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ハシビロコウが絶叫マシンに?

ハシビロコウが今なぜかブームに?


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ハシビロコウという鳥をご存じでしょうか?

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アフリカ・ウガンダのビクトリア湖周辺に生息している、体長約1.2メートル、翼長2メートルという大型の鳥です。ペリカンの仲間。

恐そうながらどこか愛嬌のある顔。湿地で獲物の魚が近づいてくるのをひたすら立ったままじっと待つことから「動かない鳥」とも言われ、その姿は以前NHKの「ダーウィンが来た」でも紹介されました。

そのハシビロコウが、いまなぜか静かなブームに?

よみうりランドではこの春から「ハシビロGO」なるアトラクションが人気を集めているようです。
40人乗りの大きな円盤が、回転しながらUの字型のレールの間を行き来する、新しいタイプの絶叫マシン。

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名前の「ハシビロGO」は「ハシビロコウ」をオヤジギャグ風に文字ったんでしょうが、その心は「回るぜ!じっとしてな!!」…それだけ?

ハシビロコウの大きなオブジェが円盤の中央にいますが、乗客は外側を向いて座るんですね。あまり関係なさそうな気も…

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「動かない鳥」と「絶叫マシン」…そのミスマッチやいかに?


◆絶叫マシンは 三半規管を刺激してくれる

ここからちょっと科学的なお話し。

私はあまりジェットコースターやフリーフォールといった絶叫マシンは好みません。子どもと遊園地に行っても、私はどちらかというとご遠慮して待ってるタイプ。

でも、こういう刺激って、平衡感覚を司る内耳三半規管に良い刺激になるんだそうですね。
小さな子が「高い高~い」を喜ぶのも、ブランコ、シーソー、電車などの乗り物を心地よいと感じるのも、この三半規管への刺激を伴うため。

蝸牛(内耳)は、音の振動を聴覚神経に伝える役割だけでなく、平衡感覚を司る三半規管が備わっています。

地球には重力があります。内耳の中に満たされている塩水に重力が作用することによって、身体の平衡感覚を保つ重要な役割があります。いわば重力(G)を感じ取るセンサー。そこに刺激を与えることになるのです。私もたまには絶叫マシンに乗ってみようかな…

詳しくは、こちらの記事をご参照ください。
私が音楽療法を学び始めた2013年の夏ごろの記事。この後半に詳しく書いてます。

→ 「火を灯されるランプ」のつぶやき

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月食のしくみ

2018.2.1

ついこの間 正月明けたと思ったら、もう1か月が過ぎました。

きのう1月31日は、4年ぶりの皆既月食でしたね。
東京では昼間から薄い雲に覆われていましたが、夜の世田谷では幸い雲が切れ、月食がはじまったころから赤い月になるまで、頭上で天体ショーが観られました。

私は近所のライブにお邪魔していて、その間に月食がはじまったのですが、23時ちかくに部屋に戻ったころには赤い月が頭上に観られました。

ただ、ほぼ頭の真上なので、三脚を立てても地面に寝転がらないとファインダーを覗けません。三脚をあきらめ、カメラを電柱に押し付け…ご紹介できるほどのいい写真は撮れませんでした。

もし一部始終を定点観測できていたら、時間の経過とともに黄色い→に沿って、こんな感じに見えたはずです。

地球からの見え方

私がカメラを空に向けていると、通りがかりの人・ご近所さんもスマホで撮影しながら、しばし月食談義に…(笑)

みなさん「月食=月が地球の影に入ること」ということはご存知ですが、月は東→南→西へと動いていくのに、どうして左下からかけ始めるんだろう?…なんて話にも。

たしかに上の連続写真を見ても、月は右上に動いていくのに、なんで左・下から影に入っていくのか、ちょっと不思議ではないでしょうか…?

はい、あらためて月食のしくみについて!


月の公転で月食は起きる

月の公転周期は、その名前のとおりおよそ30日(=1月)ですね。

ただ、地球と月との質量バランスは6対1ですから、地球を中心に月が回っているというより、地球と月が干渉しあってお互いが回っていて、地球と月との距離も常に一定ではないためスーパームーンも起こるわけですが、話がややこしくなるので、ここでは単純に「地球の周りを月が回っている」と考えましょう。

月は地球から見て西から東へとゆっくり動いている(=公転している)のです。
ですから地球が自転して翌日の同じ時刻になっても、月はきのうの場所にはいません。1日に約50分ずつ月の出は遅くなり、太陽との位置関係で満ち欠けも起きます。

月食は、公転している月が、宇宙空間に伸びる地球の影を通過する時に起こります。

月食の仕組み
★サイトでみつけた画像に矢印と文字を加えました

皆既月食の場合、月が欠け始めるのは、地球から見て左・下(または上)方向から始まり、地球の影に入って赤い月になり、ふたたび左・下(または上)から明るさが現れ、明るい満月に戻るまで2~3時間。
ふだん月の公転を実感できませんが、そんなスピードで月は動いているのです。

厳密にいうと、一晩で月が見えている間にも月は動いてますから、太陽との位置関係による月の形(=月齢)も微妙に変化している、ということです。
一晩おいてガラっと化粧直しして違う姿の月が東の空に昇ってくるのではなく、月が見えている一夜のうちにも月の形は少しずつ変化しているのです。


◆月食の見えかた

何年に一度の天体ショーが起きている月も、ふだんの月と同じように東→南→西へと動いていきます。
今回のように、東の空で欠けはじめた月が、赤い月になるころには真南の頭上にいる…この動き(=月の日周運動)は地球の自転によるものです。

月は地球から見て西から東へとゆっくり動いて(=公転して)いて、宇宙空間に伸びる地球の影に月が入り、そこから再び出てくるまでの天体ショーが「月食」であることは上の説明でご理解いただけたでしょう。

しかしその間にも地球は自転しているため、月は東の空から上って南を通って西へと移動していきます(=月の日周運動)。

そもそも地球の影が宇宙空間のどっちに伸びているかなんてふだんあまり意識しないでしょうが、その方向は太陽と真反対にあるはず。
日没後はにあり、しだいにへと移動して真夜中には頭上に、夜更けから明け方にかけては西へ…と移動します。月食はまさにそこで起きているのです。

喩えるなら、遠くの道路を進んでトンネルに入って再び出てくる車を、同じ方向に走る列車から見ているようなもの、といったらお分かりでしょうか…? 
車は左頭からトンネルに入り、左頭から再び姿を現しますが、列車からの車窓では右後方へと流れます。それと同じ原理です。

作図 - コピー
  ★無料イラストを元に作図

月食が何時ごろ始まるかは、月が地球の影を通過するときに日本がどっちを向いているかで決まりますから、当然ながら毎回異なります。

2011年、2014年、そして今回の皆既月食はいずれも、日本時間で比較的早い時間帯からはじまって、皆既となってふたたび明るい満月に戻るまでを観察できましたが、場合によっては日没後にすでに月食の状態で東の空に昇ってくることもありますし、逆に明け方に西の空で月食がはじまり、いよいよ皆既となるころには月は西の地平線へと没してしまう…なんてことも。

今回の月食はアジアおよび南半球のオーストラリアなどでは観られたでしょうが、ヨーロッパやアメリカでは見られませんでした。

ちなみに、月食と反対側で起こる日食もまた、月の公転運動によって起こります。
太陽の前を月が横切るわけです。こちらは月食よりもさらにピンポイントで、皆既となる時間も短いですね。

日食の仕組み
★同じくサイト画像より


月の軌道は、天の黄道(=地球から見える太陽の道筋)とは一致してませんから、満月のたびに月食が、新月のたびに日食はおきません。何年に一度かの天体ショーです。しかも、その天体ショーが起きている時に、日本が月の方を向いていなければ日本では見られません。

単に球体が影に入って出てくる、あるいは光の前を横切るだけの現象、といってしまえばそれまでですが、その原理を知らなかった古代の人たちはさぞ畏れたことでしょう。いや現代でも、心ときめく神聖な現象だと私は思います。

何年か前に、朝8時ごろに部分日食がありました。朝なのに、なぜか不思議なオレンジがかった光に包まれ、近所の犬が何かを感じたのか「ワォ~」と遠吠えしていました。人間も、いくつになっても、自然への畏敬の念は忘れたくないものです。


◆2011年12月の皆既月食

いまから4年前の2014年10月の皆既月食は、ちょうど退勤する頃に月食がはじまり、家に着くころに皆既で赤い月になりましたが、雲が広がってしまいました。

さらにその前の2011年12月の皆既月食は、天気にも恵まれ遅い時刻から始まったので、自宅の屋上に三脚をすえ、毛布と座布団を敷いて、それこそ寝転がってファインダーを下から覗いて撮影しました。その時の画像、よかったらこちらを…
皆既月食 2011


ふたご座流星群

12月13日(水)

久しぶりにこのカテゴリー「身近な科学」での投稿になります。
今年もこの季節がやってきました。ふたご座流星群です。

日本列島は強い寒気団におおわれ、日本海側では各地で大雪が降っていますが、太平洋側では空気が澄んで良く晴れています。
また、月齢がいま24.6、来週18日(月)が新月で、夜空には月もない…まさに流星群を観測するには良い条件が揃っています。
風邪をぶり返さないようにしっかり中にセーターを重ね着して、22時ごろから30分あまり、三脚をすえてカメラを構えてみました。


◆流星群とは

12月に入り、夜8時ごろに東の空を見ると、冬を代表するオリオン座の三つ星がタテに並んでいるのを発見できるようになりました。

ふたご座は、オリオン座のすぐ左脇(北側)にあります。
そのふたご座あたりからたくさんの流れ星が飛散するのが「ふたご座流星群」

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もちろん「ふたご座」そのものから流れ星が出てくるわけではありません。

地球の軌道近くを通る氷の小惑星(彗星など)が、太陽に接近した時に尾を引いて氷粒やチリを飛散させます。地球がその付近を通る時にそれらが大気圏に突入して光る…それが流星群ですね。

サイト1
 (サイト画像より)

1年を通して、しぶんぎ流星群(1月)、みずがめ座流星群(5月)、ペルセウス流星群(8月)、そしてふたご座流星群(12月)などがありますが、ここ何年も、夜空に降り注ぐようなおびただしい数の流星は残念ながら拝めてません。

何年か前にお正月を日光で過ごしたことがあり、家族が寝ている中、部屋のカーテンに身をくるむようにして窓に隙間を開け「しぶんぎ流星群」を狙ったことがありますが、残念ながら観ることはできませんでした。


そして今回…

空気が澄んでいてオリオン座が綺麗です!
え?、暗くてよく見えない?

・シャッター 10分の1
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・シャッター 15秒
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オリオン座よりわずかに北寄り、この辺りが「ふたご座」のはず。

3

運がよければ…と、何度も15秒ずつシャッターを開けて待ちましたが、残念ながら流星は出現してくれませんでした。

代わりに…
羽田を飛び立った飛行機でしょうか、ちょうどオリオン座の三ツ星めがけて飛んできてけっこう綺麗だったので…

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活火山?、休火山…?

3月13日(月)

きのうのニュースで、栃木県日光市にある男体山(標高2484m)を「活火山」と認定し、これによって日本の活火山は111になると報じられていました。

従来、男体山の最後の噴火は約14,000年前だとされていましたが、山頂の噴出物の調査により約7,000年前にも噴火があることがわかり、定義に当てはまることから、2017年6月の火山噴火予知連絡会会合において活火山に分類される見込みとなったというのです。

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(2015年正月の日光にて)


ここで私の中では疑問が…

小学校高学年(5年か6年)の時、富士山など大昔には噴火していたが今は活動していない火山、今後また活動する可能性のある火山のことを「休火山」と習いました。

一定の期間噴火していない火山のうち、完全に活動を停止したとみなされるのが「死火山」、また噴火する可能性のあるのが「休火山」、そして「活火山=現在活動している火山」であると。

ところが、きのうのニュースでは、今はまったく活動していなくても、今後また活動する可能性のある火山を「活火山」と呼び、富士山も活火山の中に含まれるとされ、男体山も含めると活火山は111になる、と報じられていました。

そこで、気象庁のページで「活火山の定義」に関するページを見てみると…

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富士山も「活火山」として載っています!

この図を含む元のページはこちら
 → 国土交通省 気象庁HP 知識・解説 「活火山とは」


富士山など、かなり長期にわたって噴火活動していなくても、過去1万年以内に噴火した記録が残っているものはすべて「活火山」と定義されるように変わっていたんですね!
このように定義が改められたのは1960年代とのこと。

あれ?、私は1970年(大阪万博の年)に中学に入学したので、小学校高学年のときは1960年代も終わり近いんですが…(笑)

いまさらながら、正しい定義に修正しておきましょう。


引退したヘリの活用術!

1月24日(火)

室内で飛ばせる小型のラジコンヘリ、だいぶ前にこのブログでもご紹介しました。

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でも悲しいかな、もう飛ぶことはできません。

2段のローター(=反対方向に回転するため、トルクが打ち消される)のうち片方の動きが遅くなってしまって機体が回ってしまうようになり、油を指したりちょこっといじってみたんですがダメ。
さらに、フルパワーにしても浮き上がるだけの力が出なくなり…

小さなモーターなので、もう寿命なのでしょうか?
でも、捨ててしまうのも可哀そうな気がして月日が流れました。



ところで冬は、室内の上の方に暖かい空気がたまりますね。
ラックの上に小さな扇風機を置いて、空気を循環させたい。
太陽電池で昼間充電して回るおもちゃみたいな扇風機でもいいんだけど…と近所の電気屋さんを訪ねてみたんですが、さすがにこの季節に扇風機なんてどこにも売ってませんよね~(笑)

そう、そこでひらめいたんです。
もう飛べなくなったあのラジコンヘリにもう一度活躍の場を!

パソコンのUSB端子から充電し、コントローラーに新しい単三乾電池を入れ、ラックの上の埃をとってから、鉄の定規をスキット(=ヘリコプターの足)に通して動かないようにして、スイッチオン!

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Oh!、けっこう風を起こしてくれます! フル回転させなければ10分ちかく回ってくれます。


♪栄光の日々

職場の購買部で買ってきて、私がまず飛ばしてみた記事が2012年
→ 
室内で飛ばせる簡単ヘリ

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メカ好きの下の娘が家の前で飛ばしたのが翌2013年。
→ 
雨上がりのホバリング

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長崎「軍艦島」

1月10日(火)

㈳日本音楽レクリェーション指導協会の理事長、堀口直子様がこのお正月にアップされた長崎「軍艦島」の現在の画像をシェアさせていただきます。

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「軍艦島」については、NHKでもかなり以前からしばしば取り上げていて、私もその島の名前からして興味をもっていましたが、残念ながらまだこの目で見たことはありませんでした。


★以下、クリックすると大きな画像でご覧になれます
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1970年代、私はまだ中学~高校生でしたが、「あすをひらく」という科学ドキュメント番組(30分)がありました。
身近なテーマを科学的に検証するその番組で、鉄筋コンクリートの建物の寿命について取り上げたことがあったのです。

高度経済成長期にどんどん建てられた鉄筋コンクリートの建物。しかし川砂利が取れなくなって代わりに海の砂を使うようになり、よく洗ってもどうしても塩分が残る。それが鉄筋を錆びさせる、耐久年数はどれぐらいなのか…というお話し。

そこで軍艦島の調査の話に。海に囲まれて常に強い潮風にさらされている軍艦島の建物は、都会でのコンクリートの老朽化を、時間を縮めて観察できる、ということでした。

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★クリックすると大きな画像でご覧になれます

それから40年以上たった現在の軍艦島の姿…

かつて炭鉱でさかえ、学校やショッピングセンターもあり、家族とともに生活の場だった「街」…かつてここに住んだ人は感慨深いものがあるでしょうね。



今から12年前の夏、「長崎被ばく60年メモリアルコンサート」で初めて参加したオーケストラ。
障がいのある方とも「ともに生きる」をテーマとして活動し、その後「音楽の力」「せめて私にできることを」と思うに至った、私にとって原点ともいえるのが長崎の地。

そのコンサートのあと、家族で長崎から船で周遊したことがありますが、そのコースからは軍艦島を見ることはできませんでした。

その軍艦島の今(=このお正月)の画像をFBにアップされていたのが、偶然にも昨年認定試験でお世話になった㈳「日本音楽レクリェーション指導協会」の理事長、堀口直子様でした。

堀口様には快くご了解いただいて画像を拝借しました。ありがとうございます。


<堀口様からの紹介文>

帰省中の元旦に世界遺産の軍艦島に上陸!
明治23年から炭鉱都市として栄えた、人口密度は東京の9倍で世界一の街。最盛期は5200人が住んでいました。大正5年に日本初の鉄筋コンクリートの高層住宅が建設され、幼稚園から小中学校、映画館まであったそうです。
三菱がこの島を買い取り開発が開始されてから40年前に閉山。日本の経済発展の歴史が詰まった軍艦島(端島)、ぜひ、一度足をお運びください。感動します。

軍艦島の名前の由来は、軍艦「土佐」の姿に似ているからだそうです。

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三菱重工業のクレーン上部の、ひし形の三菱マーク。白い部分の面積はテニスコート一面分だそう。
いかに大きいかがわかりますね。こちらでは16万トンの船が作れるようです。



今年最初の天体ショー ~月と金星~

1月2日(月)


風もなく穏やかなお正月を迎えた東京。
きょうも日中は少し雲が広がりましたが、いまは雲ひとつない澄んだ空です。

日没後の南西の空高く輝くのは、三日月と金星です!

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世田谷の自宅屋上より

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電線にはヒヨドリが…

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タブレットなので、これが限界です!



空が暗くなってきて、月・金星の斜め左上方向(手を伸ばして人差し指1本分)に火星も見えてます!

太陽系の中にいる地球と兄弟のような惑星の見え方については、2012年の3月にやはり月・金星・木星が近い方角に見えていた時に、こんな記事を書いていますのでご参照ください。

→ 月・木・金 ~内惑星・外惑星の見え方~


翌3日(火)の夕刻

1日で月はこれだけ東に動いたんですね。

1月3日 金星と月


人類誕生、自然科学、文明…そして音楽

2016年3月20日(日)

不覚にもインフルエンザB型にかかってしまい、家族と隔離した部屋で過ごすこと3日目。
昼夜を通して寝たり目覚めたりを繰り返していると、漠然と色んな想いが頭を駆け巡ります。

それは論争するような論理的な頭ではなく、きわめて感覚的なものですが、私の中にある価値観から直接発せられるメッセージとなって…

20万年前、300年前…なんの話かお分かりになりますか?
(初校:2014年6月の記事より) 



生命の誕生から人類の出現

・地球誕生…46億年前
・生命誕生… 1億8000万年前(カンブリア紀)
・人類誕生…  20万年前 (クロマニヨン人、ネアンデルタール人)

クロマニヨン人やネアンデルタール人が地上に現れたのは、今からおよそ20万年前といわれています。地球誕生、生命誕生(カンブリア紀)から見たら最近の出来事ですね。

その頃も今と同じように太陽が輝き、夜空には月や星空が見えていたはずです。
でもまだそれらがどういうものなのか、そもそも人間のいる地球はどういう姿なのか、日食や月食はなぜ起こるのか…といったことは何も解っていなかったはずです。


自然科学への目覚め (4~500年前)

・コロンブス(1451~1506 英国)
・レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519 イタリア)
・コペルニクス(1473~1543 ポーランド)
・マゼラン(1480~1521 ポルトガル)
・ニュートン(1642~1727 英国)

地球は丸い、そして天が回っているのではなく地球が回っている、といったことが分かってきたのは、いまからせいぜい4~500年前のことです。

日本では室町時代の末期、信長の時代に大航海によって日本へたどり着いた宣教師らによってそのことが伝えられました。
そしてニュートンは万有引力を発見し、重力加速度もすでに計算していました。

人類が誕生してから20万年という長い長い歴史の中で見れば、かなり新しい出来事ですね。
 
今は小・中学生のうちに、地球・太陽・月の運動、星の誕生からブラックホールまで、およそどういうものかは学んでしまいます。人類の知恵は素晴らしいものです。

でも逆に、古代ギリシャやエジプトや中国の人たちは、そのような基本的な天文学や地学の知識はまったくなかったにも関わらず、太陽や星の動きを正確に観測して「暦」をつくり、ピラミッドや塔の高さを正確に知る「測量技術」をもち、太陽の道筋(=天の赤道)に沿った12の星座を選び出して「占星術」を生み出していたのです。これもまた素晴らしい人類の知恵だとは思いませんか?



そんなことを思いながら、星空から地上へと目を向けてみると、街の明かりがまたたき、自動車や列車が走り、羽田に発着する飛行機の灯りが見えます。これらの元が誕生したのは産業革命以降です。


産業革命 (200~250年前)  

・初の蒸気機関…ワット(スコットランド)1769年
・初の蒸気船(外輪船)…フルトン(米)1807年
・初の蒸気機関車…トビレシック(英)1802年、スティーブンソン 1816年
・電気製品の祖(電球、蓄音機など)…エジソン(米)1847~1931年
・通信…ベル(スコットランド)が電話を発明 1876年
・内燃機関…オットー(独)がガソリンエンジンを開発 1876年
・自動車…ダイムラーが自動車の特許申請 1885年
・飛行機…ライト兄弟(米)が初飛行に成功1903年


自動車産業や鉄鋼を中心とする産業構造は、せいぜいここ200年ほどの間に登場したものだということです。さらに、いま話題の原発は…?


原発(50~60年)

アメリカによるマンハッタン計画で原爆が完成されたのは70年ちょっと前。
戦後、原子力の平和利用に向けて、1957年にアメリカのアイゼンハワー大統領の提唱によって国連内にIAEA(国際原子力機関)が設置されました。日本でも原発が作られるようになったのは 今から50年ほど前からです。

ひとたび電源が絶たれ冷却できない状況に陥ればメルトダウンが起こり、人間の手には負えないものとなる…ということは明らかであるにもかかわらず、国は電力会社ともども原発を再稼働させようとしています。

さらに、憲法解釈を捻じ曲げて、自国防衛のための最小限の範囲であれば、核兵器の保有も憲法違反とはいえない、などというおかしな法解釈も昨年飛び出しました。

聖書の預言によれば、人類は火によって滅ぼされる、とあります。
原子の火は、人類のみならず、地球上のあらゆる生命をも滅亡させてしまう危険なボタンなのです。

人類はいったいどこに向かおうとしているのでしょうか?
人類誕生の歴史を1日に置き換えるならば、日付の変わる直前のわずかの数分のうちに起きたようなものに翻弄され、国益と称する利害、経済の原理で、地球をも滅ぼしかねない愚かな道へと…?



ところで…

音楽の起源は? (紀元前~)

音楽の歴史は、人類誕生からどれぐらいたって始まったのでしょうか?
おそらく石器時代の人たちも、石の板をたたいてリズムを刻んだり歌ったりしていたのではないか、音楽は人類誕生とほぼ同時に存在したのではないかと私は思っています。
 
ただ、いわゆるバロック時代から、今日の「クラシック音楽」と言われるものは、せいぜい300年ぐらいの間に集約して完成したといってよいでしょう。その辺り、囲みで書きますので、興味のある人はざっとご覧ください。

<音楽の歴史、ざっとアラカルト>

地球上にはたくさんの生き物がいる中で、音楽を奏でるのは人間だけでしょうか?
虫たちも羽をこすり合わせたり鳴き袋を振動させたりして音を出します。ハ虫類・両生類・哺乳類の中にも身体のどこかを振動させたり声を発して鳴くものが多くいます。生き物の種類によって鳴き方は決まっていて、音の振動は空気を伝わって仲間たちの聴覚へと伝わり、危険を知らせたり、オスがメスに求愛したり… でもそれらが「音楽」と呼べるものでしょうか?

また、私が子供のころ住んでいた名古屋市内の東山動物園にいた3頭のゴリラが、おもちゃのタイコ・ラッパ・シンバルを「演奏」していました。人間に教わって楽器を見よう見まねで使い、スピーカーから流れる音楽に合わせ鳴らしてはいましたが、自分たちで楽器を作ったわけでも、曲を作ったわけでも、自分たちでテンポやキイを決めたわけでもありません。

おそらく人間が奏でているような「音楽」は、他の生き物たちにはないのではないでしょうか?


音程の発見

数学者として有名なピタゴラス(紀元前582年~ 紀元前496年)がすでに「音の高さは比率で決まる」ということを発見し、5度の音程(ドとソの関係)は2:3の比率で決まることを解明していました!

この完全5度の関係で「ド→ソ→レ→ラ→ミ」という5音階(=ペンタトニック)が生まれました。

弦楽器や管楽器など、今日の楽器のルーツともいえる楽器がどんどん作られ、シルクロードや海を伝わって世界に広まり、それぞれの国・地域・民族ごとに独自の音楽(楽器や音律)を発展させてきました。


神事、祭事としての音楽

音楽は神様が人間にだけ授けてくださった特別のプレゼントとも言えるかもしれません。
古代から人間が音楽を奏でる上でもっとも重要だった場面は、さまざまな儀式、祀り(祭り)、礼拝…といった「神様と接する場面」が圧倒的に多かったはずです。

キリスト教の教会で聖歌が歌われ、グレゴリー聖歌・教会旋法が生み出され、イスラムの世界では独特の節まわしによってコーランが唱えられ、アジアでも神を祀る祭りで楽曲が奏でられ、日本では雅楽が生まれ、仏教の世界でもお経から声明(しょうみょう)が生まれ…

さらに古い記録がどれほど残っているかは不明ですが、おそらく石器時代にもすでに人はものを叩いて音を鳴らす、管状のものを吹いて鳴らす、弦をこすったりはじいたりして音を鳴らす…といったことを日常の中で発見し、道具を作る中で楽器のようなものも作っていたに違いありません。

大陸から日本の各地にかけても、古くは鏡(自分の姿を映す道具であると同時に神聖な神具でもあった)と一緒に銅鐸(どうたく)も出土しています。

そして音楽は、神にささげるためだけではなく、労働するときにただ頑張って力を出すよりも音(おもにリズム)に合わせて皆で力を合わせた方が大きな力を出せる力を持っていたり、人のこころを慰めたり癒す力があったことも知っていったのではないでしょうか。
今日でいう労働歌であったり、音楽療法で再発見されているようなさまざまな「音楽の力」を、われわれの祖先である古代の人たちもすでに知っていたのではないか、と私は考えています。


ルネッサンス~バロックへ (およそ300年前)

ルネッサンス期における教会旋法では、さきほどの5音階に加えて、「ミ」から5度上に「シ」、「ド」より5度下に「ファ」が加わって、今日の白鍵による7音階ができます。
ド~ラまで6つの音をベースとする6つの教会旋法が生まれますが、「ファ」と「シ」の間は完全5度ではないため、「悪魔の音程」として避けられていました。

「シ」から完全5度上の音は、「ファ♯」です。ここで黒鍵が登場します。
そして「ファ♯ → ド♯ → ソ♯ → レ♯ → ラ♯」という5つの黒鍵が加わって12音の世界へ。

12音すべてを5度の関係だけで取っていくと歪みが生じるため、1オクターブを12で均等に割った平均律という音階がバッハの時代に生まれます。

「音楽の父」と言われるバッハの時代に、平均律による12音階が確立し、今日のピアノの原型であるハンマー・クラビーアが作られ、ストラディバリウスによって弦楽器の名器がつくられていったのは、今からちょうど300年ほど前のことです。


花開くクラシック 古典~ロマン派へ

そしてバッハやヘンデルに次いで、ハイドンの時代に交響曲(オーケストラで演奏される曲)がつくられ、モーツァルト、ベートーヴェンといった古典音楽がドイツを中心に展開し、それがブラームスらによってロマン派へと引き継がれ、イタリア、フランス、ロシアなど各地でも同時多発的に、美しい名曲が作られていきます。

ロマン派以降の音楽は、より複雑なコードの流れによって人間の情感をより豊かに表現し、ときに官能的に、こみ上げる想いや美しいものに陶酔するような境地をも描き出しました。

また、ピアノやヴァイオリンなどの楽器が完成に近い形になるにつれ、それらの超絶技巧を競い合うような曲も多く作られました。

リストやラフマニノフ、チャイコフスキーなどによる、ピアノとオーケストラのゴージャスな編成の音楽は、まるで壮大な映画音楽を聞いているようでもあります。

音楽は、かつての宗教的な場面から、より人間の感情移入を誘うものとして、また舞台芸術や映画といったものと合体し、また各地の民族音楽や舞踊とも合体して、より複合的な芸術へと発展していきます。


◆クラシック以外の音楽~ジャズや民族音楽など~

アフリカから労働者としてアメリカに連れてこられた人たち。もともと楽譜を読む訓練をしたわけでも、幼いころから宮廷音楽に親しんできたわけでもない人たちが、遠く連れてこられた異国の地で、心の叫びを音に託し、黒人霊歌という音楽を創り出し、そこからブルースバラードジャズが生み出されていきました。

ジャズ以外にも、さまざまな国の文化や民族と融合し、舞踊や歌とも相まってさまざまな音楽が地球上にあふれています。

もともと楽譜なんて読めない人たちによってつくられた音楽の中にも、バッハやクラシックにも通じる音の法則がちゃんと存在していることの不思議!人間と音楽との本当に不思議な一面を感じずにはいられません。


◆近・現代の新たな試み

さらに、半音を使わない全音階(メシアンの第一旋法)や、ミヨーのように曲中に複数の調性が同時に存在する音楽、あるいはとくにこれといった調性の存在しない音楽など、これまでのクラシック音楽の流れとは違う音楽(音を数値で捕えるような試み)も創り出されてきています。


長~い音楽史を、とんでもないアラカルトでご紹介してしまいましたが、私なりの結論として…

もともと音楽は人類誕生とともにあったのではないかと思われますが、今日われわれの耳に馴染みのある音楽は、バロック以降の300年間ほどの間に集中して完成されたということです。


よく科学の分野で「100匹目のサル」という喩え話があります。
芋を海水で洗って食べたらおいしかった、それが猿の間に広まり、99匹目までは同じ島のサルに伝達されていきますが、100匹目のサルはまったく違う島でたまたま偶然の発見によって芋を洗って食べた、ということが起こるのです。

人類の長い歴史の中では、科学にしても、技術にしても、音楽にしても…同じような発見が違う場所で違う人によってたまたま同時に起こり、一気に発展を遂げる、ということが実際にあるのですね。

人類が地上に誕生してから20万年も経つのに、自然科学は4~500年、産業革命はせいぜい200年、音楽は300年…と、一時期に集中して発展しているのです。



地球は音楽のあふれる星

ところで、まだ見ぬ地球外生命の中にも音楽を奏でる仲間がいると思いますか?
私は個人的には宇宙人は怖くて嫌ですが、音楽を演奏する宇宙人とだったら会ってみたいと思います。
100年後には「宇宙人類学」や「宇宙音楽概論」といった講座もできているかもしれませんね(笑)。
 
「2001年宇宙の旅」のテーマにもなったR.シュトラウスの「ツァラツストラはかく語りき」やホルストの組曲「惑星」あたりを、地球人と宇宙人と合同で演奏し、巨大なスピーカーを使って銀河系に向けて響かせることができたら…

でも、残念ながらそれはできません。月面や火星でのライブもあり得ません。
なぜなら、空気のない宇宙空間では音は伝わりません から…

少なくとも今分かっている範囲で、音楽を演奏する生命体が存在し、音を鳴らして聴くことのできるのは、空気に満たされたこの美しい地球だけなのです。地球だけが音楽に満たされた美しい惑星なのです。
 


アポロ宇宙飛行士の言葉

1969年、アポロ11号が月面に着陸し、2人の宇宙飛行士が人類初めて月面を歩いたとき、母船イーグルに乗務して月の外周を回っていたコリンズ宇宙飛行士が、月の地平線から昇ってくる美しい地球を見て残した言葉です。

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世界の指導者が  はるか上空から自分たちの星を見たら 
彼らの態度も根本から変わるはずだ

何よりも重視している国境は見えないし
言い争いもぱったり聞こえなくなる

地球は 見える姿の通りにならなければならない

資本主義者も共産主義者もない 青と白の姿に
金持ちも貧乏人もいない 青と白の姿に


→ 「宇宙から地球を見たら…」(2016年2月)

争いごとを起こすのも人間の営み、美しい音楽を通じて、悲しみや優しさを分かち合ったり愛をはぐくむのも人間の営みです。

この地球に生きる人類として、目先の経済(=金儲けの原理)や産業(=企業活動)だけに振り回されることなく、また利害の対立からお互いが傷つけ合い殺し合うような過ちを繰り返すことなく、人間が慈愛に満ちた感情を豊かに取戻し、ともに地球にいられる幸せを感じることができたら…


プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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