働者としてアメリカに連れてこられた人たち。もともと楽譜を読む訓練をしたわけでも、幼いころから宮廷音楽に親しんできたわけでもない人たちが、遠く連れてこられた異国の地で、心の叫びを音に託し、黒人霊歌という音楽を創り出し、そこからブルースバラードジャズが生み出されていきました。

ジャズ以外にも、さまざまな国の文化や民族と融合し、舞踊や歌とも相まってさまざまな音楽が地球上にあふれています。

もともと楽譜なんて読めない人たちによってつくられた音楽の中にも、バッハやクラシックにも通じる音の法則がちゃんと存在していることの不思議!人間と音楽との本当に不思議な一面を感じずにはいられません。


◆近・現代の新たな試み

さらに、半音を使わない全音階(メシアンの第一旋法)や、ミヨーのように曲中に複数の調性が同時に存在する音楽、あるいはとくにこれといった調性の存在しない音楽など、これまでのクラシック音楽の流れとは違う音楽(音を数値で捕えるような試み)も創り出されてきています。


長~い音楽史を、とんでもないアラカルトでご紹介してしまいましたが、私なりの結論として…

もともと音楽は人類誕生とともにあったのではないかと思われますが、今日われわれの耳に馴染みのある音楽は、バロック以降の300年間ほどの間に集中して完成されたということです。


よく科学の分野で「100匹目のサル」という喩え話があります。
芋を海水で洗って食べたらおいしかった、それが猿の間に広まり、99匹目までは同じ島のサルに伝達されていきますが、100匹目のサルはまったく違う島でたまたま偶然の発見によって芋を洗って食べた、ということが起こるのです。

人類の長い歴史の中では、科学にしても、技術にしても、音楽にしても…同じような発見が違う場所で違う人によってたまたま同時に起こり、一気に発展を遂げる、ということが実際にあるのですね。

人類が地上に誕生してから20万年も経つのに、自然科学は4~500年、産業革命はせいぜい200年、音楽は300年…と、一時期に集中して発展しているのです。



地球は音楽のあふれる星

ところで、まだ見ぬ地球外生命の中にも音楽を奏でる仲間がいると思いますか?
私は個人的には宇宙人は怖くて嫌ですが、音楽を演奏する宇宙人とだったら会ってみたいと思います。
100年後には「宇宙人類学」や「宇宙音楽概論」といった講座もできているかもしれませんね(笑)。
 
「2001年宇宙の旅」のテーマにもなったR.シュトラウスの「ツァラツストラはかく語りき」やホルストの組曲「惑星」あたりを、地球人と宇宙人と合同で演奏し、巨大なスピーカーを使って銀河系に向けて響かせることができたら…

でも、残念ながらそれはできません。月面や火星でのライブもあり得ません。
なぜなら、空気のない宇宙空間では音は伝わりません から…

少なくとも今分かっている範囲で、音楽を演奏する生命体が存在し、音を鳴らして聴くことのできるのは、空気に満たされたこの美しい地球だけなのです。地球だけが音楽に満たされた美しい惑星なのです。
 


アポロ宇宙飛行士の言葉

1969年、アポロ11号が月面に着陸し、2人の宇宙飛行士が人類初めて月面を歩いたとき、母船イーグルに乗務して月の外周を回っていたコリンズ宇宙飛行士が、月の地平線から昇ってくる美しい地球を見て残した言葉です。

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世界の指導者が  はるか上空から自分たちの星を見たら 
彼らの態度も根本から変わるはずだ

何よりも重視している国境は見えないし
言い争いもぱったり聞こえなくなる

地球は 見える姿の通りにならなければならない

資本主義者も共産主義者もない 青と白の姿に
金持ちも貧乏人もいない 青と白の姿に


→ 「宇宙から地球を見たら…」(2016年2月)

争いごとを起こすのも人間の営み、美しい音楽を通じて、悲しみや優しさを分かち合ったり愛をはぐくむのも人間の営みです。

この地球に生きる人類として、目先の経済(=金儲けの原理)や産業(=企業活動)だけに振り回されることなく、また利害の対立からお互いが傷つけ合い殺し合うような過ちを繰り返すことなく、人間が慈愛に満ちた感情を豊かに取戻し、ともに地球にいられる幸せを感じることができたら…


3月1日~ 5年前と同じ曜日まわり!

2016年3月1日(火)


今年は閏年で2月が29日までありました。

そしてカレンダーをめくって3月…
何か気づきませんか?

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11日が金曜日!

5年前、あの東日本大震災が起きた2011年と同じ曜日まわり なんです。

震災からもう5年なんですね。同じ曜日で迎える「その日」には感慨深いものがあります。

あの日の午後、職場で大きな揺れを感じ、テレビ中継に釘づけとなり、地震発生直後から一般の番組はすべて中止となって特別報道に切り替わり、その対応に追われ、夜タイムカードを打って「退勤」したものの、電車は止まっていて渋谷駅も混乱していたので、そのまま職場に待機。次々に入る余震の緊急地震速報を聞きながら一夜を明かしたことを昨日のことのように思い出します。

あれから5年。犠牲になられた方のご冥福を心からお祈り申し上げます。

大臣が視察に回るような場所では「復興はここまで進みました!」と得意げに報じられますが、未だに避難生活を余儀なくされている方、行方不明のままの家族がいらっしゃる方、心の傷が癒えない方たちに、1日も早く平安な生活が訪れることを心からお祈り申し上げます。


心に刻まれる、同じ曜日で迎える「あの日」

震災に限らず、2011年の3月1日以降になにかメモリアルとなる「記念日」のある方は、今年はその日が同じ曜日で巡ってきます。

ところで、同じ日が同じ曜日で巡ってくるのには、ある周期があります。

閏年でないふつうの年は、1年=365日。7で割ると52(週)で1(日)余りますね。
元旦(1月1日)とその年の大晦日(12月31日)は同じ曜日です。そして翌日(=次の年の元旦)は前年よりひとつ曜日が後ろにずれます。

もし閏年がなければ、ある「記念日」が日曜日だったとすると、翌年その日は月曜、翌々年は火曜…とひとつずつ曜日が後ろにずれて行って、7年目に再び同じ日曜日に巡ってくる、はずですね。

でも実際には4年ごとに閏年が入ってくるので、ちょっと複雑になります。
閏年でも1月1日~2月28日までは前年より曜日がひとつ後にずれてスタートしますが、2月29日が割り込むため、3月1日以降は前年より2つ曜日が後ろにずれ、このずれは翌年の2月28日まで続きます。



5年前の2011年は閏年ではなく、その翌2012年が閏年でした。
そこで曜日が2つ後ろにずれ、その後3年は1つずつ曜日がずれ、そして今年がまた閏年で2つ曜日がずれ…合計7つずれて同じ曜日が巡ってきたのです。

閏年がどのタイミングで入って来るかによって4種類のパターンができ、6年後・5年後・6年後・11年後…という周期で同じ曜日まわりが巡ってきます。

なぜ、こういう周期で巡ってくるのか…?
この法則を密かに見つけて「面白い!」と思ったので、5年前(2011年)の12月に、このブログでこんな記事をアップしました。5年後の2016年に同じ曜日で巡ってくることも書いてます。ご興味があったら…

→ 「日付&曜日のランデブー」


ちなみに、「〇〇年の〇月〇日は何曜日?」と聞かれて、過去も未来も瞬時に「〇曜日です」と答える特殊な頭脳の持ち主がまれにいらっしゃいます。もちろん私はその類ではありません!

でも、この万年カレンダーを使えば、瞬時に調べられます。

→ 「あの日は何曜日? 10000年カレンダー」

「お気に入り」(ブックマーク)に入れておけば、子どもの頃の懐かしい思い出の「あの日」が何曜日だったのか、過去・未来のさまざまな「記念日」の検索や、サプライズ企画にも役立つかもしれませんよ。


明け方の空

10月11日(日)

3日ほど前、たまたま早起きして東の空を見たら、下弦の月と明るい星がきれいに見えました。

いま東の空高く一番明るく輝いているのが金星(=明けの明星)。
木星は地球よりも外側の軌道を回っている惑星(外惑星)なので動きはゆっくりですが、金星は2~3か月たつと東の空から姿を消し、やがて日没後の西の空に輝くようになります(=宵の明星)。

FB友達のSara さんが、日の出前の東の空をとても美しく捕えて下さっていたので、こちらで紹介させていただきます。

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<サイトより>
月・金星・木星
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前にも月・木・金がランデブーをしたことがあり、その時書いたブログ記事がこちらです。
内惑星(金星・水星)、外惑星(火星・木星など)の見え方について、簡単に解説してありますのでご参照ください。

→ 
月・木・金
 (2012年3月)

インサイド ヘッド

8月27日(木)

今日は振休、夏休みも終わり近い下の娘(小学4年)と映画を観てきました。


♪「インサイド・ヘッド」

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さすがはディズニー!
喜び・怒り・悲しみ・不安…いろんなキャラクターが脳の中にいて、感情を作り出す。どの感情がコントロール卓を操作するかによって言動が変わる。

色んな記憶の球が貯蓄されていて、特別な思い出の島を作ってる。もう使われることのなくなった古い記憶は処分されていく…
Oh、まさに脳科学!

ミネソタでアイスホッケーをやって育った11歳の女の子がサンフランシスコに引っ越してきて…というお話し。


ストーリーはばらしませんが

同じ記憶の球でも、「喜び」が触ると輝き、「悲しみ」が触ると青くなって悲しい思い出に変わる。
「喜び」を司るキャラクターが指令室からいなくなると、どんどん行動がおかしくなっていき、おふざけの島も、友達の島も、家族の島も崩壊していく。

「怒り」がコントロールを支配すると、相手の言葉に反応して警戒レベル1で様子をうかがい、警戒レベル2で雷発射準備、安全装置が外れ…

脳の働きは平たく言うと、
●感覚神経=身体からの情報を受け取る
●運動神経=身体に動きを命令する
●記憶=過去の出来事や学習したことを貯蔵する

では「喜び」「哀しみ」「怒り」「不安」…といった感情はどこから出て来るのでしょう?

このアニメによると、感情ごとにキャラクターがいて、どの感情が脳をコントロールするかによって変わるようです。

心の持ちようによって同じものでも全く違う見え方をし、まったく違う言動になって出る。
「悲しみ」は一見すべの物事を暗く悲しく考えてしまうマイナス要因にしか見えないけど、場合によっては人の痛みを共感し合う上でなくてはならない大切な存在…

けっこう深くて、大人が見てもいろいろ考えさせられます。


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実際の私たちの脳はどうでしょう?
人間は、自分で感情を創り出したり選ぶことはできません。それはこの映画と同じです。

でも「心」が脳とは別にいて、それが脳をコントロールしているわけではありません。
心理学でいう「心」とは、脳の働きによって作り出される作用。「心」や「感情」だけを単独に創り出すことはできません。

「思う」「考える」という脳の働きも「行動」のひとつ。
「行動」によって「感情」は生まれてくる…それが心理学(ゲシュタルト心理学)の考え方です。

悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しくなる。怖いから逃げるのではなく、逃げるから怖くなる。可笑しいから笑うのではなく、笑うことによって可笑しくなる…etc.
その人の性格(キャラクター)は、ふだんの行動パターンによって形成されていくものではないでしょうか?


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プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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